Amazonがアメリカ・シアトルに完全自動レジのスーパー「Amazon Go」をオープンする、というニュースは、日本でも話題になりましたか?
私はかなりのアナログ人間ながら、一般の人も使えるようになったらこのスーパーに行ってみたいな~と思っていたのですが、ふと振り返ってみると、店内がすべて無人とはいかないまでも、香港も結構パネル注文、会計があるんです。
そこで今回は自動注文、会計の様子をご紹介します。
香港の無人会計システムとは?
まずはオシャレ系フードコートからご紹介。太古駅直結のモール「City Plaza」に12月にオープンしたばかりの「TREATS」。
▲入り口。お店がオープンしてからずっと賑わっています。
こちらは中華からイタリアンまで、小さい店が中に集まっているのですが、注文はタッチパネルで行います。最初は慣れないタッチパネルにアワアワしていましたが(笑)、2、3回注文したら慣れてきました。
▲ジュースバーもシャレてます。
▲まずは頼みたい品をオーダー。店内で食べるか、持ち帰りかも選べます。
▲オーダーをすべて終えると、支払い方法の選択が。カード、オクトパス〈※日本でいうSuicaのようなもの〉、有人レジを選べる仕組み。
▲もしオクトパスカードのチャージが足りない、なんてときも安心、レジでも支払いができます。
パネルで注文、支払いすると、レシートが出てくるので、それをお店の人に渡すと、呼び出しセンサーを渡されます。出来上がったら呼び出されるので、センサーと引き換えに受け取り。ここは日本と同じですね。
ファーストフードでも!
次は某ファーストフード店。最初に注文をして、支払い後にレシートの番号がパネルで表示され商品を受け取る流れ。オクトパス、クレジットカードが使えます。注文、会計は入り口付近で済ませ、商品を受け取りにカウンターへ行くという店内の流れは、すごくスムーズです。レシート番号が表示されるのも分かりやすい。
▲パネル注文をしている人も多いですが、有人レジも併設されているので、どちらでも注文可能。
▲左上にある画面にできあがった番号が表示されます。
日系スーパーでも発見!
そして最後は日系スーパーの自動会計です。自分で商品のバーコード部分をレジの専用部分にかざして、最後に支払い。こちらはオクトパスで払います。有人の列が並んでいるのに対して、比較的空いています。
▲パソコン画面に、バーコードで読み取った商品が表示されます。
香港の良いところは、仕事がかなり細かく分業されているので、パネルの使い方がわからなくてもそばにいる店員さんが教えてくれるところ。時期にもよりますが、だいたいいつもそばに店員さんがいて、やり方を説明してくれます。
個人的な感覚なのですが、香港の人は新しいもの好きな気がします。普通のおじいちゃんがアップルウォッチをしていたり、新しいお店はみんな興味津々ですごく込み合います。でもいろんな文化や人種、新旧のものが入り交じって発展してきている国なので、それも納得かも。
ではまた、再見(ヂョイギン)♥
初出:しごとなでしこ
スーれいな 香港在住エディター
モード系、コンサバ系のファッション誌の編集を経て、フリーエディターとして活躍中。国際結婚を機に香港に移住し、現地で地元フリーペーパーに執筆や、日本の女性誌のライター、翻訳を行う。只今、ノマド海外ライフを送りながら、二歳の娘の育児に奮闘する日々。