ワイキキ屈指の低価格展開で日本の最高の味が楽しめると、“ワイキキ横丁”はローカルからもツーリストからも評判に!
ワイキキの中心にありながら、今まであまりパッとしなかったワイキキショッピングプラザの地下フロア。(1Fにアルマーニ エクスチェンジやヴィクトリアズシークレットなどが入っているビルですね)
そこに昨年12月、新たに日本をテーマにしたレストラン街“ワイキキ横丁”がオープンしました。CEOはアメリカ人のフランク・クラーク氏。
近年、アメリカ人から大人気のラーメンや居酒屋店を日本から持って来ています。その数、全部で16店舗。
こちらがスゴいのは、物価の高いワイキキにおいて、どのお店も大変リーズナブルな価格設定な上、カマアイナレート(ローカルの免許証を見せればお食事代が10%OFFに)が適用されるので、ツーリストだけでなくローカルの方々もワイワイ集まっていること、そして、夜中まで飲めるお店が少ないワイキキで24時まで毎日オープンしていること! ランチや夜ごはんだけでなく、2軒目として活用できるお店がいくつもあるとは、なんとも頼もしい限りです。ランチは,10で頂けるお店がいくつも!
安価でお腹いっぱいになる日本食がずらり!の“ワイキキ横丁”は3エリアに分かれています
横丁の中は全部で3つのカテゴリーに分かれています。内訳は、4つのラーメン店が並ぶ【ラーメンロード】、天ぷらやお寿司などの【のれんストリート】、デザートやお酒などをそろえる【エンガワテラス】。
中でも人気なのは、ミシュランガイドにも掲載された旭川ラーメンの梅光軒、ラーメン二郎っぽさが人気のバリオ、つけ麺のつじ田、クラーク氏が日本のスターバックスと称するナナズグリーンティー、ウィスキーを揃えたNOMU、串カツの田中、スープカレーの忍人など。
結構ながっつりごはんが多々。これ、男性陣は大好きでしょうね。
▲ローカルたちからも人気のお店たち。(右)串カツ田中。(左)つけ麺/ラーメンのつじ田。ラーメンブームは本土のみならずハワイにも!
“ワイキキ横丁”初体験! 天丼を食べてから、バーに行ってきましたよ
私は、日本橋で人気の行列店、天丼の金子半之助に行ってみました。日本でも行ったことがなかったのでお初です。メニューは潔く天丼と天ぷら定食のみ。いちばん高価なのは、大ぶりの穴子が入った天ぷら定食が,18.98。いちばん安価なのはレギュラー天丼,9.98。お安い価格なのに、いずれもボリュームたっぷりです。
▲(左)金子半之助のテーブル上には、ガリと菜の花のおつけものが置いてあります。天丼や天ぷら定食の食べ方を英語で解説しているものも♥ (右)金子半之助の入り口。
穴子が入るプレミアム天丼 ,17.98
海老天丼 ,12.98[/caption][/caption]
金子半之助では、どのセットにも付いている半熟卵のとろとろ天ぷらが最高なんです。アメリカでは、卵の管理がいい加減なので生卵を食すのは危険と言われています。もともとアメリカ人は生卵を食べる習慣がないので鮮度にもほとんどこだわっていないのですね。でも、こちらでは、Waimana TKGという日本の技術者の指導のもと、生卵で頂けるよう生産されたオアフ・ワイマナロにあるオーガニックな卵ファームのものを使用しているので安心です。この半熟卵の天ぷらを最後にくずして卵かけごはん風に頂きましたー♪
▲とろとろの半熟卵をどうやって天ぷらにするのか不思議です!
ハワイでは今までさくさくのおいしい天ぷらは、キングにあるうどん屋さんのジンボかおそば屋さんの稲葉でしか頂けなかったので、こんなにカリカリの天丼が近場で食べられるとは嬉しい限り!
天丼の後に、ちょっと一杯飲みたくなって、ワイキキ横丁のなかのバーNOMUに寄り道してみました。
▲ウイスキーバーNOMU。クールモダンな雰囲気なのにカジュアル! 日本のウイスキーがたくさんあります。
出足は好調な“ワイキキ横丁”、今後の課題はクオリティのキープ!
ローカルも観光客も集客できている今、ワイキキ横丁の今後の課題は何よりも味をキープすることですよね。いまハワイではビザ取得が大変厳しく、日本人シェフのビザ更新も難しくなっていると聞いています。技術をある程度伝授したら現地のシェフを雇用すべしとのことなのでしょう。でも、日本人がつくるとつくらないとでは味がかなり変わってしまいそう。そこで味が落ちてしまうお店が多いと聞きますが、なんとかこのおいしさをキープしてほしいなあと願うばかりです。
最近、ハワイには日本のお店が続々出店しています。ダウンタウンにできたばかりの焼きとりの八兵衛も大人気。日本食は全世界で受け入れられる素晴らしい文化なのですね♡
▲青い海とダイヤモンドヘッドでエナジーチャージ!
初出:しごとなでしこ
ファッションエディター 武田麻衣子/Maiko Takeda
大学在学中よりファッション雑誌の編集者としてキャリアをスタート。
以降、Oggi、Domani、Precious、和楽などで活躍。
ゴルフ、歌舞伎鑑賞、ドライブ、クッキングなど、趣味を生かしたカルチャーなページづくりにも定評あり。
遊びや仕事で訪れるたびにハワイ愛が膨れ上がり、3年前、ついにオアフにコンドミニアムを購入。行ったり来たりのデュアルライフをエンジョイ中。
instagram→@maikotakedaogawa