行列の絶えない人気店「金子半之助」
江戸前天丼の名店として人気を誇る「金子半之助」。その本店は日本橋にあり、昼時ともなれば連日長い行列ができているそう。
さらにその人気は衰えることなく、今や日本国内のみならず、海外にまで出店をしているというからすごい!
(2017年ハワイの“ワイキキ横丁”に「金子半之助」が出店したことは、以前ハワイ連載でも紹介しました)
そんな話は知っていたものの、行列にひるみ、「金子半之助」未体験だった編集H。
先日行ったハワイで「金子半之助」の店を見かけ、ハワイでは行列が日本より短い。これはチャンスなのか? と内心思いつつ、その日は食べる機会を逸してしまったのです。
でも「金子半之助」デイは突然やってきました(大げさですいません)。
「金子半之助」同タイミングでハワイで食べる友と、東京で食べる私
ハワイにステイ中の親しい友人とLINEをしていたところ、
「今から『金子半之助』にひとりで天丼食べにいく!」
というのです。
それはまさしく私が行きたかったハワイの「金子半之助」! なぜ私がハワイのこの店にこだわるかというと、ハワイ在住日本人の友人知人たちが、口をそろえて言うのです。
「“ワイキキ横丁”には数多くの日本食店があるけれど、あそこで食べるべきは『金子半之助』の天丼(梅) だけ! 味とコスパのバランスが最高だから!」
この意見、ひとりやふたりではなく、10人近い現地在住日本人たちが言うのですから間違いありません。
とはいえ、私は今東京にいます。
そこで、ハワイにいる友人と、東京の私(いずれも金子半之助ビギナー)で、一緒に食べてみることに。
私は神田小川町店へ向かいました。
時刻は日本の17時。ハワイは前日の22時。どちらの店舗も微妙な時間だったので、行列なし! いざ入店です。
ハワイと東京で同時に食べたのは、天丼(梅) 味噌汁付き
まずハワイのメニュー表がこちら。
そして東京のメニューがこちら。
同じ天丼(梅)の梅でも、微妙に価格が違います。
■天丼(梅)→ハワイ9.98ドル(税、チップ別)、東京880円(税込)
■天丼(梅)味噌汁付き→ハワイ11.50ドル(税、チップ別)、 東京1,000円(税込)
価格でいうと、東京は安いですね。
ハワイで味噌汁付きセットを食べた本人は、チップ18%を入れて計14.11ドル支払ったそう。日本円に換算すると約1570円(2018年8月7日レート)。東京との価格差は、570円!
でもこの価格差を超える味の魅力があればアリです。では内容をしっかりチェックしていきます。
天丼の前のお楽しみは?
【無料の飲み物】
■ハワイでは、無料の水かお茶が選べ、お茶はほうじ茶がサーブされた。
■東京では、無料の黒豆茶のポットが卓上に置いてあり、別にセルフのウォーターサーバーもあった。
【無料のお漬物】
■ハワイでは、ガリと菜の花の漬物が無料&食べ放題
■東京では、昆布入りガリごぼうと、しば漬けの漬物が無料&食べ放題
本日のメインディッシュ、天丼! ハワイと東京、何かが違う?
【天丼】
パッと見は、ほぼ同じですが、天ぷらの盛り付け方が、東京のほうがドドーンと立体的!
■ハワイの天ぷらのタネは、海老2本、海苔、なす、ししとう、かぼちゃ、舞茸、半熟卵の7品。
■東京は、海老2本、イカのかき揚げ、海苔、なす、ししとう、舞茸、半熟卵の7品。
東京の天丼に入っているイカのかき揚げの代わりに、ハワイではかぼちゃが入っているという差がありました!
【味噌汁セット】
ハワイ、東京を見比べてみても、印象的には同じ感じなのがすごい。
■ハワイの味噌汁は、わかめとねぎ。
■東京の味噌汁は三つ葉(ほかに具が入っていたかは忘れました、すいません)
【「金子半之助」といえば、自家製 醍醐味】
厳選した7種類の材料(唐辛子、山椒、麻の実、黒ごま、白ごま、芥子の実、青のり)から丁寧に、少しずつ手作りで焙煎しているという七味が卓上に。
香りがよく、ピリリとした風味。ハワイ店にもちゃんと置いてあります。
以上、ハワイと東京の天丼の二元中継レポートでした。
いずれの天丼も薄衣で美味しい天ぷらと、甘すぎないタレが絶妙! 最後に半熟卵の天ぷらをくずして、TKGとしていただくのもオツな感じで、すっかりファンに♡
具材や価格は、やはり本場の日本・東京のほうが高得点ですが、ハワイで東京の味と変わらない絶品の天丼(ハワイの店は天ぷらの定食もありますよ)が食べられるなんて、嬉しいですよね。
次回のハワイ旅行で行ってみてください!
初出:しごとなでしこ