【座談メンバー】
サトミ(30)
メーカー勤務。ふんわりした雰囲気の堅実タイプ。今すぐ結婚って感じではないけれど、出会いを求めて婚活中。
ケイコ(29)
メーカー勤務。みんなのお姉さんタイプ。参加した合コンは3ケタを突破。実体験に基づく鋭い考察は切れ味抜群。
ユイ(27)
金融関係会社勤務。メンバー最年少ながら、やはり参加した合コンは3ケタを超える。変わった趣味の持ち主。
聞き手:ライターA(30)
フリーランスライター2年目。数々の合コンで負った傷がなかなか癒えない独身女性。婚活には興味はあるが、実際に行動はしていない。
福利厚生で結婚情報サービスがある会社…!?
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――みなさん、アプリ以外にはどんな婚活をしていますか?
ケイコ:私はまず合コンに行きまくる。大学生の頃から累計すると多分3ケタはいってますね。
――やりますね……戦士だ!
ケイコ:あとは、一度結婚情報サービスのようなものに入りました。会社の福利厚生の一環でそういうのが運営されていて……。
――すごい! そんな会社うらやましい!
ケイコ:系列会社の出資によって成り立っている結婚情報サービスなんです。一般の有名結婚情報サービスに比べると会員費も安くて。登録している人も身元がはっきりしているから安心ですね。
――何で利用してみようと思ったんですか?
ケイコ:母親がすごく心配をして「お金を出すから、重く考えないで行ってみて」と。1年ほど前に、一応入会金とか全部払って登録したんですけど……。なんだろう、そこに行ってる自分が好きになれなくて……。やっぱりそこの事務所に行ってパソコン上で人を見たりするのが嫌だったんですよね。担当の人が1人付いて、その人が私の「こういう人を求めてる」っていう希望に対して、毎回3人ぐらい提案をしてくれるシステムなんですけど。この人が「THE・オバチャン」みたいな、センスを感じられない人だったんです。
――なるほど。紹介してくれる人のセンスも大きいんですね。
ケイコ:この人の紹介ってちょっと信じられないかもって思ってしまって。私のことほんとに分かってるのかな?と。私が例えば「センスが良い人をお願いします」ってその人に伝えた時に、私の思うセンスのいい人と、その人の思う人は違うだろうと思ったんですね。
――たしかに。
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ケイコ:結局2回目で私はイヤだ!って思っちゃって。それに何より、今こういうことをしてる私っていうのを好きになれなかったんです。2ヶ月目でやめました。
ユイ:ちなみにどんな情報まで提示されて「この人どうですか?」って言われるんですか?
ケイコ:ほんとに学歴、出身地、仕事内容、年収に両親が何をやっているかまで。
サトミ:ちゃんとしたやつだ……(笑)。
ケイコ:まあ趣味とかそういうライトな情報もあったかな。他の結婚情報サービスが何を提示するのか分からないんですけど、私が入ったところはそういうのが提示されていて閲覧ができました。
街コンはピークアウト? 出会いが成果に結びつかない
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――他には何か婚活していますか?
ケイコ:友人や知人からの紹介かなぁ。「紹介してー!」って年上、年下問わずいろんな人に頭を下げて(笑)。
――おふたりは他に何か?
サトミ:私は最近数は減ったんですけど合コンかな。あとは街コンも2、3回行きました。
――街コンって、最近あんまり聞かなくなりましたね。
ケイコ:そうですよね。数年前がピークだったかも。
サトミ:何年か前に一回行って、ちょっと微妙だったのでそれ以来行ってなかったんですが、3、4ヶ月前に久しぶりにもう一回行ってみたんですね。それが、お店は全部貸切じゃなく半分だけで、男女比もバラバラで……。年齢も23歳から35歳までとは言いつつ、明らかに40歳以上の人もいたんです。一応身分証明書のチェックがあるので、不思議に思って、後から応募条件を再確認したら、「35歳くらい」ってなっていました(笑)。
――なるほど。じゃあ街コンはやっぱりピンとこなかったんですね。
サトミ:はい。やっぱり結婚情報サービスのようなちゃんとしたところに比べるとハードルがすごく低いので、いろんな職業の方もいらっしゃって。単純に私が「土日休みの人がいいな」と思っていても平日休みの人も普通にいらっしゃるので、出会いがあまり成果に結びつかないなと思って、行くのはやめました。