「別れればいい」では済まないモラハラ
そもそもモラハラの定義って?
職務上の地位や人間関係など職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為。
【○×テスト】
たとえばこれは、ハラスメント!?
[1]「お前なんて生きてる価値がない」などと相手の人格を否定する
[2] 夫婦や同棲カップルで、家に生活費を入れない、借金を相手に肩代わりさせる
[3] 無視する
[4] SNSをしてはダメだと言われる
[5] 友達との外出が許されない
[6] 電話にすぐに出ないと機嫌が悪くなる
[7] 気に食わないことがあると舌打ちしたり、ドアをバタンと閉めたりする
解答:言葉の暴力[1]や、相手を経済的に困らせる[2]はモラハラの代表格。相手の存在を否定する[3]や極端に束縛する[4][5]、自分の思いどおりにならないと当たり散らす[6][7]も継続的に行われればアウト。
「ハラスメントされたかも…!?」と思ったら
●ひとりで抱え込まず、相談する
●証拠を残す
●その場から逃げる
どんなハラスメントでも、自分ひとりで泣き寝入りしてはダメ。客観的な視点で状況を整理し、どう対応すべきか一緒に考えてくれる第三者が必要。ハラスメントの記録や音声などの証拠があると、社内の配置転換や、損害賠償を求める民事裁判、相手を罪に問う刑事裁判も進めやすい。そのような交渉事を行うのも怖いという場合は、一刻も早くその会社や人間関係から逃げ出すこと!
Oggi4月号「Oggi大学」より
撮影/為広麻里 デザイン/mambo西岡(ma-hgra) 構成/酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部