カレーには、悪酔い撃退スパイス「ウコン」がたっぷり!
桜の季節がやってきました!
カレーも大好きですが桜も大好きなカレーおじさん\(^o^)/ですよ!
個人的な話ですが花粉症なので春は苦手なんです。でも、桜の時期になると花粉で苦しいのも忘れて花見しに行きたくなっちゃうくらいに桜が好きです。花見を口実に飲みたい方もいらっしゃるでしょうし、花見を口実に美味しいものを食べたい方もいらっしゃるでしょう。
そんな時はカレーです\(^o^)/
カレーに含まれるスパイスの主となるターメリックの和名はウコン。
つまり、悪酔いを防いでくれるあのウコンです!!
ということはカレーを食べながらお酒を飲めば悪酔いしないってわけです! 花見のつまみはカレーで決定ですね。花より団子ではなく花よりカレーです(笑) いや、花もカレーも!\(^o^)/
今回は桜の名所の近くでおすすめのカレー屋さんをご紹介いたします。食べながら桜を見れるお店もありますし、テイクアウトで花見にカレーを持っていけるお店など、色々な形で桜とカレーを楽しんでもらえればと思います。
もはや浪漫! 上野公園の桜の中で食べる伝統の味
上野「精養軒」
都内に花見の名所は数あれど、やはり上野公園が一番大規模なのではないでしょうか。その上野公園の中にある老舗洋食屋・精養軒。高級フレンチがいただけるお店と、カフェ的に使えるカジュアルなお店があります。カジュアルな方カフェランランドーレではテラス席でカレーもいただけるんです。精養軒といえばハヤシライスで有名なのですが、そのハヤシライス的方向性の深みのある洋食ビーフカレーは誰が食べても美味しいと感じる仕上がり。そして大きなポイントなのは付け合わせの福神漬。精養軒からも近くにある酒悦の福神漬で、これが最高なんです! 酒悦といえば元祖福神漬のお店。精養軒は1872年創業。酒悦は1675年創業という超老舗。歴史ある街上野だからこそですね。歴史に想いを馳せながら、満開の桜を見て食べるカレーと福神漬。これはもはや浪漫です。
▲ビーフカレー
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
雰囲気:★★★★★
歴史:★★★★★
不忍池で花見ならこちらでテイクアウトを
上野「サルガム不忍池店」
上野公園の近くにある不忍池もまた桜の名所として有名です。ボートをこぎながら池から見る桜もまた最高なのですが、こちらサルガムは上野界隈に何店舗か展開するインドカレーのお店で、不忍池沿いにもお店があります。お店の中から桜を見ながら食べることもできますが、テイクアウトもできるのでお花見スポットでカレーとタンドリーチキンなんか食べるのも最高ですね。こちらのおすすめはマトンカレー。よくあるタイプのインド料理店ですが、しっかりした腕がないと出せない味をちゃんと出せているお店だと思いますよ。
▲バーベキューセット
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
雰囲気:★★★☆☆
便利さ:★★★★★
【おまけ】上野で花見カレーしたならデザートはここ
上野「みはし」
本連載初のカレー以外の食べ物のご紹介です(笑)。個人的に上野で花見するならこれは絶対に外せないので。これというのは老舗の甘味処みはしの桜あいす。桜の時期のみの限定商品。適度な甘さとそれを引き立てる上品な塩気。柔らかさも空気の含み具合も完璧なアイスクリーム。こしあんが添えられているのがまた気が利いているじゃないですか。カレーの後のアイスって本当に幸せの相乗効果を生むので、上野で花見でカレーならここも忘れないでくださいね! 桜で幸せ、カレーで幸せ、桜あいすでさらに幸せです\(^o^)/
▲桜あいす
隅田川で花見なら
浅草「スミダリバーキッチン」
続いては隅田川。こちらも花見の名所で有名ですが、浅草駅近く、まさに隅田川沿いにあるのがスミダリバーキッチンです。こちらのお店、まだあまり知られていない超穴場! インド料理からタイ料理、フィリピン料理からイギリス料理まで、多種多様なラインナップでそれぞれ美味しいのですが、花見の時期ならやはりピンクのカレーが良いでしょうかね。いわゆるチキンティッカマサラなのですが、ライスの上に焼いた鶏肉が乗っていて、これがどこか和を感じる味付けであり、それがインド的カレーと合わさることによって個性的でここでしか食べられない美味しさになっているんです。桜を見ながら桜色の美味カレーなんて最高ですね!
▲ピンクのカレー
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
雰囲気:★★★☆☆
穴場度:★★★★★
ミッドタウンで贅沢な花見カレー
乃木坂「ニルヴァーナニューヨーク」
六本木のミッドタウンも新たな花見スポットとして注目を集めている場所ですが、ミッドタウンで花見カレーならここで決まりです。ニルヴァーナニューヨークは高級インド料理店。ランチビュッフェは2000円以上するのですが、その値段に見合った品数と味のクオリティなので文句なしです。実際この値段にして行列ができていることもあるくらいの人気店ですから。店内から中庭に咲く桜を見ることもでき、この時期の人気はいつも以上に上がります。セレブ気分で花見カレーができるお店ですよ。
▲ランチビュッフェ
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
雰囲気:★★★★★
セレブ感:★★★★★
400g以上の野菜も摂れる! 夜桜のお供に、野菜カレー&野菜ジュース
新宿御苑前「ぴーまん」
続いては新宿御苑。御苑の門の目の前にある野菜ジュースのお店ぴーまんをご紹介します。こちらは野菜ジュースがメインのお店なのですが、18時以降は食事メニューもいただけます。野菜カレーもあり、これがまた野菜たっぷりで実に健康的な美味しさ! 400g以上の野菜を摂れるので、野菜不足を感じた時に僕もちょくちょく行くお店です。野菜ジュースの種類も多く、それぞれメニューに効能が書いてあるので、その時の調子に合わせて頼むのも良いですが、桜の時期なら期間限定のクレージーマーブルサクラがおすすめです。ジョッキに入った二層の桜色の野菜ジュース。これと野菜カレーを御苑の夜桜を見ながら飲んで食べて。何と素敵な夜でしょう\(^o^)/
▲野菜カレー
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★☆☆
コスパ:★★★☆☆
雰囲気:★★★☆☆
健康度:★★★★★
目黒川近くのインドカレーテイクアウト専門店
目黒「シャプラインディア」
最後にご紹介するのはこちらも桜が有名な目黒川近くにあるインドカレーのテイクアウト専門店シャプラインディアです。一応テラス席もあるので、そこで食べることもできますが、やはりテイクアウトして自分なりの一番の桜スポットに持っていくのが良いでしょう。おすすめはチキンカレー。意外なほどにしっかりしたスパイス感で、ナンがまた薄目で粉の味をしっかりと感じる本場インドの味。インドの露店のカレーってこんな感じなんですよね。素朴で美味しいんです。目黒川は桜満開の後の散った花びらで川が埋め尽くされるのが有名ですね。それをここのカレーを食べながら見ることができたら良いなぁ。
▲チキンカレー、ナン
<カレーおじさん\(^o^)/的評価>
味:★★★☆☆
コスパ:★★★★★
雰囲気:★★★☆☆
本場感:★★★★★
この時期ならではのカレーの楽しみ方を!
今回は桜アイスなんておまけもつけちゃいましたが、気になったお店に是非行ってみて欲しいです。そして是非花見カレーをして欲しいと思います。桜の花は古くから神秘的な美しさ、怪しさがあるといわれています。坂口安吾や梶井基次郎が小説の題材にした桜。どちらも不思議な物語。一年に一度だけ、ある時期にしか見れないその美しさは、儚くもあり、だからこそ美しさが際立つわけで。カレーは年中無休で食べられますが、この時期だからこその楽しみ方でカレーを食べてくださいね! きっとカレーの美味しさも、桜の不思議な力によって増幅されるでしょうから\(^o^)/
初出:しごとなでしこ
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均900食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/