現代のおとぎ話はグローバル視点! 映画『美女と野獣』から考える恋とCSR | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. ブランディング仕事術
  4. 現代のおとぎ話はグローバル視点! 映画『美女と野獣』から考える恋とCSR

WORK

2017.04.26

現代のおとぎ話はグローバル視点! 映画『美女と野獣』から考える恋とCSR

こんにちは。ブランディングコーチの大島文子です。

4月21日(金)に日本でも封切られたミュージカル映画『美女と野獣』、もうご覧になりましたか? ミュージカルファンとしては映画『ララランド』に続く話題作なので、私も早速映画館へと足を運んできました。

image1

予告映像の美しさ、舞台と同じドラマティックな楽曲で楽しませてくれること確約の作品。しかも監督を『シカゴ』や『ドリームガールズ』を手がけたビル・コンドンが務め、キャストは、主役のベルに『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で一躍注目を集めたエマ・ワトソン(ミュージカル初出演!!)、野獣役を人気のTVドラマ『ダウントン アビー』のダン・スティーヴンス、ベルに結婚を迫るガストン役を『ハイ・ライズ』のルーク・エヴァンスとくれば期待も膨らみます。

日曜日の朝イチ、10時に訪れたのは六本木ヒルズのTOHOシネマ。なんと館内4シアターが『美女と野獣』で満席でした! 前日朝に字幕版DOLBY-ATMOSの席を予約していてよかったー(汗)!

「さあ、一週間の仕事の疲れをロマンティックで優しいストーリーと、美しい音楽で癒してくれー!!」とリラックスムードいっぱいに映画を観出した私。ふと座席後方を見るとインターの低学年生徒と思しき女の子たちが、ママとともに鑑賞会のようです。

もうベルになり切っている金髪や栗色髪をしたかわいい女の子たちの集団。幕開きから興奮の歓声が沸いてました。

ご存知の通り、『美女と野獣』のストーリーは
「人は見かけじゃなくて、ハートなのよ」
「ベルのように読書を好きになって」
「個性や信念をもった人になってね」
とお決まりだけど大切なメッセージが綴られています。親なら子供に観て欲しい物語りですよね。

アニメやミュージカルで既にあらすじも分っている作品。とは言え、そこには実写版だから映し出される現代の物語りがありました。

あなたは野獣の目をみつめられるか?

ネタバレになるので詳細レポは避けてポイントだけ

真実の愛を知り、ベルが父親を心配していることに気づく野獣くん。バラの花びらが全て落ちたら魔法が永遠に解けなくなる。なのにベルを父親の元へ帰してあげる。野獣(ダン・スティーブンス)の歌うこの曲『ひそかな夢』が素敵過ぎます!

自己よりも愛する相手を尊ぶ気持ち。
そのベルが野獣の元に帰ってくる。
そして全ての魔法が解けた時、野獣はハンサムな王子さまに戻ります。

これ、この物語の「大前提」なのですが、このシーンのエマ・ワトソンとダン・スティーブンスがすごく良かったです! ベルが王子姿に喜ぶ(笑)のでなく、彼の目を見て野獣と同一人物か確認するのです。彼女が求めたのは「ピカピカの王子さま」ではなくあの野獣くんだと伝わる瞬間、この映画はアニメを超えたのだと思います。

目は全てを物語る!

野獣くん?!も目を見つめ、互いの心が繋がれば、それはあなたにとっての王子さまなのではないでしょうか♡

現代のおとぎ話はグローバル!

『美女と野獣』の舞台は時代不詳とは言え領主さまのいるような時代。

でもこのお城の家来も村人もとっもインターナショナルでジェンダーレスなんです。これアニメやミュージカルではさらりと流せるけど、実写版だからこそきちんと描かれているポイントかと思います。

世界中の人に愛と夢を伝えるD社。マーケットがグローバルになればなるほど、重いCSRを負う。

Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任です。

人種や性差の違いをフェアに捉え、だれもが夢を心地よく見れる作品を作ることが求められる。ブロンドの女の子がハンサムな王子さまとハッピーエンド♪ だけでは済まない配慮を随所に感じました。

でもね、野獣の外見でなく心で人を知ることの大切さを伝える作品です。

CSRを含め、その社会的責任を遂行できる人間を育むのは、こんな物語りなのでは。ミュージカル好きには堪らない、日本のミュージカルスターによる日本語吹き替え版も話題のこの作品。

もちろん私は次は吹き替え版を観る予定です!

あわせてチェック!
山崎育三郎&昆 夏美、初めての出会いを振り返る|映画『美女と野獣』対談(後編)

初出:しごとなでしこ

大島文子 BLOOM&GROW INC 代表取締役/ブランディングコーチ

資生堂ザ・ギンザ、三陽商会、パルグループ等にて日本発ブランド及びセレクトショップのブランディングや広告宣伝等マーケティング全般を担当。ファッション分野にとどまらずライフスタイル雑貨・ショップ等もプロデュース。大人女子に素敵な時間を提供するブランド育成のための、ブランディング&プロモーションコンサルティング会社(株)ブルーム&グローを設立。インスタグラムはこちら。公式HPはこちら

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.22

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。