日本から直行便で行けないその先の場所、前回までのリスボン(ポルトガル)に続いての旅先はモロッコ。ユーラシア大陸の端っこ、ポルトガルと海峡を挟んで向き合うアフリカ大陸の最北端、モロッコ。
映画「カサブランカ」ではリスボンとカサブランカが重要なキーワードだったっけなぁ。
(写真:「ここがユーラシア大陸の端っこ」みたいなことが書いてあるモニュメント的な塔がこれ)
今回の旅の目的は、近頃欧米人達の旅先として人気急上昇中のマラケシュに行ってみたい。というのと、マラケシュからその先のサハラ砂漠を見てみたい・・・という2つ。
航路は先ず日本からイスタンブールへ飛び、イスタンブールからモロッコの首都カサブランカへというコース。小春日和のイスタンブール空港で出発まで待ち。
ところで何故毎回イスタンブール経由かというのは、ターキッシュエアラインズのハブ空港だから。日本からイスタンブールにしか飛んでいないので、あまり馴染みがないかもしれないのだけど、実は世界一の数の自社路線を飛ばしているのが、ターキッシュエアラインズで、その数約280箇所(何故「約」かというのは、毎年新しく路線が増えていて、今年もまた増えそうだから)。
つまり日本からイスタンブールまで飛んでしまえば、その先に旅の可能性が格段に広がっていて、「直行便で行けないその先の場所」に行くのに最適な場所。
そこがまさにイスタンブール空港だったのだといくことに気づき、実際その先に行ってみたいという思いをターキッシュエアラインズが叶えてくれることになったからでもあるんだけどね。
イスタンブールから4時間ちょっとでカサブランカ着。ムハンマド5世空港に降り立った瞬間思ったのは「緑多いじゃん」。
サハラ砂漠を抱えているためか、茶色いイメージだったモロッコ・・・というより「絶対茶色に決まってる。いや茶色で無くてはモロッコではない」くらいのイメージのモロッコだったのだけど、空港からマラケシュまで向かう高速道路の両脇には緑の草原は広がっているし、色とりどりの花は咲いているし、その上高い建物がないので空は広いし、なんだか違和感ありありなんですけど。
マラケシュの町が近づくにしたがい、景色の中の色が消えていき、そして遂には期待通りの茶色となって、遠くにマラケシュ旧市街のランドマーク、高さ77メートルのモスクの塔が見えてくれば、マラケシュに到着!
カサブランカからマラケシュまでは車で約3時間。イスタンブールを昼前の便で出れば(時差があるため)、明るい時間に到着。
この路地、この赤茶な建物、空の青とのコントラスト・・・おおおおおおー!全てが想像をしていたのと同じ(もちろん実際に見たのはそれ以上)の風景と色が広がっているぞ!
今回はサハラ砂漠まで行くという目的もあり、マラケシュ滞在は一泊。
マラケシュ短時間滞在で行くべき場所といえばどこだ、どこなんだ・・・?!
…ということで、ノースケジュールで予定調和レスなモロッコ旅報告、続きます。
協力/Turkish Airlines
撮影/中島正男
初出:しごとなでしこ
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数300回超、著作56冊超!!
Travel columnist&writer after a magazine editor .
Over 300 times to foreign travel, and over 50 books of the copyright so that work.