今日から実践!「冷え」と「低体温」を解消するコツ
体にも肌にも良くない「冷え」。普段から対策を心掛けましょう。「冷え」「低体温」を解消する方法を金沢医科大学総合内科 准教授の赤澤純代先生にうかがいました。
赤澤先生がおすすめするのは、体内で熱を効率よく作り出すための筋トレと湯舟に浸かること。
「筋肉の7割は下半身に集中しているので、スクワットなどで下半身を鍛えると効率がよいでしょう。そして、夜は湯舟に浸かり、ゆっくり温まりましょう。
お湯でからだを温めると血流がよくなるばかりか、お湯の熱を血液が受け取り全身に流してくれるので、芯から体があたたまります。また水圧によるポンプ効果でさらに血流が促進され、毛細血管のゴースト化も防ぐことができます」
ちゃんと湯舟に浸かってる?
忙しいときほど、ついシャワーで済ましてしまいがち。しかし、赤澤先生によると「シャワーが睡眠障害につながってしまう」とのこと。
「ストレスや不調を抱えている人、忙しい人、冷えに悩んでいる人ほど、たいがいシャワーのみ。しかし、シャワーでは身体を温めたり血流を改善することができないばかりか、寝る前のからだが冷えていると睡眠障害につながります。
人は体温がストンと下がるときに眠りにつくのですが、体温が低いとこれ以上は下がらず、冷えで眠れない、ということが起きるのです。」
シャワーは、短時間で済んで楽! でも、体が冷えて体調にも肌にも、そして睡眠にも良くありません。早く済ましたい気持ちはあっても、なるべく湯舟に浸かって体を温めることが健康と美肌を保つことにつながるのかも。
初出:しごとなでしこ
教えてくれたのは…赤澤純代医師
金沢医科大学総合内科 准教授、金沢医科大学病院 集学的医療部 女性総合医療センター 副センター長。1992年金沢医科大学卒、94年~東京大学第三内科研究医として活動。母校の循環器内科助手を経て2002年に石川県初の女性外来を開設。
石川県との連携事業、金沢医科大学と金沢市の提携事業など女性が幸せになると家族が元気になると信じ活動を推進。日本抗加齢医学会理事、脳心臓抗加齢医学研究会評議員、日本女医会理事、石川県女性医師支援センターコーディネーター。