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LIFESTYLE

2017.05.20

【女子欲ハワイ】ローカルフードが実はとびきり美味しいことを「ハイウェイ イン」が教えてくれた♡

ハワイ(オアフ島ワイキキ)と東京。ふたつの都市に自宅をもち、旦那さんと行ったり来たりのデュアルライフをエンジョイするエディター武田麻衣子さんがハワイの今をお届けします。

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▲ある日のサンセット。こんな美しい空が見られるなんてハワイってやっぱりスゴい♪

話題のカカアコの注目店「ハイウェイ イン」のハワイ伝統食は素材重視でヘルシー♪

好きすぎてハワイにいっぱい通ううち、ハワイの歴史やローカルな物事に興味がわいてきました。やっぱり、アメリカ本土と違って、太平洋の真ん中にある島国は、独特な文化を持っています。位置がアジアに近いことや、アジア系移民が多いこともあり、日本人にとっては、DNA的になじみやすい食文化があることは、長期滞在がしやすい理由でもあります。

初めの頃は、ローカルフードは素朴すぎると思い込んでいましたが、それは土地の素材を生かした、この地でいちばん美味しい“ならでは”のものかも?とだんだん思えてきて。そしていろいろ食べるうち、カカアコの「ハイウェイ イン」が大のお気に入りに♪ とーってもヘルシーで日本人の口にも合うのです。

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▲こちらが「ハイウェイ イン」。夕方5時ごろからはときどきボサノヴァのライブなんかもやっています。月~木曜は朝8:30~20:30、金、土曜は8:30~21:00、日曜は9:00から14:30までのオープン。日曜日は早くクローズするので要注意!

話題のカカアコ『SALT』内に位置する、朝昼夜、いつでも美味しい使い勝手のよいレストラン「ハイウェイ イン」

ワイキキからアラモアナ方面に向かい、アラモアナSC.を超えて、アラモアナbvd.をまっすぐ。ワードのショッピングエリアも超えて少し進むと見えてくるのが、カカアコ地区です。ここは、新しく電車の駅やコンドミニアム、お店が続々建設中の話題の開発地区。この通り沿いに、複合施設のSALTがあります。レストランやカフェ、いろんなお店が次々と入り始めて、ハワイに行くたびに進化している注目のスポットです。このSALTの角にあるのが、絶品ローカルフードが頂けるレストラン「ハイウェイ イン」!

ここは、朝食からランチ、ディナー、カフェ、飲んでつまむ、などなど、通し営業だからいろんな楽しみ方ができる、本当に使えるお店。ここに行けばハワイらしい珍しいお味がズラリと勢揃い。

沖縄からやってきた日系のToguchiさんという方が1947年にワイパフでオープンしたこのお店はハワイ在住者なら知らない人はいない老舗店。このカカアコ店は孫娘さんが経営しています。自然光の入る明るい店内はどの時間も大にぎわい。女性ひとりでも入りやすい雰囲気です。

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▲創業仕立ての頃の写真。ワイパフは日系移民の街だったのですね。私は店に飾られている昔の写真見るの大好きです。

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▲店内とメニュー。右手奥にはテイクアウト用のカウンターもあります。

レストラン「ハイウェイ イン」の私のおすすめはあれこれハワイの伝統食を楽しめるシグネチャーハワイアンコンボ

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▲ある日、私がオーダーしたシグネチャーハワイアンコンボがこちら左上から時計回りに/ロミロミ、紫いものグリル、ハウピア、ポイ、チキンラウラウ。

「ハイウェイ イン」のすごいのはメニューの豊富なバリエーション! ハンバーガーやサラダ、お魚のソテー、ハワイの地ビールなど、いわゆるアメリカンな食事もたくさんありますが、中でも一番のおすすめメニューは、クラシックなハワイアンローカルフードを少しずつ頂けるシグネチャーハワイアンコンボです。

その内容は、
●ロミロミサーモン(サーモンマリネ的な)orポテトマカデミアサラダorグリーンサラダのいずれか。
●ポイ(タロ芋をつぶして発酵させたクリーム状のもので、炭水化物として頂きます。栄養たっぷりで消化が良く、離乳食にもされるもの)orライス(チャーハンにも変更可能)。
●グリルした紫芋、ハウピア(ココナッツプリン)の両方。
●メイン料理として、豚か鶏のラウラウ(タロイモの葉で包んで蒸し焼きにしたもの)orカルアピッグ(ローストポークをほぐしたもの)orビーフシチュー。
以上、もりだくさんのハワイアン料理がセットになったコンボ。

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▲こちらはまた別の日に訪れたときのシグネチャーハワイアンコンボ。プレート内の左上から時計回りに/グリーンサラダ、紫いものグリル、ハウピア、チャーハン、ポークラウラウ。プレートの外・左から/スキッドルアウ、ポテトサラダ、ピピカウラです。

シグネチャーハワイアンコンボは、知らないお料理がちょこちょこ乗せられた給食のようなプレートがやってきます。ラウラウはサーモンとトマトのさっぱりしたマリネ。紫芋のグリルは優しい甘さで、デザートのハウピアもココナッツの香りがおいしい! ポイはヨーグルトみたいな発酵独特の酸っぱさがありますが、いかにも身体に良さそうです。ごはんのように、お肉たちやロミロミと一緒に食べるのですって。お粥というか、オートミールみたいなものかしら。昔は朝ご飯によくポイを食べていたらしいのです。発酵食だし、お腹に良さそうだもんね。おばあちゃんの知恵的なポイを好奇心で一度食べてみるのもいいですよね。きっと身体も温めるし、女性にとてもよいのでは。とはいえ、私は2回目からはチャーハンを選んじゃっているけれど(笑)。

このプレートには、ピピカウラ(干したビーフを焼いたもの)やスキッドルアウ(タロイモの葉のペーストでイカを煮たもの)、チキンロングライス(チキンの春雨スープ)の小皿を追加することもできます。どれも食べたことのないお味です。

初めて来たとき、テーブル席がいっぱいでカウンター席に通されました。お客さんはほとんどローカルの方々。隣に座ったお母さんと息子さんが食べていたものが見たことのないものだったので、興味津々で何を食べているのか聞いてみました。インド料理のサグ(ほうれんそう)カレーのように見えた深緑のものはスキッドルアウでした。タロイモの葉っぱをすりつぶしてココナツミルクとイカを一緒に煮たもの。お肉は牛肉を干して焼いたピピカウラ。心優しいお母さんはなんと一口ずつ試食させてくれました。優しーい! アロハだなー♪ うー、おいしい〜♡ イカの煮物は、とろとろで優しい塩味。めっちゃタイプ。マイルドなカレーみたい。ピピカウラは意外とやわらかくて、赤身ビーフの旨味が凝縮されているビーフの角切りステーキのような感じ。これもソルト&ペッパーのシンプルなお味。すっごくおいしい! それ以来、このふたつはとくに大好きなものです。

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▲(左)ラウラウは、このタロイモの葉っぱも一緒に食べます。それがいいアクセント♪ (右)ピピカウラは一口ステーキみたい。赤身でさっぱり&旨味ぎゅーっ!

私がこのコンボのときによく選ぶチキンラウラウは、いわゆる蒸し鶏。ダイエットでよく頂くようなヘルシーなお料理ですが、タロイモの葉の味わいがあって滋味深くておいしいのですよね。塩分が足りなかったら少しお醤油をつけて食べてもいいですし、チャーハンやローストポテトと一緒に食べてもいい感じです。全体的に、シンプルな調理法なので、素材自体を味わう感じ。こってりとしたお料理が続いた翌日などに頂くと、なんだかほっとする。やはり家庭のお料理なのですよね。周りの人を見ていると、ポキ丼(まぐろのしょうゆ漬け丼)やカルアピッグ&キャベツ(ポークとキャベツの炒めもの)、プアアウアヒ(干しポーク)とピピカウラのスキレット(炒め物)なども人気のよう。

ここのお店は、ローカルフードに興味がない人にもサンドイッチやタコス、グリルドチキン、それからチョコレートハウピアパイやパンプディング、フランなどのデザートやお酒もあるので、誰と行ってもみんなが納得するラインナップがスゴい。

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▲こちらは、デミグラスソースが美味しいハンバーグライス! これにポテトサラダかグリーンサラダがつきます。

また毎日朝の10:30までは朝食メニューがあり、マカデミアナッツソースがかかったパンケーキやフレンチトースト、オムレツなど、これまた豊富なメニューが楽しめます。14:30〜17:30はハッピーアワー! そして、朝食メニューを土曜日は12:00まで、日曜日は一日中オーダーできるとのこと。なんとも頼れるお店なのです。

カカアコ巡りのときに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

あ、最近、ビショップミュージアム内にハイウェイインによるカフェができたそう! ハワイの歴史がわかる博物館、ビショップミュージアム。一度、以前行ったことがあるけれど、今度雨の日にでもまたランチがてら行って、レポートしますね♥

初出:しごとなでしこ

ファッションエディター 武田麻衣子/Maiko Takeda

大学在学中よりファッション雑誌の編集者としてキャリアをスタート。
以降、Oggi、Domani、Precious、和楽などで活躍。
ゴルフ、歌舞伎鑑賞、ドライブ、クッキングなど、趣味を生かしたカルチャーなページづくりにも定評あり。
遊びや仕事で訪れるたびにハワイ愛が膨れ上がり、3年前、ついにオアフにコンドミニアムを購入。行ったり来たりのデュアルライフをエンジョイ中。
instagram→@maikotakedaogawa

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