▶前回のレポート28|地球上にいる男性は…そう、35億。
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すっかり年末。お笑い番組を観て思い出すのは、関西人Fさん
これが世にいう師走なんでしょうか。師さえも忙しくて走る。走る、走る、走る…前回、結婚相談所で学んだことまでを一気に書き上げた後、ふっと気付けば12月。毎朝ものすごく寒くて、夜は街中キンキラ華やかです。
さて、もうひとつ、師走だなと感じるのは、お笑い番組です(唐突)。キングオブコント、M-1グランプリ、THE MANZAIなど、王者を決める番組が目白押し。これらを観ると、年末だな…という気がします(観てる暇あったら書けよ、というツッコミはナシで)。
で、何が言いたいかっていうと「関西人が全員面白いわけではない」ということです(唐突:パート2)
で、なんでそんなこと言い始めたかっていうと、結婚相談所に入会して、やっとシステムに登録できて、やっとお見合い相手を検索できるようになって、やっとの思いで実際にお見合いできた、その記念すべき最初のひとりが【THE関西人】だったからです!(説明長っ)
……ちなみに、すっごく重要なことですが、システムに登録できたからといって、すぐにお見合いできません。そう、お見合いって簡単にできないんですよ! 知ってました? これについては、次回書きます(涙なしでは語れない、長い物語です)。
話を戻して、結婚相談所でマッチングした、初のお見合い相手。
大阪出身のFさん(45歳)
元高校球児、甲子園出場経験アリ
趣味:スポーツ、お笑い番組を観ること。
キターッ!
めっちゃ気が合いそう♥ 間違いない。
野球大好き(高校時代、野球部キャプテンが好きだった)、中学まで関西で育ち、両親ともに関西人の私は、なんだかんだ言ってプライベートでは関西弁がいちばん落ち着くし、お笑い大好き、関西人大好物♥
検索の結果出てきたFさんのプロフィール文を暗記するレベルで読み込み、意気揚々と<お見合いを申し込む>ボタンをポチっとしました。すると翌日には、お見合いが成立(相手もお見合いOKってことです)!
あっという間に相談所がお見合いの日時と場所をアレンジしてくれました。
お見合い当日。普段絶対着ない、白いニットに紺のレーススカート&ちっこいバックを持って某ホテルのカフェ入口で待つ私。
甲子園球児、スラっと背が高く筋肉質、爽やか男性を想像していた私の前に現れたのは……背が高いっちゃあ高いけどそんなに高くはなく、筋肉あるっちゃあ、あるような気もするけどスーツだしよくわからん、えーとうーんと、あれ、イマイチ特徴が思い出せない……でもホラ、しゃべると楽しいかもしれないし!
だって関西人だから!
と、気を取り直して飲み物を注文。確か、学生時代の話や、休みの日に何してるかって話や、趣味などについて、相手にしゃべらせつつーの、私の得意のインタビュー技も交えつつーの、話した気がしつつ……、お見合いの決まりである1時間が終了。
「いやぁ、初対面でこんなに楽しくしゃべれる女性は初めてです。あっという間の1時間でした。まだまだ話し足りないので、ぜひ、もう一度会ってください」
最後、そう言ってくださって、バイバイと手を振ったのは覚えている。
でも、私としたことが、何を話したか、ディテール、全然覚えてないんです。
ただ、ただ、ひとつだけ、覚えているのは………、
すべての話にオチがなかった。びっくりするほど、オチがなかったってこと。
たぶん、たぶん、たぶん私は、会話の途中で、オチを探す旅に出たんだと思う。
教訓:関西人が全員面白いわけではない
…そして、当然のごとく私は、Fさんにお断りのお返事をしたのでした。
(注:このあと1回目のデートにすすむかどうかは、相談所に連絡をし、OKでもNOでも、相談所が先方の相談所に連絡を入れてくれます)
そんでもって、私がお見合いの後すぐに、お断りの連絡を相談所に入れたことを知った所長は、烈火のごとく、怒り狂ったのでした……(怖かった)。
【本気婚活メモ】
・オチがないってことしか覚えてへん
・びっくりするほどオチがなくって、何を話したか覚えてへん
・関西人=面白い というのは間違いである
・やっぱり、印象って大事
・だって印象すら思い出せないから、それはきっと縁がなかったということ…
▶ガチ婚活レポート30へつづく
プロフィールイラスト/小池アミイゴ
初出:しごとなでしこ
エディターT
仕事も遊びも忙しく、40歳までシングルを謳歌。数々の女性誌で、お見合いパーティや合コンなど、婚活企画を担当するも成果はナシ。しかしこのたび、本気の行動でついに結果が出ました(びっくり)。いくつになっても、好きな相手と結婚できるんだなぁ〜と実感中です。