【目次】
・【胃痛】下痢、吐き気、発熱、頭痛など、他の症状もあるときは要注意!
・【胃痛】と思いきや妊娠していた!ということも
・【胃痛】食事は無理に食べない! コンビニで買うなら液体から
【胃痛】下痢、吐き気、発熱、頭痛など、他の症状もあるときは要注意!
胃が痛い上に、発熱していたり、下痢や嘔吐、吐き気もあるという場合は、ただの胃の不調ではないことも多くあります。
ウイルスや細菌が入ったことで急性胃腸炎を起こしている可能性もありますし、虫垂炎(盲腸)、すい炎など胃の疾患以外の症状のこともあります。
胃痛に加え、熱が出ていたり、嘔吐や下痢もしている場合、自己判断で市販薬を飲んだりせずに必ず早めに受診しましょう。
黒っぽかったりタール状の便が出る場合も胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの恐れがありますので、やはり早めの受診をおすすめします。
【胃痛】と思いきや妊娠していた! ということも
食事をすると胃の辺りが痛くなったり、ムカムカして吐き気がするからと病院へ行き、診察を受けた結果、妊娠が分かったということも。
特に、月経周期が不規則な人や月経が遅れている人は、自己判断で胃薬を飲んだりせずに早めに受診しましょう。
その際は、月経周期や最終月経を医師に伝えられるようにしておくとスムーズです。
【胃痛】食事は無理に食べない! コンビニで買うなら液体から
胃痛や下痢、嘔吐の症状があるのに、食べないと体力が落ちるからと無理に食事を摂ろうとする人がいますが、胃腸に余計な負担がかかるので、絶対にやめましょう。
食べてすぐに戻したり下したりしてしまうときは?
その症状が完全に落ち着くまでは絶食に。
水分は摂れるようであれば、脱水を防ぐためにも経口補水液やスポーツドリンク、白湯、麦茶のようなノンカフェインのお茶などを飲みましょう。水分を摂っただけで戻したり下したりしてしまう場合は脱水の危険があるので、すぐに受診を。
下痢や嘔吐が収まったからといって、いきなり普段と同じようなものを食べるのは避けて。コンビニで買い出す際は、スープなど液体のものから試して、大丈夫であれば、次はおかゆのような消化のよいものを。
いずれにせよ、少しずつ食べながら様子をみて、徐々に通常の食事に戻していきましょう。
初出:しごとなでしこ
教えて下さったのは…板橋聖子先生
東京女子医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学病院にて外科医として勤務。出産子育てを経て、現在は東京女子医科大学予防学科兼女性科(非常勤講師)と、「優ウィメンズクリニック」勤務。病気だけでなく、女性特有の悩みや子育て、仕事のことなど、その人のバックグラウンドを考えあわせた診療を行っている。優ウィメンズクリニックは、スタッフは全員女性、おしゃれなインテリアと最新設備が整った女性専用クリニック。なでしこ世代の患者さんも数多く来院しています。