“犬も歩けば棒に当たる”って本来どんなことを意味する?
思わぬハッピーな出来事があった友達から「今回は“犬も歩けば棒に当たる”だった」と言われたら、あなたは違和感を持つ? それとも納得する?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「犬も歩けば棒に当たる」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.幸運にあう
2.災難にあう
正解は?
どちらの意味も正解
現代ではどちらの意味でも使われているので「幸運」でも「災難」でもOK。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、47%が「幸運にあう」52%が「災難にあう」でした(2018年6月22日現在)。
いぬもあるけばぼうにあたる【犬も歩けば棒に当たる】
(1)何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。
(2)出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。
※ ※
多くの辞書が、「幸運にあう」「災難にあう」どちらの意味も採用しています。ただし、伝統的な「いろはガルタ」の絵札では、犬が棒に当たって悲しそうな顔をしている図が多いようです。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ