「濡れ手でアワ」の漢字表記や意味を知っておこう
「この案件、濡れ手でアワって感じ!」と先輩に話しかけられたら、即座に漢字が頭に浮かぶ?
この「濡れ手でアワ」は、会話でも比較的頻繁に使われる表現だけに、社会人なら、正しい書き方をマスターしておきたい!
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「濡れ手であわ」あなたは、どちらで書きますか?
1.泡
2.粟
正解は?
2.粟
正解は、雑穀類の「粟」。濡れた手には粟が付きやすいことが語源です。
パソコンやスマホだと「濡れ手で泡」でも変換が出るので、気をつけて。
しゃべり言葉だと「濡れ手に粟」と言う人も多くいますが、これを機に「濡れ手で粟」と覚えましょう!
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、91%が正解していました(2018年6月24日現在)。
ぬれてであわ【濡れ手で粟】
濡れた手で粟をつかめば粟粒がたくさんついてくるように、ほねをおらずに多くの利益を得ること。やすやすと金もうけをすること。
※ ※
「濡れ手で泡」と書いたり、「いくら努力しても実りがない」という意味で用いるのは誤りです。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ