前回のお話し:X商事のボーナスは4年目で◯百万!? ゴミ屋敷で見つけた給与明細…
【座談メンバー】
サトミ(30)
メーカー勤務。ふんわりした雰囲気の堅実タイプ。今すぐ結婚って感じではないけれど、出会いを求めて婚活中。
ケイコ(29)
メーカー勤務。みんなのお姉さんタイプ。参加した合コンは3ケタを突破。実体験に基づく鋭い考察は切れ味抜群。
ユイ(27)
金融関係会社勤務。メンバー最年少ながら、やはり参加した合コンは3ケタを超える。変わった趣味の持ち主。
聞き手:ライターA(30)
フリーランスライター2年目。数々の合コンで負った傷がなかなか癒えない独身女性。婚活には興味はあるが、実際に行動はしていない。
母から「あなたは半額セール」と言われ……(泣笑)
――みなさん、婚活のことって親と話しますか?
ユイ:ウチはけっこうしますね。全部オープン。むしろ結婚しなくてもいいから孫が欲しいって言われていて。「お母さん、1人じゃ子供はできません」って言ってるところです。
一同:あはははは(笑)。
ユイ:婚活アプリも「こんなのやってるよ」とか、「こんな人いるんだけど」とかまで話しますね。「今日誰々と合コン行ってくるよー」とかも。で、私が帰った途端「どうだった!?」って前のめりで聞いてきたりして(笑)。
サトミ:すごいフランクだね!
――お母様が早く結婚しなさいという感じなんですか?
ユイ:そうですね。25歳の時に「あなた、今が旬なのに売れ残ってて、これから先売れると思ってるの?」と言われて。昨日も「今もう半額セールだよ、あなた」って。
――25歳の時に!? ちょっとひどくないですか!?
ユイ:厳しいんですよね〜。「私はパパを見つけたから人生の勝ち組よ」みたいなこと言ってますから(笑)。
――……う、う〜ん。いろんな価値観の人がいるなぁ……。
母からの温かい言葉に涙
ケイコ:それすごいわ……。逆にウチはお母さんから心温まる言葉をもらった。人の結婚式がすごく続いた時期で、そんな時に男の人からひどいこと言われて疲弊しちゃって。それで母親に号泣しながら電話したことがあったんです。「こんなこと言われた、つらい、わー」みたいな。「なんで私には結婚ができないんだろう」とか「私にいけないところがあるのかなあ」って。
――独身女性、傷だらけですよね……。
ケイコ:そしたら母が「私はあなたを誰から見てもいい子だな、と思われて、好きって思ってもらえて、そう言ってもらえるような人に育てたつもり。だから絶対大丈夫。それなのに、あなたが自分に自信を持たないって言うのはお母さんも悲しいよ」って言ってくれたんです。「あなたという娘は私にとって誇りです」って。
一同:ステキ~。
――サトミさんは、周りから結婚へのプレッシャーを感じますか?
サトミ:やっぱり母親からは2年くらい前からちょこちょこ言われますね。私は28歳ぐらいの時に結婚式のお呼ばれがすごく多かったんです。そうすると「みんな早いわねー、まあ年頃よねー。あんたは誰かいい人いないの?」みたいに言われて。
――父親よりも母親の方が、娘の結婚への意識が高いのかもしれませんね。
サトミ:「幼なじみの◯◯ちゃん子供できたらしいよ」って、母のネットワークで私の同級生の情報拾ってきたり。ボソッと言うのでちょっとプレッシャー感じてはいますね〜。
――ケイコさんのお母様も、やっぱり結婚してほしいとおっしゃいますか?
ケイコ:母親が今年55になるんです。母は25歳の時に私を産んでて、60歳までに孫ができるって言うのが目標らしいので……。
――おばあちゃんになる年齢の目標があるんですね(笑)。
ケイコ:婚活しておいてなんですけど、私は彼ができたら1年くらいは付き合いたいなって思っていて。母の教えで小さい頃から「特別な人とは春夏秋冬をできる限り共有しなさい」って言われていて。
――ステキ、お母さん。
ケイコ:例えばすごく暑い時に、彼が暑がりでクーラーをガンガンかけたい、でも自分はそんなにかけてほしくない、ってなったとして、それは体質の問題だから仕方ないですよね。でも「その時にあなたに合わせてくれるかどうかをしっかり見なさい」と。
――なるほど。
ケイコ:「イベントをちゃんと祝いたいのか、記念日を覚えてるタイプなのか、そういうのがすごく重要になってくるから見なさい。寒い時は何を思うのか、短気になるのか、暖めてくれるのか、そういうところをしっかり見た方がいい。だからなるべく1年くらいはイベントをちゃんと経験した方がいいと思う」っていうのは、私が学生の頃から母に言われていました。
――ロマンティックなようで、すごくリアルなアドバイスですよね。
ケイコ:でも最近「できちゃった婚も別にいいよ」みたいに変わりました!(笑)
一同:あははは(笑)。
次回は、結婚式のお呼ばれ事情。おめでたいけど負担も大きい、他人の結婚式について語ってもらいます。