海外旅行は現実逃避だ!
若者はこの頃海外旅行に興味が減っているらしい。
まぁ、テレビやネットでどこの国の情報もバンバン入ってくるし、そして映像やら画像で、擬似体験できてしまう。きっと、パリやニューヨークですら、すでに「行った気持ち」になってしまうのだろう。
でもって、実際の旅行は「友達と熱海へ」がお財布的にも楽チンというのが、現実的なのかもしれない。
でも、アラサー以上にとって「海外旅行」というのは、ざわざわした毎日(気疲れする社会人としてのしがらみ)を全て忘れることができる「現実逃避」みたいなものなのだ。
海外への逃避を(ワハハ)楽しみに毎日一生懸命働いている、という人も多いのではないだろうか?
かく言う私も、もちろんその一人。
ということで、週末+アルファでプチ逃避、行って参りました。
タイはバンコクへ。
やっぱりタイは面白い!
エキゾチシズム(異国情緒)という一言で片付けてしまえばそれまでだが、自分と違う文化の街は、自分と違う論理で成り立っている。
何気ない日々の街の風景がそれを教えてくれる。
アジアの都市の国の楽しいところ、それは日本を超えた最先端と日本の昔の原風景が一緒にごちゃっとしているところなんじゃないかと思う。
アジアは日本より(残念ながら)貧富の差が激しい。
でもこの格差がカオスを生む。途方もないお金持ちがたくさん居て、その人たちが途方もない酔狂な投資をアートや建築やらにしていく。
結果、どこに行っても均一的な日本とは全く別な世界が生まれているのだ。
タイはどんどんおしゃれに進化中!
ところで、最近バンコクではルーフトップバーが大人気。私が宿泊したlebua hotelはなんと64階建てで、一番上にこんなルーフトップバー「sky bar」が! 欧米人からアジア人までがスタンディングバーでくつろいだりしていた。
違うホテルのルーフトップバーにも行ってきた。こちらは、SO sofitel hotel。
南国ならでは、の開放感! 日本だと「雨が〜」とか言ってついつい気にして作れない、こんなオープンな空間もタイならではの緩やかさから。
色とりどりのタクシーもいいけれど、旅気分を味わうならトゥクトゥクで。実はもう新しいトゥクトゥクは生産されておらず、これもだんだんなくなっちゃうらしい。
すごいスピードとめちゃくちゃな走りっぷり。車がいなければ対向車線もどんどん使う。オープンなだけにスリル満載!
オーナーの感度が高い素敵なホテルとそのレストランでの食事も。こういう空間に自分を置いて、コンシェルジュ相手に淑女を装ったりする。
『お水はスティルで、あと昼だからワインは白ね』
『マダム、了解いたしました。冷えたものをお持ちしますよ』
なんていう会話も異国ならではの楽しみなのだ。
@the Siam
@cabochon hotel
素敵なコミュニティモール@the commonsにも行ってきた。
オープンしてから1年しか経っておらず、タイ人はみな、このモールの場所がいま一つ把握できてない!
タクシーを捕まえ、「ここに行って」と交渉し…
1回目のトライ。
近くまで行くも、正確な場所がわからず、タクシー運転手が怒り出し、あえなく下車。
2回目。
英語も少しわかる丁寧な運転手。
『あ〜〜これね!』と知ってる風だったので、ホッとするも、違うところに連れて行かれて大混乱!
3回目。
やっと場所がわかりかけて、タクシーに乗るも、タクシー運転手が英語できず、『知らない』の一点張り。でも、google mapを見せながら『大丈夫! 私がわかる! 連れてけ〜〜』となだめたり、すかしたり…。不安に満ち満ちた運転手を勇気付け、下車を拒否し、やっと目的地を見つける!
やれやれ…
まあ、こういうのも、旅の良い想い出だ…
タクシー3回目で到着のそこは…
おお。
階段に出されたテーブルに人は思い思いに座り、ワインやら、ビールやら片手にラップトップと遊んでる。
中には、ヨガ教室、子供の知育教室、バー、カフェ、洒落た小さなピザレストラン、屋上には小さな菜園、などが入っていて、ブルックリン? はたまたポートランド? と見まごうばかりのコンセプチュアルな素敵な場所でした。(どうやら、カフェオーナーが運営しているらしい)
↑水はお金を自分で払って自由に取る。
私は欧米よりもアジアの都市の混沌さが、生きるエネルギーを感じる。
我々のおじいちゃんやおばあちゃんが味わっていたような生と死の境い目みたいなパワーと危うさだ。
静かすぎる日本とは違う世界がそこにある。
だから、若者よ、若いうちはまずアジアに行け!
(番外編)
お土産は、食べ物とオシャレ雑貨! たくさん買っても1000円くらい。…東京バナナにクリソツ! なタイのお土産菓子も購入。
#一回海外に行くと二度目も行きたくなるんじゃないかな
#バンコク良いとこ一度はおいで
#今回消費したのは冷や汗
初出:しごとなでしこ
黒島美紀子 MKシンディケイツ代表
消費家・商業マーケティングコンサルタント
アパレル、セレクトショップ・百貨店を経て独立起業して早や10年余。
数々のお買い物の実践と失敗を繰り返し、ファッション、ビューティ、グルメ、ライフスタイルの動向を消費者目線で考察。
また、世界各地の商業スペースやブランドをチェック、
消費活動を通じたマーケティングを行い、企業と消費者を結ぶ。