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LIFESTYLE

2017.08.19

昔ながらの手芸問屋街、深水埗(シャンスイポー)で少女時代にタイムスリップ♥

香港に住むエディター・スーれいなが、最新の香港事情をお届けするコラム連載。今回は、「ずっと行ってみたかった」という深水埗(シャンスイポー)散策のお話。

香港に引っ越してきた当初、「ひと駅ずつ降りて、歩いてみると、街の違いがわかって住みやすくなるよ」と外国人の友人にオススメされました。やはり街にはそれぞれ個性があるもの。それを確かめようと今回は、ずっと行ってみたかった深水埗(シャンスイポー)を散歩してみました!

東京の「日暮里」のような生地や手芸用品の問屋街[深水埗(シャンスイポー)]

MTR(地下鉄)の赤い線である荃灣線(チュンワン線)上にある深水埗(シャンスイポー)。観光客がよく宿泊先として選ぶ尖沙咀(チムサーチョイ)もこの線上にあり、アクセスしやすい下町です。

まず訪れたのはビーズ街である汝州街(Yu Chau Street)。通りにはひしめくように手芸素材を売るお店が並んでいます。キラキラ素材は見ているだけでも楽しい!

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▲駅構内の案内板に、「汝州街」を発見し、A出口を出るとこの光景。なんとも賑やか!

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▲ビーズ屋さん「晶晶珠飾(J&J Imitation Jewellery Co.)」を突撃。ビーズ屋さんといっても、ボタン、ワッペンなどの手芸の装飾品なら何でも売っていました。(※ジュエリーのスペルは「jewelry」ですが、「Jewellery」がお店の正式名称です)

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▲香港のお家の玄関に良く飾られているタッセルも発見。「出入平安」は「出入りする人たちが安全でありますように」という意味。

【名称】晶晶珠飾(J&J Imitation Jewelry Co.)
【住所】215 Yu Chau Street,Sham Shui Po, Kowloon, Hong Kong
【TEL】(+852)2491 2323

まるで宝探し!? 生地の街[基隆街]、リボンの街[南昌街]は発掘の楽しさでいっぱい

路上で生地を安く売る「基隆街」にも足を運びました。こちらの価格は店舗を構えているところよりも安め。

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▲搬入前の様子ではありません(笑)。この状態で売っています! お店の人に「この生地ください」と指差すと、どんなに下に位置していても取リ出してくれます。

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▲サーッとハサミを入れてちぎる様子はまさに職人技。ちなみに単位は「1ヤード」(=91cm)を使っていることが多いです。このお店は1ヤードで5元(¥82)でした。「元」は中国の通貨の単位ですが、香港ドルでもほぼ同じ金額なので、香港ドルで支払いします。

路上の生地は1ヤードから購入可。店舗を構えているところは、見本のみが展示され、翌日店舗着と時間はかかりますが、思い通りのものが手に入ります。5ヤード(=455cm)など最低単位が路上よりも多めに設定されているので、購入を考える場合はお店の人に確認してみてくださいね!

【名称】民記布業
【住所】 165 Ki Lung St, Shamshuipo, Kowloon, Hong Kong
【TEL】(+852)6343 7963

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▲リボン街である南昌街(Nam Cheong Street)のお店にて。リボンだけでも相当数。値段は芯の紙に直接記入してありました。

素材屋さんを見て楽しんだ後、引き返していたところ、よく見ると駅付近には昔ながらの香港が広がっていました。

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これぞ香港! といった通り。ユニークなマンションも異国情緒を感じさせます。記念写真にもピッタリ。

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ワイルドなお肉屋さんも日常風景のひとつ。大きな包丁でお肉をたたく様子は思わず足を留めてしまう。

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▲八百屋さん、果物屋さんもだいたいが量り売り。大型スーパーではなく専門店がたくさん残っています。

創作意欲を刺激されることはもちろん、見ているだけだけでも心が躍る街・シャンスイポー。ぜひ訪れてみてくださいね!
ではまた、再見(ヂョイギン)♥

初出:しごとなでしこ

スーれいな 香港在住エディター

モード系、コンサバ系のファッション誌の編集を経て、フリーエディターとして活躍中。国際結婚を機に香港に移住し、現地で地元フリーペーパーに執筆や、日本の女性誌のライター、翻訳を行う。只今、ノマド海外ライフを送りながら、二歳の娘の育児に奮闘する日々。

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