「奇特」の意味を理解して正しく使いたい!
「取引先のAさんってば、なんて奇特な人なの!」と先輩が言ってたら、Aさんはどんな人物だと思う?
“奇特な人”は、ビジネスシーンの雑談でもよく出てくる表現だけに、正しい意味を知らないと恥をかいてしまうかも。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「じつに奇特な人だ」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.言行がすぐれている
2.言行が風変わりである
正解は?
1.言行がすぐれている
「奇妙」などで使う「奇」という字が使われているので、ネガティブな意味で捉えていた人もいるかも?
正しくは「言行がすぐれている」で、ほめ言葉です。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、60%が正解していました(2018年6月19日現在)。
き‐とく【奇特】
《「きどく」とも》
(1)言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値するさま。
(2)非常に珍しく、不思議なさま。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ