荒木優花さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、創業51年を誇る浅草の老舗洋食店「グリル佐久良(さくら)」のシェフ・荒木優花さん。
看板メニューのビーフシチューをはじめ「どれを食べてもはずれがない」「めちゃめちゃおいしい」と、全国各地から訪れるファンの舌を唸らせる人気店「グリル佐久良」は、もともとは荒木さんの祖父・正和さんと祖母・幸枝さんが夫婦で続けてきたお店。
荒木さんは幼い頃からお店を継ぐことを夢見て、高校卒業後、調理師免許を取得。祖父の元に弟子入りします。
しかし、その後祖父が病に侵され他界。22歳という若さで荒木さんがお店を継ぐことに。現在では、接客を担当する78歳の祖母と共に二人三脚で店を切り盛りしています。
荒木優花さんの「7つのルール」
さて、そんな荒木さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.朝食は味見の後
朝8時に起床し11時半の開店にあわせ仕込みを始める荒木さん。朝食は、味付けに影響が出ないように仕込みの後に食べるのが定番。そのため、11時過ぎに朝食を口にすることも。
■2.料理ができたらノックで合図
開店と同時に一気に舞い込む注文。荒木さんは厨房でそのオーダーに対応し、祖母は料理ができるまでの間お客さんを盛り上げます。そんな2人を繋ぐルールが、料理が完成したらノックで合図をすること。
■3.お客さんに極力姿を見せない
若くしてシェフになった荒木さんには、本人曰く「小娘がつくっていると思われるのが嫌」だからお客さんには極力姿を見せないというこだわりが。
■4.片付けのBGMはミュージカル曲
閉店後、お店を片付け始めるやいなや歌い始める荒木さん。幼い頃母親に連れて行かれたミュージカルにハマり、歌いながら片付けるのが日課に。
■5.休日はできるだけ祖母と離れる
店舗の上で祖母と2人で暮らす荒木さんには、祖母との間に決めているルールが。それは、休日はお互い干渉せず別々に好きなことをして過ごすこと。これが祖母と孫2人で仕事をうまく回していくための秘訣。
■6.寂しさは隅田川にぶつける
1人でやっていくことに孤独や寂しさを感じることもあるという荒木さんが週に1度決まって行くところが隅田川。隅田川沿いを自転車で走ると心が軽くなるという。
■7.祖父の味を変えない
荒木さんがお店を継いで8年経過したいまも、メニューやスタイルは昔のまま。祖父の時代から続くお客さんたちの思い出や客席に溢れる笑顔を守り続けるために「祖父の味を変えない」というのが荒木さんのポリシー。
次回の「7ルール」の放送は、10月2日(火)よる11時~11時30分です。主人公は、全国から依頼が舞い込むメガネ職人・川谷萌さん。
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初出:しごとなでしこ