泣かず飛ばずって書いてあったら? 言葉の由来を知れば、納得!
「2年前に独立した秋山くん、どうやら“泣かず飛ばず”な毎日らしいよ」と同期からLINEが届いたら、違和感を覚える? それとも、なんとも思わない?
秋山くんが成功していないことは理解できても、日本語の表現に疑問を感じた人もいるかも?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「泣かず飛ばずの日々を送る」この文章は正しい? 誤り?
1.正しい
2.誤り
正解は?
2.誤り
「泣かず」の部分が誤り。正しくは「鳴かず」を使います。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、66%が正解していました(2018年7月12日現在)。
なかずとばず【鳴かず飛ばず】
将来の活躍に備えて行いを控え、機会を待っているさま。また、何の活躍もしないでいるさま。
※ ※
「鳴かず飛ばず」は、「三年鳴かず飛ばず」という故事成語に由来します。三年間飛ばず鳴かずにいる鳥は、ひとたび飛ぶと天まで上がり、ひとたび鳴けば人を驚かすというたとえです。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ