■1:「朝、起きられなくなってマズイと思いました」(32歳/IT)
T果:「前の会社にいた時、人間関係と仕事と両方に悩んでいて、ずっと解決できないままだったんです。そうしたら、ある日限界を迎えたのか、朝なにをしても起きられなくなってしまって。最初は週に1日そんな日があるかないかだったんですけど、だんだんと3日連続で起きられなくなったりして、さすがに『これはマズイ』って思い、行動を変えました」
編集部:「どんなふうに変えてみたんですか?」
T果:「その会社を辞めて、自分の充電期間を設けました。いまの会社を探すまでの間、2ヶ月は休みましたね。会社を辞めてからは、起きられなかった問題も治り、今思えば鬱状態だったのかな~って思っています」
編集部:「回復して何よりです。それだけ、前の会社がストレスになっていたのかもですね」
■2:「会社で人間関係でつまづくと、生活すべてが楽しくなくなってしまうんです」(29歳/画廊勤務)
E美:「今は画廊に勤めていますが、その前はデザイン事務所、その前はIT関係の会社と保険会社など転職が多く、悩んでいます」
編集部:「いろんな仕事のご経験があるのですね。転職を繰り返す理由は?」
E美:「いつもつまづくのは、人間関係です。最初はいいんですけど、私は人に対する好き嫌いが一般より激しいみたいで、彼氏にいつも怒られます。がんばっているつもりなんですが、無理して職場の人と接していると、だんだんと気が沈んでしまうんです。例えば、大好きだったテレビ番組も面白くなくなったり、友達と会うのも億劫になったり、身だしなみにも気を使わなくなったり…とにかく生活レベルが著しく低下してしまう。環境を変えると、元に戻るんですけどね。でも本当は、ひとつの職場に長く勤めたいんです…」
編集部:「気分が落ち込むと、まずは自分を守りたくなりますものね。自分が弱ってしまう前に環境を変えるのも、ひとつの方法だと思うけれど、一箇所に長く勤務したいジレンマもあるなら、確かに悩んじゃいますね…」
■3:「私にだけ、上司の評価が厳しすぎます」(32歳/不動産)
C里:「私は営業職です。頑張って成績をあげようと日々努力していますが、たまにうまくいかないことも。そういうときは直属の上司が私に厳しく、怒られると失意の底に沈んでしまいます」
編集部:「それだけその上司から、C里さんが期待されているってことかもですが、確かにしんどいですね」
C里:「期待しているっていうより、私のことが嫌いみたいです。以前、社長との面談でその上司に思うところがあったので素直に打ち明けたことが、その上司にしてみれば気に入らなかったみたいで」
編集部:「あー、逆恨み系ですか…。しんどいけれど、原因がわかっているから、そんなオコチャマな上司は気にしないほうがいいですね」
C里:「私もそう思って、落ち込みそうなときには、上司の悪口を匿名SNSに書き込んでストレス発散しています。これがないと、どんどん落ち込んでしまうので…」
「頑張っていても報われない…」と感じると、気持ちが弱ってしまいますよね。深刻な状態になる前に、上手にガス抜きできるようビジネスウーマンとして心得ておきたい!
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初出:しごとなでしこ