働くみなさん! 日本語の「正しい表現」に、どのくらい自信がありますか?
書類を作成するときや目上の方と話すときに「あの表現はこどうやって書くのだっけ……!?」と不安になることもありますよね。
また、「仕事デキそう」と思っていた同僚が、誤った表現を使っていたら「意外と仕事デキないのかも」などと、思わず幻滅してしまうことだってあります。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
問題
「いかんせん」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.残念なことに
2.ありがたいことに
正解は?
1.残念なことに
「この前の合コンで会った彼は素敵だけど、いかんせん家が遠くて会えない」などと使います。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では83%の人が正解していますが、16%つまり約6人に1人は間違った用法を「正しい」と思ってしまっています(2017年9月26日現在)。
いかん‐せ‐ん【如何せん】
(1)どうしたらよかろうか。どうしようか。
(2)いい方法が見いだせないことを表す。残念にも。
※ ※
(1)は用法としてやや古く、現代語としては(2)のほうが一般的です。「家を建てたいが、いかんせん地価が高くて手が出ない」のように用います。(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より〉
【もっとことばの達人になりたいときは!】
初出:しごとなでしこ