トイレ独特のニオイを消し去ろう! 普段目を向けないところを要チェック
毎回きちんとトイレ掃除をしていても、臭いがなかなか消えないことありますよね。その臭いで嫌な思いをしている人も多いはず。
ということで、今回は掃除コンサルタントの上原好志子さんにトイレ掃除の仕方を教えていただきます。
■注目すべきは、「壁」「掃除ブラシ」「便器と床のつなぎ目」
「まず、チェックしていただきたいのが、便器周辺の『壁』。飛び散った尿やニオイが染みついた壁の汚れは、気付いていない方が最も多い場所のひとつで、汚れの上に埃がのって、さらに汚れが重なってしまいます。
他にも、掃除ブラシにこびりついた汚れ、隙間や凹凸があって掃除しにくい便器と床のつなぎ目も、普段なかなか目が行き届かない、アンモニア臭などが蓄積しているポイント。ニオイの発生源となる『見えない汚れ』を取り除きます」(上原さん)
■トイレ壁の掃除方法
1.酸性の洗剤を、ふきんにスプレーして拭く(もし、壁に直接スプレーする場合は、床に近い下の方から噴射すると、液だれ防止になります)。
2.凹凸のある壁紙は、ブラシ等で汚れを掻き出してから、拭き掃除をする。
■ポイント
✔︎隙間がある「床と便器のつなぎ目」や「便座のつなぎ目」は、汚れが蓄積しやすい
✔︎「トイレブラシ」や「サニタリーボックス」の汚れも悪臭の発生源になりやすい。
✔︎便器の中よりも、床や腰から下の部分を重点的に掃除する。
■トイレ掃除の便利グッズ
掃除は、便利グッズを上手に活用することで楽になります。上原さんのおすすめは4アイテム。
1.ペットボトル
トイレブラシの汚れ、ニオイは、空の2Lペットボトルの上部をカットし、酸素系漂白剤を入れて漂白。そのまま捨てられて便利です。
2.サンドペーパー
洗面ボールの黒ずみに活用します。
3.ペット用おそうじシート
便器周辺の汚れ・ニオイは、大判で厚みがあり、アンモニア臭対策にもなる「ペット用おそうじシート」がおすすめ。
4.マスキングテープ
便器と床のつなぎ目汚れ防止は、マスキングテープを予め貼り、汚れたら剥がす。
トイレ掃除は、どうしても便器中心になりがちですが、壁やブラシの掃除もお忘れなく!
初出:しごとなでしこ
教えてくれたのは…日本清掃収納協会認定講師 掃除コンサルタント “そうじの女王”こと 上原好志子さん
家業の清掃関連事業を継いだ後、2000年セルケア・リサーチ有限責任事業組合設立。2008年清掃代行「アップフィールド」に在籍。自治体など公的機関の清掃講座の講師を務め、清掃で起業を目指す後継者育成も手がける。
取り扱った掃除現場3,000件以上。お客様の「もうひとりの家族」として女性目線を生かし清潔で居心地よく整頓された快適空間を作るお手伝いと、豊富な経験から得た掃除のコツを伝える。
日本清掃収納協会 認定講師、日本清掃収納協会 片付け収納マイスター、日本清掃収納協会 清掃マイスター、一般社団法人 生前整理アドバイザー認定講師、WET特殊環境浄化媒技能士・調理師免許