▶前回のレポート|初めての食事中、おもむろにダンディー先生が取り出したものは…
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40歳からの本気婚活〜出会った男性たち〜ダンディー先生47歳 vol.3
気づけば前回から1ヶ月! 新婚旅行に行ったり引越したり、仕事したり仕事したり仕事したり、でホントすみません…。バブルな幹久先生(もうこの呼び方が定着・笑)が、いったい何を取り出したのか? 気になって寝られなかった人、本当にすみません(そんな人いないか)。
「そろそろ、はじめましょうか!」そういって、先生が取り出したのは…まさかの…
トランプ
でした。
「ハイ、好きな数字を思い浮かべながら、この中から1枚、カードを選んでみて。Tちゃん、まだ、見ちゃダメ。Tちゃんの好きな数字のことを考えててね」
そう言って、じっと私を見つめる幹久先生。見つめ合うふたり。…ここで恋が芽生えて……
ってなるわけねーーーっ!!
私の頭の中は、「え? いきなり3人の飲み会のうえ、こんだけ盛り上がっていきなりトランプ? マジシャン? マジックが趣味?? え? え?」でした(笑)
そんな大混乱中の私に、先生はいくつか質問を投げかけてきて、(誘導尋問があるとも気づかず)バカ正直に答え、ふと気づけば、頭の中に浮かんでた数字<5>を先生はズバリ言い当て、私はハートの<5>を手にしていたのでした。
す、すげえーーっ!! (単純)
「すごい! なんで? どうなってんですか?」と驚きまくっていたら、紙3枚とペンを取り出し「1つだけ初恋の人の名前を書いて、3つとも全部同じように折ってシャッフルして」と…。言われるがままに名前を書き、そしたらなんと! 先生、ズバリ言い当てたっ!!
す、すげえーーつ!!(単純)
マダムも「先生、素敵〜♡」と大盛り上がり。あなたプロですか? と聞きたくなるほどテクニシャン(笑)。ほんと、どっかのマジック・バーにおつとめなんじゃなかろうか…。
極めつけは最後。高級な医者カバンみたいなバッグから取り出したのは…まさかの…フォーク!(しかも30本くらい)
フォークを片手にじっとスプーンを見つめる幹久先生。ぐにゃり、ぐにゃりと曲げたり結んだり(いやほんと、すごかった、だってもう一方の手は、フォークに触れてないんだよ?)あっという間にテーブルの上は、ぐにゃぐにゃになったフォークが山積みに……。
もう、言葉を失った私…。「今日って…確か<婚活>に来たはずでは…」。ボーゼン。
ラスト、先生は真っ白い歯をピカーンとさせながらこの上ないドヤ顔で
「これが…メンタリズムです!」
と、シャキーンと(例のDaiGo風)ポーズをとったのでした。
びっくりするほど楽しい夜でしたが(いろんな意味で)、しかしこの後、再びお会いすることはありませんでした(終)。
【本気婚活メモ】
・趣味の域をはるかに超えた本気の趣味でした
・海外に武者修行にも行っているらしい(だからよく海外に…)
・今はメンタリズムに夢中らしい(きっとこれからも…)
・共通の趣味ならいいかもしれないけれど(私は無理…)
・婚活で「趣味」は重要
▶ガチ婚活レポート16へつづく
イラスト/小池アミイゴ
初出:しごとなでしこ
エディターT
仕事も遊びも忙しく、40歳までシングルを謳歌。数々の女性誌で、お見合いパーティや合コンなど、婚活企画を担当するも成果はナシ。しかしこのたび、本気の行動でついに結果が出ました(びっくり)。いくつになっても、好きな相手と結婚できるんだなぁ〜と実感中です。