「~とゆう」って正しい日本語?
「取引先の安藤さん、誰にでもお世辞ばかりゆってるから、信用できないよね~」と同期からLINEが届いたら、日本語に違和感を抱く? それとも、なんとも感じない?
誰かの発言や固有名詞を話題にするとき「~という」と書く人と「~とゆう」と書く人がいるけれど、日本語としてどちらも正しいと思う?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「駒ヶ岳という山がある」or「駒ヶ岳とゆう山がある」あなたは、どちらで書きますか?
1.駒ヶ岳という山
2.駒ヶ岳とゆう山
3.どちらも使う
正解は?
1.という
「とゆう」とパソコンに打ち込んでも「と言う」と変換されることもあるので、間違えやすい読み方のひとつです。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、96%が正解していました(2018年8月6日現在)。
ゆ・う【言う/云う/謂う】
「い(言)う」の終止・連体形を「ユー」と発音するところから、「ゆ」が語幹と意識されてできた語形。終止・連体形以外で「ゆわない」「ゆった」などと言うこともあるが、本来の言い方ではない。
※ ※
「おせじをいう」「三四郎という男」「そういう話」などの「いう」は、発音すると「ユー」の音に近くなるため、書くときにも「ゆう」としてしまう人がいますが、これは誤りです。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ