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大人のメイク直し事情… みんなどうしてる?
きれいにフルメイクをして外出しても、目的地に着く頃にはメイクが崩れてしまっていることはありませんか? 湿度が高い日・乾燥でカサつきやすい日は特に気になりますよね。
また、仕事の後に予定があっても、フルメイクをやり直す場所や時間はないのが現実問題。ではどうすれば? そこで〝きれい〟が復活するメイク直しの対処法や、あると便利なおすすめコスメを紹介します。
最低限これだけ持っておいて! メイク直しに必要なもの
メイク道具一式を持ち運ぶのはちょっと大変ですよね。そこで、最低限ポーチに入っていると助かる、気になる箇所をササっとお直しできるアイテムをピックアップ。
・ティッシュまたは油取り紙
・ファンデーションまたはコンシーラー
・口紅
・チーク
・アイシャドウ
ティッシュや油取り紙は皮脂をオフするために、ファンデーションやコンシーラーは崩れたベースメイクを整えるために、口紅・チーク・アイシャドウはとれてしまった色味を補うために使用します。
皮脂崩れや毛穴落ちをよりきれいにならすなら、ティッシュや油取り紙の他に保湿のためのミストやヨレをならすスポンジ、テカリを防止するパウダーなども持っておくのがおすすめです。乾燥がひどい人は、マルチバームをファンデーション前に仕込むのも◎。
ツヤの復活にハイライトを使うのもおすすめです。
その他、目の下に滲んだアイラインをオフするための乳液やクレンジング、綿棒などを持ち歩く人も。崩れを完全に直すのか、サッと整える程度にするのか、どの程度直すかによって持ち歩くメイク直し道具が変わるでしょう。
【ベースメイク】の直し方手順
ファンデーションやパウダーをただ重ねるだけでは、ヨレたり厚塗りになったりしやすいベースメイク。お直しにはコツが要ります。きれいな肌が復活するメイク直し手順を見ていきましょう。
ベースメイク直し基本の3STEP
1. 浮いたファンデを乳液で優しくぬぐい取る
スポンジに乳液を取り、ファンデが溜まっている部分になじませてから、優しく拭い取りましょう。最後に軽くタップして整えて。
2. 浮いた皮脂をティッシュオフしてから日焼け止めをON
スティックタイプがおすすめ。顔全体にすべらせるように日焼け止めを塗ったら、スポンジや手で軽くおさえてなじませます。
3. 少量のパウダーを重ねる
パウダーを重ねて完成。粉をつけすぎないように、いったんティッシュオフしてから肌にのせるのがポイントです。
溶けたファンデをなじませるのはほぼ不可能! 美肌を取り戻す【メイク直し】はこんなふうに!
【アイメイク】の直し方手順
アイメイクもヨレた部分は一度落としてしまうのがベスト。時間があるときはクレンジング綿棒のようなアイテムを活用し、きれいにオフしてから塗り直しましょう。
目の下についたアイライナーやマスカラの滲みをオフする

▲無印良品 クレンジング綿棒 10本入 ¥190(税込)
先端にクレンジング剤が含まれている綿棒があると便利。綿棒に乳液をなじませて拭き取ってもOK。目のまわりについたマスカラや滲んだアイラインをピンポイントでオフしましょう。
アイシャドウやアイライナーを塗り直す

▲無印良品 メイクパレット・SS ¥890(税込)
※パレットにセットしたアイシャドウ、チークは別売り
その日使用する色をセットしたパレットを1つ持っておくと便利。コンパクトに携帯できるから、ポーチの中身もすっきり! アイシャドウの色がとれてしまった部分や、発色を復活させたい部分に重ねましょう。
目尻のヨレてしまったアイラインも描いて、アイメイクのお直しは完了!
【チークメイク】の直し方手順
チークもまだ発色している頬に重ね塗りすると、血色が強すぎて子供っぽくなってしまう可能性が。そこでおすすめなのが、オレンジやベージュ系の肌になじみやすいスキントーンのチークをお直しに採用すること。

ブラシに粉を含ませたら、頬全体に楕円を描くよう幅広くのせましょう。濃くならないようにしながらも、目頭の下くらいからこめかみまで広範囲に広げることで、しっかりと血色感をキープできます。
この秋マストな「ラメニット」には、血色チークでつくる【スキントーンな頬】であか抜ける♡
【リップメイク】の直し方手順
リップは薄くなったら重ねる、また薄くなったら重ねる…という方法で復活させる人が多いかもしれませんが、色を何度も重ねると口紅がきれいに発色せず濁り、思ったような仕上がりにならないことも。まずは素の唇を整え塗り直し、さらにちょっとしたひと手間で美しい仕上がりを目指しましょう。
素の唇を整える
まずは唇に残っているリップを一度オフしましょう。クレンジング綿棒や乳液がついたティッシュ・コットンで拭き取ります。
そのままリップを塗ってしまうと、乾燥によりきれいな仕上がりにならないため、リップクリームやリップ美容液などでたっぷりの保湿を。少し時間を置いたら、油分とリップが混ざらないよう軽くティッシュオフしましょう。
リップを塗り直す

素の唇が整ったら、改めてリップを塗ります。リップはそのまま直塗りでOK。上唇の山をあえてきっちりとらずに、なだらかなラウンド状に仕上げるとぽってり感を強調できます。下唇も丸いシルエットを描くように、少しオーバーめに塗りましょう。
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くすんだ口角はハイライトやコンシーラーでカバー
夕方になると徐々に口角がくすんで見えてしまうこともあるかもしれません。
乾燥や疲れが出やすい口角のくすみには、ハイライトで光を反射させるか、明るめコンシーラーを使ってカバーする方法が有効です。
持ち歩きやすい形状のものを、ぜひポーチに入れておきましょう。

ハイライトを指先に取り、口角だけでなく上唇の山にポンポン。ここに光を集めると、くすみのカバーだけでなく、人中が短く見えて若々しさも叶います。

コンシーラーを使う場合はペンシルタイプがおすすめ。唇の輪郭全体を囲った後、指でなじませましょう。口角だけでなく、全体を縁取ることでくすみを払拭させながら立体感を復活させられます。
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メイク直しを楽にする朝のメイク方法もチェック
そもそも化粧崩れが起きなければ、頻繁にメイク直しもする必要がありません。それなら、化粧崩れしづらいメイクを試してみるのもひとつの手ですよね。メイク直しの頻度を下げたり、メイク直しを楽にしたりするメイクテクニックを紹介します。
メイク前に行う「皮脂のティッシュオフ」が必須

鼻や小鼻、頬、おでこ、目のまわり… なぜメイクが崩れてしまうのか。主な原因の一つは「皮脂」です。
テカってからメイク直しをするのもよいですが、そもそもメイクが崩れづらくなるように最初の段階で対策しておくと、メイク直しの頻度を下げられます。
メイク崩れを防ぐのに有効なのは、メイク前の「皮脂のティッシュオフ」。皮脂だけでなく、スキンケアで使用した美容液やクリームの油分が残っているパターンもよくあります。
下地やファンデーションをのせる前の肌を整える、これを徹底しましょう。
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「マット下地」と「フェイスパウダー」を活用
テカリや毛穴落ちが気になる人は、朝のメイクでマット系の下地やパウダーを仕込むのがおすすめ。毛穴を埋めるタイプのマット下地なら、時間が経っても毛穴落ちが目立ちにくくなります。

マット下地は顔全体に薄く塗布。その後、小鼻やTゾーンなど毛穴が気になる部分に入念に重ねて。

仕上げはフェイスパウダーを活用。ツヤがなくなるのが嫌だという人は、テカらせたくない部分にだけパウダーを使うと◎。
ファンデのヨレや毛穴落ち… 【フェイスパウダー】や【コントロールカラー下地】で夏のメイクをキープ!
リキッドファンデは水スポンジでパッティング

リキッドファンデーションを使っているなら、ぜひ水で濡らしたスポンジを使ってみて。
ファンデーションを肌に軽く広げた後、水を含ませて固く絞ったスポンジで優しくパッティングしましょう。乾いたスポンジを使うよりファンデーションが薄づきになり、化粧持ちが格段にアップします。
ミストでファンデーションの密着力を上げる

ファンデーションを塗ったら、ミストをふんわり吹きかけ、さらにスポンジでタッピングするひと手間を。これも、ファンデを薄づきにして崩れにくくするポイントです。
崩れやすいパーツのフェイスパウダーは細かいブラシで塗る

小鼻のキワや眉毛、額といった、皮脂が出やすくベースメイクが崩れやすいパーツは、先端が細いアイシャドウブラシを使ってフェイスパウダーをのせると、きれいにカバーできるのはもちろん、徹底的に皮脂を抑えられます。
毛穴に入れ込むイメージで、ブラシをくるくる動かしましょう。
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「アイシャドウ下地」や「リキッドアイシャドウ」が便利
アイメイクの崩れが気になる人は、アイシャドウの持ちをよくする下地や、落ちにくいリキッドタイプのアイシャドウを試してみては。

▲SUQQU アイ エンハンシング プライマー ¥3,850(税込)
いつものアイシャドウを塗る前に、まぶたに仕込むリキッド下地。発色や質感を長くキープし、ヨレを軽減。

▲SUQQU リクイド ラスター アイズ 05 ¥4,070(税込)
まぶたにピタッと密着してヨレ知らず。朝塗ったら夜まで崩れない。
アイメイクのヨレが気になる、暑くて顔が赤くなる…夏メイク問題を解決!【涼しげフェイス】の作り方♡
「落ちてもきれい」な口紅を試す
塗る→ティッシュオフ→塗るを繰り返して発色の持ちをよくする方法もありますが、コーヒーを飲んだり食事をしたりすると、口紅はどうしても落ちるもの。
それなら「落ちてもきれい」な口紅をセレクトしてみてはいかがでしょうか? その特徴は以下の通りです。
1. うるおい感がありつつ、薄膜なセミマット質感
→唇のパサつき・ぬめりを防げる
2. 口の粘膜の色に近い、生っぽいツヤと血色感
→リップがハゲても目立ちにくい
3. 素の唇になじみやすいほんのりくすみカラー
→ムラになってもきれいに見える
ポーチに入れておくと便利なお直しコスメ
ポーチに入れておくと便利な、メイク直しに役立つアイテムを紹介します。
ファンデーションの密着力向上に

▲ピエール ファーブル ジャポン アベンヌ ウオーター 150g ¥1,650(税込/編集部調べ)
南フランスのアベンヌ村温泉水を100%使用した保湿ミスト。
崩れたファンデを拭う乳液として

▲コーセー プレディア スパ・エ・メール ブラン コンフォール デイシールド クリア ミルク[医薬部外品] SPF50+・PA++++ 40g ¥3,520(税込)
皮脂で溶けたファンデは、乳液でぬぐってからメイク直しを! UVカット機能付きの日中用乳液なら紫外線対策にも◎。みずみずしい使用感でつるんと軽やか。
溶けたファンデをなじませるのはほぼ不可能! 美肌を取り戻す【メイク直し】はこんなふうに!
ベースメイク直しの仕上げに

▲RMK シルクフィット セッティングパウダー ¥5,500(税込)
サッとひとはけで薄膜の透明ベールを形成し、ベースメイクの仕上がりをセット。素肌のような自然なツヤも引き出してくれる。テカリ・皮脂くずれまで防いでくれ、透明感のある肌をしっかりキープ。持ち運びに便利なスリムサイズなので、外でのメイク直しにも大活躍。
【欲しい機能別】新作フェイスパウダー厳選4! 軽やかに、透明感とさらり美肌が続く♡
最後に
どんなに崩れにくいメイクをしたとしても、夜までメイクしたての状態を維持するのはなかなか難しいですよね。ポイント・ベースメイクともにメイク直しのテクをしっかり覚えておくことで、緊急時でもベストなメイク直しをすることができます。ぜひ、参考にしてみてください。
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