浴衣や水着の「しまい洗い」の手順は!?
花火大会やプールに大活躍した「浴衣」と「水着」。来年の夏も使えるように、衣替えでタンスにしまう前に洗濯しましょう。
洗う前に必ず「洗濯表示」を確認し、家庭で洗濯できるか、漂白剤を使用できるか、要チェック。また、手洗いマークのときは洗濯機で洗えるか、洗濯機の情報の確認も忘れずに。
■浴衣
【1】:洗剤は、型くずれ・色あせ防止効果のあるおしゃれ着用洗剤(アクロン)がおすすめ。エリが汚れている場合は洗剤をつけて、キャップの角で軽くたたき、洗剤を汚れになじませて「前処理」しておく。食べこぼし汚れには、液体酸素系漂白剤(ブライトW)をつける。
【2】:浴衣を洗濯機で洗う場合には袖と裾が表に出るように「袖だたみ」をして洗濯ネットに入れ、「おしゃれ着コース」などやさしいコースで洗う。
【3】:脱水後は手のひらで叩くなど「手わざ」を使って、しっかりしわを伸ばす。
【4】:干す時は陰干しが基本。着物用ハンガーがなければ、ハンガーを3つ使って型崩れしないように干す。
■水着
【1】:水着は色落ちしないよう脱いだらすぐに水洗い。家に帰ったら日焼け止めなどで汚れた部分にはおしゃれ着用洗剤(アクロン)の原液を塗布し、やさしく手洗いする。
【2】:干し方は、脇やアンダーバスト部分をはさんで陰干しを。肩ひもをつまんで干すとのびやすいので、要注意。
やさしく洗って、「縮み・型くずれ」を防ごう!
猛暑だった今年の衣替えのポイントは、例年以上に「しまい洗い」をすること! 衣類についた皮脂や汗汚れは、時間とともに落ちにくくなり、収納中に発生する黄ばみやニオイの原因に。しまう前にもう一度しっかりと汚れを落とすことが大切です。
「夏物衣類は、気軽に家庭でお洗濯ができるものが増えています。しかし、衣類は一度のお洗濯で失敗をしてしまうと、来年着用できなくなってしまうことがあります。
特に夏物衣類のお洗濯で気をつけたいのは縮み・型くずれ。サマーニットやカットソー、スカートやパンツなどは、お洗濯で縮んだり、型くずれをおこしてしまうことがあります。それは、標準コースなどの強い洗濯機の水流で洗濯した時に、起こる頻度が高いです」
【標準コースでお洗濯した方(左)が、丈が縮んでほつれができてしまった】
「こうした縮みや型くずれを防ぐためには、洗濯ネットにたたんで入れて衣類を保護し、洗濯機のおしゃれ着コースなどの弱い水流を使用する、あるいは手洗いで洗濯をする、といったことが大切です。
洗濯ネットは適切な大きさのものを使用し、ネット1枚につき、衣類は1枚。プリントのあるTシャツやビジューなど装飾品のあるものは、裏返してから洗濯ネットに入れましょう」
少し手間がかかっても、来年また使うことができるよう、「しまい洗い」を丁寧にすることが大切。そうすれば、長く愛用しつづけることができるはず。
情報提供/アクロン
初出:しごとなでしこ