上司になにげなく送ったLINEが、誤解の火ダネになったら大変! 不倫願望なんてこれっぽっちもないのに、上司から「この子は、俺と不倫したいのかな?」と誤解されやすいメッセージもあるのです。
1:「折り入って、ご相談したいことがありまして……」
仕事の相談で、上司にシリアスな話をしたいとき、事前にLINEで「折り入ってご相談が……」的なメッセージを送ろうと思う女子も多いのでは?
しかし、LINEをまだまだカジュアルな連絡ツールだと捉えている“おじさま世代”男性の中には「LINEしてくるってことは、個人的な話なんだだろうなぁ。ひょっとして、俺に気があるから、相談を口実にしてるのか!?」などと、勝手な誤解をする人も……。
これは「オフィシャルな相談なら、LINEではなく口頭あるいはメールなどで連絡してくるだろう」というおじさまたちの勝手な思い込みから生まれる誤解ですが、いざ相談のために会ったら「口説かれちゃった!」なんてことにならないよう、気をつけておいて損はありません。
2:「昨日の●●さん、とても素敵でした!」
恋愛感情を抱いているわけではなくとも、上司に男らしい仕事っぷりを見せつけられたら、思わずその感動を本人にLINEで伝えたくなる女子だっているはず。「昨日の大竹さんのプレゼン、すごくわかりやすくて勉強になったな~。ご本人にも“素敵でした!”って送っておこう~っと」などと、素直な気持ちをLINEで送信するのは、何の問題もなさそうに思えますよね。
しかし! こちらも、上司にしてみれば「あれ? この子は、俺に気があるのかな?」と、誤解しやすいLINEに。既婚者の上司ほど、妻以外の女性からダイレクトに褒められる機会が減っているため、社交辞令的な褒め言葉であったとしても、独身女子からの「素敵でした!」は嬉しすぎて、勝手に舞い上がりやすいのです。
ハート入りのメッセージにすると、さらに誤解される危険度が上がります。
3:「休日はやっぱりいいパパなんでしょうね~」
ちょっと親しくなった男性上司に「休日は、やっぱりいいパパなんでしょうね~」と、なにげない世間話のつもりで送るLINE。女子としては、特別な話題がないときに、社交辞令の延長として送信しやすいフレーズでもあります。
ところが! こちらも、男性によっては「俺に気がある?」と誤解することがあるから、要注意なのです。「仕事だけの人間関係なら、プライベートな話題には踏み込まないはず」と思い込んでいる上司ほど「この子は、妻との仲を探ってるのかな?」「俺の家庭がうまくいっているのか知りたいのかな?」などと、勘ぐり始めるから厄介。無用な憶測を呼びたくない上司には、家庭のことは尋ねないほうが無難だったりもします。
対面で会話するのとは違って、LINEだから微妙なニュアンスが伝わりにくいのでしょうね。勝手に暴走した上司から、嘘だか本当だかわからない夫婦不仲話を聞かされる羽目にもなりがち……!
女子にしてみれば“そんなつもり”はこれっぽっちもないのに、上司が勝手に「この子は俺と不倫したいんだな?」と思い始めたら、誤解を解くのにもひと苦労です。カン違いさせる可能性のあるLINEは極力控えるのも、上司とのいい関係づくりには欠かせない心がけですよ〜。
初出:しごとなでしこ
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。