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LIFESTYLE

2016.07.05

山下マヌー Loose Traveler(6) モロッコ! タジン鍋ばっか!

01

これまで350回を越える旅をしてきた自分。世間には「旅を頻繁にする人=嫌いなもの無しというようなイメージがある。嫌いなものがないどころか、ゲテモノまでもを食べると、そんなふうなイメージがあることを感じることもある。

実際はそんなことはない。

少なくとも自分は旅の数ほどではないにしても、嫌いなものもたくさんある。中でもラム。これはダメだ。なにがって、あの独特の匂いだ。

「そんなマヌーさんでも食べられるのがここのラムですよ。ハーブやスパイスで匂いを消してますから、ほら、どうです?」

と出されたものでも、ラム嫌いにはわかってしまう。一口噛むと口のの中で広がるラムワールド。本当に申し訳ないと思う。

で、モロッコだ。

02モロッコはイスラムの影響が強い。なので豚は食べないのは理解できる。しかし何故どこに行ってもラムラムラム。しかもタジンタジンタジンばかりなんだ。

「観光客が行くところばかりで食べているから名物のタジン鍋が出てくるんじゃないのか?」と、いうわけではまったくない。

03

今回の旅のお供は友達の友達、日本でモロッコ料理店を営むモロッコ人の現地に住む弟。つまり食にはちょいとうるさい(と思われる)友人(の友人)が案内してくれた店。ということは現地の人達が美味しいと思える、日常普通に食べている店で食べていたわけで、そんな日常飯でもなんでもどこでも、とにかくタジン(しかもラム)。タジン祭り。

04

で、どのくらいにタジン鍋かというと・・・

モロッコ到着初日、マラケシュでの晩ごはんにタジン鍋。まぁいい。初日だし、モロッコ名物タジン鍋を食べておくというのは悪くない選択。

しかし「名物」のラムタジンは無理。

カメラマンのナカジは「俺は変わったのを食べてみたいなぁ」と、鳩タジンをオーダー。

鳩だよ鳩。そりゃフランス料理や中華料理では知られた高級食材かもしれないけど、安い手品じゃないんだから、なにも鍋から鳩を出さなくてもいいと思うぞ。

で、出てきたのがこれだ。まるまる一羽。「鳩かラムを選ばければお前は死ぬ」と言われたら、ラムを選ぶな、きっと。

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結局自分が頼んだのはベジタブルタジン。だけどこれ、見た目がラムと変わらず、間違って食べてしまうやつはいないのか?

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行く先々、いたるところで出会ってしまうタジン。

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砂漠途中のレストランのオブジェもタジン鍋。

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他のものをオーダーすればいいのにってそう思うだろ?だけど食事っぽいものがこれしかないんだから仕方ないのさ。

カメラマンのナカジはラム(やはり)タジン。

09

「ラムは食べられないので、なにかほかのものを」と尋ねると

「タマゴはどうだ?オムレツタジンを作ってやるぞ」。

ラムが食べられないことで、いろいろな種類ののタジン鍋料理が可能。なんでも鍋にいれてしまってタジン鍋料理という、そんなおまけ発見あり。

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ちなみに領収書は見ての通り、もの凄いアバウト・・・。

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夜にサハラ砂漠への入り口の町のホテル到着。「晩ごはんタジンしかいないけどいいか」というのを断り、まずビール。

で、ナカジが日本から持ってきたインスタント味噌スープとパンで晩ごはん。

翌日移動中にもタジン大陳列だし・・・

12

高速道路のサービスエリアのレストランでもタジン祭り。

13

最後の夜に泊まったコンドミニアムのキッチンにも。ほかに調理器具が見当たらない中、

タジン鍋だけが偉そうに鎮座! あんたら、いったいどんだけタジンなのよ!

14

だけどタジン鍋ってスゴイと思う。水を一切加えずに素材から出る水分を逃さない仕組みの鍋。土地で採れるスパイスで味付ければ出来上がりというシンプルな料理。

料理には詳しくはないのだけど、その昔水が貴重だった砂漠の民の知恵から生まれた料理なんだろうと、勝手に想像しているのだけど、どうなんだろう。

15

(モロッコの旅はつづく)

協力/Turkish Airlines
撮影/中島正男

初出:しごとなでしこ

山下マヌー Manoue Yamashita

雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数300回超、著作56冊超!!
Travel columnist&writer after a magazine editor .
Over 300 times to foreign travel, and over 50 books of the copyright so that work.


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