▶︎前回のレポート|結婚相談所編その1:41歳独身は婚活市場での価値がゼロ。現実を突きつけられて、泣きながら帰った夜
ガチ婚活レポート1はこちら
40歳からの本気婚活 結婚相談所編その2
自分のこと、どれだけわかっていますか? お見合い率が上がる!【自己PR】【婚活プロフィール】の書き方(例文つき)
今回のタイトル、よくある婚活サイトみたいですね。
でもでも、プロフィール文や自己PR文ってほんと大事です、いろんな意味で。なので全部、お見せします。
前回、泣きながら結婚相談所を後にして、電車内でその金額の重さにうち震えた私。
「こうなったら元取ったるでい! 40万円、40万円!」とヘンなテンションで本気スイッチが入りました(完全に関西人的思考)。
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そうと決まったら、とっととシステムに登録して、「男性会員数6万人か何万人か知らんけど、とにかく制限人数いっぱい、独身男子ととことんお見合いしまくったるでい!」と息まいておりました。
が! 知ってました? 奥さん!
結婚相談所のシステム、つまり独身男性を検索できる巨大なシステムを使えるようになるまでのはるか長い道のりを……。以下、リアルに記します。
1 プロフィールを書く
これ、意外と時間かかります。だってだって、西暦何年に高校卒業して何年に大学入学して、何年に入社して…とかって、すぐにわかります? 大学の正式な学部名とか学科名ってパッと思い出せます? わっかんねーよ! いつの話だよっ!(怒)
仕方がないので、私の場合は、はるか昔に書いた就職活動のときの履歴書を探すことから始まりました。そんな紙切れ、どこにあるんじゃい! けど、なかったら泣きを見ます。だって、仮に今の年齢から逆算したとして、3月に卒業して、入社は4月で…、おまけに浪人などしてようものなら、年がずれるし、もうさらにワケワカメです。
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2 自己PR文を書く
これもめっちゃ大変。あなどってはいけません! すぐにパパッと書けますか? 自分の長所や短所を。書ける人、マジ天才、尊敬! 普段、文章を書く仕事をしておきながら、自分のこととなるとてんでダメってことに気づきました。つまり、全然自己分析できてない。
さんざん悩んで「明朗活発、元気、徹夜ができる、よく食べる、おいしそうに食べる、健康……」って! どんだけ元気&食いしん坊推しやねん! 実にしょぼい自己PRしか書けず、だいぶ凹みました。
仕方がないので、親友に「私のいいとこって何だと思う?」と突然ラインしたところ、「よく食べる」とだけ返事がきてさらに凹みました。
仕方がないので、<結婚相談所 自己PR 例文>と検索、ネットを調べまくり、おっそろしく無難な原稿ができ上がりました。
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●第1稿 自己PR欄●
プロフィールをご覧いただき有難うございます。
平日は仕事で忙しいときもありますが、休日は料理や読書をして過ごしています。
これまでは仕事中心の生活でしたが、これからは一緒に楽しく食卓を囲める方と過ごしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。☆ 趣味欄…料理、読書
この原稿をメールで送ったところ、所長からは以下の返事が…。
「優等生ですが、人間味が感じられませんね。ただでさえスペックが恐ろしいのに、このPR文じゃ、お見合いの申し込みはこないでしょう。
Tさんはどんな人で、どんな結婚生活を送りたいのですか? 自己PR欄は、ご覧のとおり、かなり広いスペースをとっています。自由にあなたという人間を表現する場です。前回お伝えした通り、自己PR欄をチェックするのは最後の最後。でも、そこにちょっとでも“会ってみたい”と感じる要素があれば、出会いのチャンスにつながるんです」
……むーん。
私がどんな人で、どんな結婚生活を送りたいか? 私という人間を表現?
「結婚したい、結婚したい」ってお経のように唱えているけれど、具体的に言葉にせよって言われるとようわからん。40年も生きてきて、自分のことすらわからないなんて。
この時点ですでに入会してから3日ほど経過していました。履歴書を探すのに2日、自己PR書くのに1日。自己PRにいたっては、まだできてない。ちなみに、この3日も料金に含まれています。システム登録してなくても、先生のアドバイスは受けているわけですから。げげげ。
それから3日ほど考えて、以下のように変えてみました。
●第2稿 自己PR欄●
平日は締め切り前など忙しい日もありますが、休日はのんびりと読書をしたり、海でぼおっとしたり、神社やお寺を散歩したり、友人を招いて手料理をふるまったり、友人と映画や食事に出かけたりして楽しく過ごしています。料理が好きで、から揚げと生姜焼き、煮物はよくほめられます。冷蔵庫にあるものでさっとつくる謎の料理も好評です。材料を切ったり煮込んだりする時間や、「おいしい!」と言ってもらえる瞬間は、私にとって最高に幸せな時間です。
これまでは、仕事に夢中でひたすら走り続けてきましたが、これからは信頼できるパートナーと一緒に、穏やかで温かい人生を歩いていきたいと思い、入会いたしました。
湯気のたつ食卓でおいしいものをおいしそうに食べてくださる方、その日の出来事をお互いに楽しく話せる方、迷ったときも一緒に考えてくださる方、たくさん笑って温かい時間を過ごせる方と出会えたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
☆趣味欄…料理、読書、映画鑑賞、散歩、バスケットボール
皆さん、どう思いますか? 最初に書いたプロフィール文と、2回目に書いたプロフィール文。
ここにも、大きな気づきがありました。それについてはまた次回!
【本気婚活メモ】
・プロフィール文、自己PR文をあなどってはいけない
・自分自身を見つめる機会
・私はどんな人間か? 長所は? 短所は?
・どんな結婚生活を送りたいのか
・自分のことを知るのって、怖くて難しい
▶ガチ婚活レポート23へつづく
本文内イラスト、画像すべて/(c)Shutterstock.com
プロフィールイラスト/小池アミイゴ
初出:しごとなでしこ
エディターT
仕事も遊びも忙しく、40歳までシングルを謳歌。数々の女性誌で、お見合いパーティや合コンなど、婚活企画を担当するも成果はナシ。しかしこのたび、本気の行動でついに結果が出ました(びっくり)。いくつになっても、好きな相手と結婚できるんだなぁ〜と実感中です。