「イヤホン」と聞くと「本格的なものを買うなら、ウン万円しても当たり前」と思っている人も多いかと思いますが、108円でイヤホンが買えるダイソーって、やっぱりすごい。
しかも販売しているイヤホンは1種類だけではなく、持ち運びに便利な「リール式」や、ハンズフリートークができる「イヤホンマイク型」、片耳で使える「スライドヘッドフォン型」など、バリエーションも豊富です。
ではでは早速、ダイソーで買えるイヤホンを検証レポ。“音”にまつわる「ホントのところ」もレビューします!
【目次】
・【ダイソーのイヤホンマイク】ってどうなの?を検証
・【ダイソーのイヤホン】にはかわいいデザインもある♡
・【ダイソーのイヤホン】「ケース」はどう?
・【ダイソーのイヤホン】「音」の特徴は?
・【ダイソーのイヤホン】はイコライザー設定で音が変わる!
・【ダイソーのイヤホン】おすすめはどれ?
・お手軽価格なのにちゃんと使える!【ダイソーのイヤホン】のココがすごい
【ダイソーのイヤホンマイク】ってどうなの?を検証
まずはダイソーで買える【イヤホンマイク】からレビュー。今回お試ししたのは『通話用ハンズフリーイヤホンマイク(インナーイヤータイプ)』です。
イヤホン部分が、ちょっと大きめなのが特徴。女性の耳には、少しだけ大きすぎる気もします。でも柔らかい当たり心地なので、耳の穴が大きめな人には、確実にフィットするはず。耳の穴が小さい女性などは、ちょっと斜めに入れるようなイメージで装着するといいです。
一度耳の形にハマると、首を振っても下を向いても、意外と落ちませんでした! 聞こえてくる音は、軽め。通話で聞こえてくる音声は、かなりクリアです。
そして驚くのは、まるで100均とは思えないマイク性能。イヤホンマイクを通した声は、びっくりするくらいクリアで、くもったような声にはなりません。これは、通話しやすい!
【ダイソーのイヤホン】にはかわいいデザインもある♡
ところで、100均で買えるイヤホンは「いかにも100均」と言わんばかりのデザインしかない? と思っている人には、朗報!
こんなふうに、パッと見では「どこかのブランドイヤホン?」と思うくらい、女子好みのデザインもあるのです♡
濃いめのピンクだけでなく、ホワイトや淡いピンクもありました。
女子っぽいデザインのこちらのイヤホンは、イヤホン部分が小さめなので女性の耳にもしっかりフィット。ちなみに、108円だからそこまで期待する人は少ないかもですが、数千円するイヤホンにはよく入っている交換用のイヤーピースは付属しません。念のため。
でも交換用のピースがなくても、快適。きっと、いろんな人の耳の“平均”サイズ(?)を考えて、万人にフィットするように考えられているのかも! イヤホンに限らず、日本の100均に並んでいるグッズは、細かいところまで考えられているものが多いですよね。
【ダイソーのイヤホン】「ケース」はどう?
さて、イヤホンを持ち歩く人なら、一度はぶち当たる「ケースどうするの問題」。
1mとか3mとかあるコードって、バッグに入れると意外と邪魔に感じたりしますよね。くるくるまとめて、ざっくり結んで持ち歩いている人も多いかも。
ダイソーのイヤホンには、なんと108円なのにイヤホンケースに入れなくても、“くるくる”勝手に巻きついて収納できちゃうスグレモノもあります。
これなら、イヤホンケースを別途買わなくてもバッグやポーチ、ポケットにスッキリ収納できちゃいます。ほんと、しつこいようですが、108円なのに選択肢が多い! 用途に合わせて揃えたくなるほど、バリエーションが充実しています。
【ダイソーのイヤホン】「音」の特徴は?
『オーディオ用 ステレオヘッドホン(ラウンドタイプ)』と、見た目が女子っぽくてテンションが上がる『Color Ball 密閉型ステレオイヤホン』、『オーディオ用ステレオイヤホン(ビーンズタイプ)』の3つで同じ楽曲を聴き比べてみました(余談ですが、聴き比べたのは安室奈美恵の『Finally』。重低音もボーカルも楽しみたい楽曲を選びました)。
イヤホンは、それぞれ形状が違いますが、全体的に「音は軽め」です。そして重低音は弱め。中音域は、結構鮮明に聴こえる印象です。
例えて言えば、108円のイヤホンたちは、少し昔の携帯用ラジオに付属していたイヤホンのような音質で聴こえます。
音が小さく感じるわけではないけれど、広がりはない「コンパクトな音」という印象。電車の中など周りに人が多いところで使うなら、重低音が効いていないほうがシャカシャカ音漏れしなくていいのかも。
【ダイソーのイヤホン】はイコライザー設定で音が変わる!
ダイソーの108円イヤホンからは、何もしないままだと、音質的にはとにかく軽い音が聴こえてきます。昔のラジオっぽいライトな聴こえ方が好きな人にはそのままでもいいけれど、「もうちょっと、本格的に聴きたいなぁ」と思う音楽好きな人には、iPhoneなどの“イコライザー 設定”をいじるのが人気。
「イコライザー」は「イコライザ」とも呼ばれていて、特定の周波数を上げ下げして、低音、中音域、高音のどこを“効かせる”かを、自分の好きなように設定できる機能です。
iPhoneのイコライザ設定は簡単!
「音をいじるなんて、難しそう」と思う、機械音痴な女子でも大丈夫。iPhoneなら「設定 > ミュージック > イコライザ(EQ)」の順で、あらかじめ設定されているイコライザをお好みで選ぶだけで、音が変わります。
低音が好きな人は「Bass Booster」、リズム感が好きなら「Dance」、ボーカルをしっかり聴きたいときは「Pop」という具合に、お好みの“聴こえ方”に音をアレンジできます。さらに、スマホに初期設定されている音の種類では「満足できない!」という本格派には、有料アプリを購入している人も少なくないです。
さて本題に戻ると、この「イコライザ」で好きな音に設定しておくと、100円イヤホン独特の“軽い音”が本格的な音に変わる!と、密かに人気なのです。
イコライザ設定したあとの“音の聴こえ方”はどう?
iPhoneでイコライザ設定してからダイソーイヤホンで音楽を聴くと、聴こえる音は多少ですが、変化しました。
ただ、イヤホンそのものが、低音域には弱い印象はやっぱり否めなかったです。また、ボーカルを強調したくてiPhoneを「Pop」に設定したときには、全体的に音がくもったような印象でした。このあたりは「108円」というお値段を考えると「お値段以上」だけれど、数千円とか数万円のイヤホンと比べるのは、そもそも間違いかも?
ところで今回、ダイソーイヤホンで、一番クリアで鮮明な音に聴こえたように感じたのは「フラット」の設定でした。慣れないうちは、イコライザをいじらずに、フラットな音で聴いたほうが違和感が少ないのかもしれません。
【ダイソーのイヤホン】おすすめはどれ?
ダイソーのイヤホン、女子におすすめなのは、やっぱりデザインが可愛いイヤホン! ピンクやホワイトなど、ファッションにもマッチするシンプルなデザインのイヤホンが特におすすめです。
いろんな機能があるイヤホンも便利だけれど、デイリーに使っているうちに、結局は「シンプルなほうが使いやすい」なオチも、結構ありますからね。税込でひとつ108円だから、ファッションに合わせて、何色か揃えておいても楽しい!
【ダイソーのイヤホン】には動物のデザインもある!
そんなダイソーの108円イヤホン、インスタグラムを覗いてみると、動物柄のかわいいイヤホンをゲットしている女子もたくさん。
イヤホン部分が動物のデザインになっていて、かわいい!
こちらも、キャラクター仕様です。とても108円には見えない!
ここでよくよく考えてみると、108円で女子の「かわいい!」をくすぐるデザインが買えちゃうなんて、さすがのダイソー。世界を見渡してみても、108円でここまでデザイン性のあるイヤホンを買える国って、なかなかない!
お手軽価格なのにちゃんと使える!【ダイソーのイヤホン】のココがすごい
さて、そんなダイソーの100円イヤホン、使い勝手をまとめてみると……
・100円なのにマイク付き、耳かけ式、ラウンドタイプ、イヤホンケースがいらないコード巻き取り式のタイプなど、選択肢がたくさんある
・音質は軽め。電車の中などで「シャカシャカ」と音漏れして、周囲に迷惑をかけたくない人には安心
・女子好みのかわいいデザインも手に入る
お高いイヤホンだったら、ファッションに合わせて買い換えるのは難しい! と思う人でも、108円なら、洋服を着替えるようにイヤホンを変えるのも手軽。
余談ですが、ダイソーでは216円のイヤホンも売っています。108円よりはお高いけれど、216円のものだと、108円のイヤホンよりもさらに性能がアップするみたいです。日本の100円ショップ、バンザイ!
仕事に行くときやお出かけした先で「あっ、イヤホン忘れた!」という日でも、家電量販店に行かずして100円ショップに行けば、108円でイヤホンが手に入る時代。
本格的なイヤホンマニアには物足りないところもあるかもしれないけれど「108円」というお値段を考えたら、コスパは「恐ろしくいい」と言えるアイテムです。
文/しごとなでしこ編集部
初出:しごとなでしこ