こんにちは! 立春も過ぎ、春はすぐそこですね。
ゴルフをする人にとっては、待ち遠しかったシーズンの到来です!
かくいう不肖消費家クロシマ、あだ名は「中身おっさん」。
“飲む打つ買う“はなんでもやります。
ん? 打つ?
それはもちろん、ゴルフ。
ということで今回は、とあるゴルフブランドのハナシ。
オデッセイのパター「ツーボール」をGET!
2年前に、お好み焼き屋さんの大将が主宰するコンペに参加し、
19番ホール(打ち上げのこと)の特別賞でオデッセイ「ツーボール」をいただいた。(パターの上部に白いボールのような丸が二つあるのが特徴でツーボール)
それから大事に使わせていただいていたのだが、年末、忘年ゴルフで何気なくパターに触ってみると…
ボールを打つところのメタルが剥がれ、外側に曲がっていたのだった。
(写真のシマシマの部分です)
まぁ、自分が異変に気づかず打っていたのも、そしてスコアにもさほど変化がなかったのも(とほほ)驚愕だが、それ以上に、この「鉄のかたまり」みたいなものが壊れるのにびっくりした。
怒って地面に叩きつけて柄が折れる、とかはマレにテレビでプロがやっていたりするけど、
私、そんな扱いしていないし…。
だいたいゴルフのクラブっていちいち結構値段が高いものだ。
(ま、今回は買ったわけではないのだけれど)
できたらそんなに買い替えたりしたくないし、だんだん愛着も湧いている。
何より「剥がれてはいる」けど、折れてない。
シロウト目には「なんか修理でなんとかなりそう」だった。
なのに、私のゴルフのコーチはばっさりと「あーこれは直りません。買い替えてー」と言い放った。
まぁ、周りのおじさん達を見てても皆、しょっちゅうクラブを買い替えてる。中古クラブ買取り、なんてビジネスもしっかり成立しているくらいだ。
そーゆーもんなんだろう。
しかし、
今回はなんか納得がいかない。
だって薄い金属のペラが外側に曲がってるだけなのだ。
なんとかなりそう!!!(完全にシロウト考えなんですけどね)
思い余っていくつかの街のゴルフ専門店に話してみても、、、、、
結果はつれない、みんなダメ、断られるハメに。
(なぜ? 薄い金属のペラが外側に曲がってるだけなのにぃ!?)
ということで、消費家クロシマ、消費をするのを忘れ、クレーマー(ではないが)と化すことに!
直接ブランドのオデッセイさんに電話してみたのでした。
オデッセイ「はい、カスタマーセンターです!」
黒島「あの、(かくかくしがじか)贈答品でいただいたパターがこわれちゃったんですが…」
オデッセイ「どんな状態ですか?」
黒島「打つ面のところが剥がれて外側に曲がってしまい…」
オデッセイ「あーインサートですね」(シマシマの部分のことらしい)
黒島「はい・・・」
オデッセイ「残念ながら、それは修理が効きません」
…万事休す!! だめか…やっぱり!!!
が、彼はさらに続けたのだった。
オデッセイ「なので、新品と交換いたしましょう」
え、なんて言った? 今????
耳を疑う。
新品?
いくら私がクレーマー(ではないが)になったとは言え、最低2年は使ってるし、何より保証書がない。
いやいや、修理代くらい払うし。
黒島「いや、あの、いただきもので、保証書もないんですが」
オデッセイ「大丈夫ですよ、ただ大変申し訳ないのですが我々、直接お客様との取引がないので、近くの販売店までお持ちいただけますか?」
うそー!
もちろん、それくらいやるやる!
やりますとも。
ということで半信半疑で近くのビクトリアゴルフにブツを持ち込む。そして待つことほんの1週間。
写真に写っている新品パターが無事に私の手元に届いたのだった。
信頼と愛着が湧くのは、絶対なる自信とプライドを持っているブランド
世の中には「クオリティ」「ブランド」というものに絶対なる自信とプライドを持っている会社ってあるんだな。
自社の商品クオリティへの絶大なるプライド。
そして、商品のブランド力があるからこそ、の私(顧客)への対応。
そんなことを感じたからこそ、私(顧客)は、なおさらブランドへの愛着も湧き、さらにブランドへのロイヤリティが深まる。そして誰かにこの話をしたくなる。
そんな一瞬を経験したのでした!
#次は買うよーオデッセイ
#しかしパターの腕前向上せず
#こういう秀逸ブランドは結構あるのだ
#一人ひとりがメディア機能の時代
初出:しごとなでしこ
黒島美紀子 MKシンディケイツ代表
消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。
数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。