「さりとて」と「しかるに」。この場合、どっちを使う?
「さりとて」や「しかるに」は、耳にする言葉だけれど、正しく使えている人が意外と少ない言葉でもあります。
では、問題です。
【問題】
「悪くはない。○○○○、良くもない」あなたは、どちらを使いますか?
1.さりとて
2.しかるに
正解は?
1.さりとて
「さりとて」は「そうだからといって」「そうかといって」という意味の言葉です。この場合は「しかるに」を用いるのは、間違いです。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では75%が正解していました(2018年10月14日現在)。
さり‐とて【然りとて】
そうだからといって。そうかといって。
※ ※
「しかるに」は、「それにもかかわらず、それなのに」という意味の接続語で、「汚職に関係した政治家は、立候補などすべきでない。しかるに、みそぎが済んだとは何事か」のように用います。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ