「すべての願いを叶えてくれる」黄大仙で厄払い体験|新・香港ガイド | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. おでかけ
  4. 新・香港ガイド
  5. 「すべての願いを叶えてくれる」黄大仙で厄払い体験|新・香港ガイド

LIFESTYLE

2017.03.19

「すべての願いを叶えてくれる」黄大仙で厄払い体験|新・香港ガイド

今年で30ウン歳になる私ですが、日本の友人と話した際、2017年は自分が厄年だと気付きました。

「厄払い、早く行った方がいいよ!」とアドバイスをもらうのですが、ここは香港。どうしたものか…と思っていたところ、たまたま地元の友人から、「香港でもお払いできるよ!」と聞いたのであります。

海外で厄払い、というのはなかなか珍しい体験かと思いますので、ご紹介したいと思います!

旧正月前の香港の街中は、“来年の運命”で大騒ぎ!

2017年の1月28日〜2月11日は、香港の旧正月(中国のカレンダーによる新年)でした。

日本の新年と同じように新しい年を祝うのですが、その時期は街中が有名な風水師による「来年の運命」の本の宣伝であふれていました。看板はあちらこちらで目にしましたし、書店や文房具屋さんでも“占い本フェア”のような催事だらけ
雑誌やインターネットでも風水の特集が組まれ、何かと目にする機会は多いのです。

私は酉年生まれなのですが(もう年バレバレ。苦笑)、たまたま読んだ雑誌に「酉年生まれの人は、今年は運の悪い年です」と書いてあり、ぎょぎょぎょっ!

しかも書いてあったアドバイスが「グラジオラス(花)か鶏のとさかを持ちましょう」…
花はまだいいとして、鶏のとさかって…とツッコミを入れつつも、
うーむ。
悪い年だとキッパリ言い切られてしまうと、不安になってきたんです…。

で、そんな話を地元の友人にしていたら、
「お払いできるよ。私、専属の風水師がいるんだけど、日取りとお参りの仕方を聞いてみるから、一緒に行こう」と、ありがたいオファー!

img_8045

▲「黄大仙」の入り口。

というわけで、香港にある有名なお寺「黄大仙(ウォンタイシン)」に行くことに。
後日、「日程決まったよ」と友人から連絡があったのですが、その際に忠告も。
「あのね、新年の初めにお参りに行ったら、必ず年末にお礼をしにそこを再訪してね。でないと、悪いことが起きるから、必ず行ってね」と。

「お、おう…、年末にお礼は必ずします!」と約束し、いざ出発!

「黄大仙」は香港で最も人気のパワースポットのひとつ。参拝客であふれていました!

「黄大仙」に着いて真っ先にすることは、お寺の入り口付近にある売店で、お参りセット(50HKD。約¥740)の購入。お線香は聖堂の前にある、細長い香炉に供えるためのものだそう。セットにはほかに、紙のお札、封筒のようなものがあり、売店の方からペンを借りて、一番手前の紙に名前を縦書きします。

それらを終えてから、寺院の中に向かいました。

img_8047-2

▲お参りに使うセット。お線香と、お札のようなものがひとつになっています。実際はお参りにはお線香しか使いません。

常に人がたくさん訪れているので、順路は前の人に添って歩けば大丈夫。まずお線香に火をつける区画、「点香区」があるので、そこで火を点けました。

img_8051

▲9本すべてに火を点けるのがなかなか難しい…。しかし、充分な長さがあるので、各所をまわっているうちに燃え尽きてしまう心配はありません。

img_8050-2

▲「点香区」のあと、本堂に入る入り口。とにかく芋を洗うような状態なので、皆、お線香が他の人に当たらないように立てて持つのが鉄則!

いよいよ境内に! お参り方法をしっかりおさらい

私の場合、友人の風水師さんから、以下の方法でお参りをするようにとアドバイスがありました。

【頭の中で言うこと】名前、生年月日、住所、願い事をし、お礼を言う。※

【お参りする箇所】
・最初にある三聖堂 3カ所すべてで、頭の中で※を唱える
・本堂、麟閣、盂香亭 3本づつお線香を差して、それぞれで※を唱える
・別にある地下の聖堂「太歳元辰殿」新しいお線香を買い、メインの像の前と、自分の干支の像の前でそれぞれ※を唱える

大事なのは、「焦らずゆっくり言う」、ということでした。

寺院の地下にある「太歳元辰殿」という聖堂は、入場料100HKD(約¥1,470)。さらに祈願料として300HKD(約¥4,400)かかります。旧正月でなくても有料で入場でき、さらに中にはスタッフがたくさん。お参りの仕方がわからない、自分の干支の神様がどれかわからない、といった場合でも、親切に教えてくれます

img_8054

▲「太歳元辰殿」の入り口。旧正月中ということもあり、目立つアーチが設置。

お参りの最後、地下の聖堂を出たら、お参りのセットをお店に戻しにいきます。これは、昔は境内で焼くものだったそうですが、最近では安全性の面から中止になり、お店の方があとでまとめて焼いてくれるからなんですって。

今回は、友人の風水師の指示を運良く得られたのですが、実はお参りの仕方は人それぞれのようです。基本的には、本堂、麟閣、盂香亭をまわって、お線香を供え、お祈りをするだけで充分。お供えを持ってきている人もいましたし、一カ所から永遠に動かない人もいました。

中国の宗教の特徴は、違う教義の相手にも尊敬の念を払い、寛容なところにあるといいます。

みんながいわば「フリースタイル」で参拝しているのも、懐が深い香港ならではで、興味深かったです。

ちなみに、お願いはいくつも言っても良いらしく(笑)、私はそのひとつとして「健康! 健康!」とお願いしてきました。

実は…。お参りするまでの一週間近く、肩が痛くて腕が上がらず、当日は左も向けない状態だったんです。それがお参り翌日には、ケロッと治りました。早速効果が出たのかな?(笑)

「すべての願いを叶えてくれる」といわれる黄大仙。

信じるか信じないかは、あなた次第!

ではまた、再見(ヂョイギン)♥

【名称】黄大仙/ Wong Tai Sin
【住所】2 Chuk Yuen Village, Wong Tai Sin, Kowloon, Hong Kong
【TEL】(+852)2327-8141
詳細はこちらから

初出:しごとなでしこ

スーれいな 香港在住エディター

モード系、コンサバ系のファッション誌の編集を経て、フリーエディターとして活躍中。国際結婚を機に香港に移住し、現地で地元フリーペーパーに執筆や、日本の女性誌のライター、翻訳を行う。只今、ノマド海外ライフを送りながら、二歳の娘の育児に奮闘する日々。

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.22

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。