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LIFESTYLE

2017.02.17

本が読みたくなるレモンサワーとは? 本好きが集まる文豪バー「the OPEN BOOK」へ行ってきた

今年の目標は「月2冊読破」!

もう、年も開けてから1ヶ月半。
みなさん、きちんと1年の目標は立てていますか?
私は、本当につまらない事までチマチマとリストにしており、今年の目標が10個くらいあります。

そのひとつが「本を読むこと」

知り合いのオカダさんは年間50冊読破!と言っていたのだが、それって週に1冊ペースってこと!?
(む、無理だ…)

ということで現在、『月2冊読破』を目標に立てています。
(でもやっとここまでで2冊…頑張らなきゃ)

この「本を読む」の目標を立てるきっかけになったのが…とある、「立ち飲みバー」の存在です。

本好きが集まる文豪バー「the OPEN BOOK」

なぜその店に行ったかというと、友人のケニック君がSNSによくアップしてた、このレモンの機械が気になったから。

見てください! このぎゅっとつまったレモンを!

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なんだこりゃ!! 俄然興味わく!(◎_◎;)

ということで、ケニック君にお願いして連れて行ってもらったのは…新宿は花園神社あたり。
裏へ、裏へ小道をすすむ、そこは歌舞伎町一丁目。
猥雑、を超えて、もう、怪しさ満載。
人間の欲望渦巻くゴールデン街。

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その入り口入ってすぐに、くだんの店は看板もなくありました!
小さな入り口を入ると…
狭い空間ながらも大きく吹き抜けた天井いっぱいに

本! 本! 本!

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わあ〜〜絶景。
本特有の紙の香りが昭和な感じで懐かしい。

この場所はオーナーがずっと目をつけていた、昭和のビルを買い取り、中を全部自分好みにリノベーションしたらしい。こだわりが随所にあり、三階には畳の個室まで!

カウンター左にいたのはドイツから来たカップル。
たまたま入ったとの事。
どんだけ鼻が効くんだ、素晴らしい。
みんなとしばし、談笑して、2人は丁寧にお辞儀して帰っていった。

後からふらっと入ってきた女の子はサワー飲んで、隣にいたおじさん2人と意気投合して、ほどなくして二軒目に繰り出して行った。

そんな一体感のある小さな本のバー。

私は、と言えば、

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出されたレモンサワーをチビチビやりながらふとある本が目に留まった。
『いきたい場所で生きる』。

ペラペラめくると、世界でも文化的におもしろくて住みやすいと言われる土地を作家本人が順に巡った体験記で面白そう!

聞けば、さっきまでこの本の上梓パーティ前に作家さんご本人がここで飲んでいて、出しなに置いてったそうだ!

カウンターの上の本ずらりは、皆、著者のサインが入っている。
そう、ここのオーナーは今は亡き小説家、田中小実昌さんのお孫さん。
なるほど、自然と作家が集まるはずだ。

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作家、田中小実昌

エッセイや映画好きで有名だった方。ニットの帽子かぶってテレビ出て、しゃれたコメンテーターをやられてたのを、私もおぼろげながら覚えている。

オーナーにはお会いできなかったけど、自分のお爺ちゃんの『粋』をお爺ちゃんのかつての溜まり場でかっこよく表現しちゃう孫。お爺ちゃんも天国で鼻高々だろう!

しばらくしたら、さっきの本『いきたい場所で生きる』の著者さんが打ち上げから戻ってきて、私の横に立った。
こりゃ、読むしかないなこの本。
ということで、私の課題図書3冊目はこの本に決定♪

image1

このバーの本の大半は貸し出し可能。
ここでレモンサワー飲みながら本借りて、読み終わったら、返しがてら、またレモンサワー。

そんな粋な感じで今年の目標をクリアしたいな、と思う消費家でした。

#オーナー若干25歳!
#友達のケニック特製のカレートーストも食べられます
#謎のレモンの塔はお酒にレモンの香りをつける機械だそう

【DATA】
the OPEN BOOK
東京都新宿区歌舞伎町1-1-6 ゴールデン街五番街

初出:しごとなでしこ

黒島美紀子 MKシンディケイツ代表

消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。
数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。


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