上司から「彼を“他山の石(たざんのいし)”とするように」と言われたら?
「彼を“他山の石”とするように」と上司から言われたら、どんな意味だと思う?
「他山の石(たざんのいし)」は、ちょっとした会話でも使われる表現だけに、誤った意味で覚えていると、赤っ恥をかくことも!
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「他山の石とする」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.他人のよい行い
2.他人の悪い行い
正解は?
2.他人の悪い行い
会話では「他人の悪い行いを参考にせよ」的な意味で使われるケースが一般的です。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、53%が正解していました(2018年6月22日現在)。
たざんのいし【他山の石】
よその山から出た、つまらない石。転じて、自分の修養の助けとなる他人の誤った言行。
※ ※
「他山の石以(もっ)て玉を攻(おさ)むべし」という故事成語に由来する言葉です。よその山から出た質の悪い石でも、自分の玉(=美しい石)を磨くのに役立つことから、転じて、他人の誤った言行でも、自分の修養の助けになるという意味で用いられます。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ