▶前回のレポート|テクニシャンな彼と盛り上がった夜は驚きの連続!
ガチ婚活レポート1はこちら
今、私はアマゾンさんの思うツボ…。アマゾンプライムビデオの恋愛番組『バチェラージャパン』に夢中です。バチェラー・久保さんの女子を見る目、判断ポイント、マジで勉強になります。いや、久保さん好みの女子になれって話ではなく、やっぱり男性って結局は女性のこういうとこにグッとくるのね…と、男女の恋愛&結婚観の差をヒシヒシと感じております。えーと、これ語り始めたら軽く3日はかかるので(笑)、はい、次の男子いきましょう。
マダムが紹介してくれた新しい婚活男子は…萌えポイント多数
前回、東幹久似の素敵リッチなメンタリストとのデートで、「婚活とはなんぞや…」とすでに疲れが見え始めたころ(まだ2人しか会ってないのに)、またまた別のマダム(海沿いではない高級住宅街にお住まいの方)からお声がかかりました。
今回は、どうやら私の仕事=編集者という点に興味をもってくださった男子らしい。36歳、鉄道系の会社にお勤め、趣味は読書! とっても真面目な青年! ワオ! いいではないですか! だってほら、前回、趣味の不一致というか、極め過ぎた趣味をお持ちの方との恋愛はなかなか難しい…と学んだところだったので、やはり<読書>という、究極に無難だけれども共通の趣味があるってのは、すごくイイかもしれない、わくわくわく。
しかもですね、お勤めが鉄道系ってところにも実は萌え♡てたんです。私の愛する甥っ子は、ガチの鉄オタ。しかも普通の電車ではなく「貨物系」が好きなんです。彼は8歳にして雑誌『鉄道ファン』の貨物特集をしっかり読み込むくらいの貨物オタク。甥っ子とのデートは『鉄道ファン』の付録・貨物時刻表をもって、貨物車が並ぶ機関区でお弁当デートが定番(笑)。私も貨物系にすっかり詳しくなってるし、そんな話もできそうだし、すんごい楽しみ!
土曜の昼下がり、ホテルラウンジはライトなお見合い=ブラインドデートが花盛り
と、意気揚々と向かったのは某ホテルのラウンジ。
さてここで、みなさん、知ってましたか? 土曜日14時のホテルのラウンジってのは、「あ…、初めまして…。○○さんですか? 今日はよろしくお願いします」って会話が無数に飛び交っているってことを…。私、全然知りませんでした。自分がこれを経験するまでは。
ご紹介いただいたマダムから彼の特徴(細くてメガネ)は聞いていたものの、いざ待ち合わせてみたら、そんな男子、いっぱいいるんですよ! 誰だかわかんねー、みんなキョロキョロしてるし…。そのとき、中でもいっちばん細いメガネをかけたモヤシ系男子がこちらに駆け寄ってきました。
「Tさんですか? すぐわかりました、○○さん(マダムの名前)から、特徴を伺っていたので。はじめまして、今日はよろしくお願いします」
(…え。すぐわかる特徴ってなんだろ。マダム、なんつった? 今度確認しよう)
モヤシくんが注文したのはエビアン…理由はいちばん安いから
席に座り、メニューをじーーっと見つめてから、彼は静かにこう言いました。
「コーヒーが1200円? 高いんですね…。僕、こういう場所は初めてで…。僕、エビアンでいいですか? 700円だし一番安いので」
えーと、えーと。私、今まさに、カフェオレ1500円を注文しようとしてたーっ、頼みづらいやないかーい! …って気持ちをぐっとおさえ、にっこり笑って紅茶(1100円)を注文。
「Tさんは、読書が趣味だとか。僕は大学で心理学を専攻してたんで、心理学系の本が大好きなんです」
「本当ですか? 私も大学で心理学の講座、とってました! どんな本がお好きなんですか?」
鉄道、読書、心理学。おおー、またまた共通点が! これはイイかもしんない。
と、そのとき、彼がカバン(よくみると大きい&重そう)から取り出したのは…。
【本気婚活メモ】
・やはり共通の趣味は大切
・初対面だし、話のきっかけになる
・まったく興味ないものより、興味ある仕事や趣味があるだけでポイント高い
・休日のホテルのラウンジは、初対面の男女が集うお見合いの場(これホント!)
▶ガチ婚活レポート17へつづく
イラスト/小池アミイゴ
初出:しごとなでしこ
エディターT
仕事も遊びも忙しく、40歳までシングルを謳歌。数々の女性誌で、お見合いパーティや合コンなど、婚活企画を担当するも成果はナシ。しかしこのたび、本気の行動でついに結果が出ました(びっくり)。いくつになっても、好きな相手と結婚できるんだなぁ〜と実感中です。