働くみなさん!日本語の「正しい表現」に、どのくらい自信がありますか?
書類を作成するときや同僚や上司にLINEを送るときに「あの表現はどういう意味だっけ……!?」と不安になることもありますよね。
また、「仕事デキそう」と思っていた同僚が、誤った表現を使っていたら「意外と日本語を知らないのかも」などと、思わず幻滅してしまうことだってあります。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「性癖(せいへき)」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.性的まじわりの際に現れるくせ・嗜好
2.性質上のかたより
正解は?
2.性質上のかたより
「性」を性質ではなく性交の意と捉えると、間違いです。エロス方面の言葉ではないのですよ!
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では62%の人が正解していますが、37%つまり約4割の人が間違った意味を「正しい」と思ってしまっています(2017年9月26日現在)。
本来は、「大言壮語する性癖がある」のように、性質上のかたよりについていう言葉です。
※ ※
せい‐へき【性癖】
性質上のかたより。くせ。
[補説]「性」を性質の意ではなく性交の意ととらえ、誤って、性的まじわりの際に現れるくせ・嗜好、交接時の習慣・習性の意で用いることがある。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より〉
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ