英国植民地時代の面影が残る、歴史的名門ホテル
マレーシアでこれほどまでにアフタヌーンティー文化が根付いている背景には、かつてイギリスの植民地時代(コロニアル時代)があった歴史が深く関係しています。そのため、現在でも上質な紅茶を楽しむ文化が日常の中に息づいており、旅行者にとってもアフタヌーンティーは非常に身近で親しみやすい存在です。
クアラルンプール市内には世界的な有名高級ホテルが数多く建ち並び、各所で趣向を凝らしたアフタヌーンティーが提供されています。
今回私が訪れたのは、中でも格別の歴史と風格を誇る「ザ・マジェスティック・ホテル・クアラルンプール(The Majestic Hotel Kuala Lumpur)」です。

このホテルの誕生は、イギリス植民地時代であった1932年。クアラルンプール駅の向かいという絶好のロケーションに建てられました。オランダの有名建築事務所が設計を手掛けた建物は、全盛期にはKLで最大かつ最も豪華なホテルとして、社会のエリート層が集う社交場や、政府の要人を手厚くもてなすレセプション会場などに使用されていたそうです。

外観からもひしひしと伝わってくる、レトロでクラシカルな空気感。モダンな高層ビルが建ち並ぶ現在のクアラルンプールの中で、タイムスリップしたかのような優雅で心地よいノスタルジーを感じさせてくれます。
一人約4,000円!? 「コロニアル カフェ」で楽しむ贅沢なアフタヌーンティー
ホテル内でアフタヌーンティーを提供しているエリアはいくつかあるのですが、今回私が選んだのは「コロニアル カフェ(Colonial Cafe)」。選んだ理由はとてもシンプルで、事前にリサーチしたホテル内のプランの中で「いちばんリーズナブルだったから」(笑)。
気になるお値段は、一人当たりおよそRM100ほど。(日本円で約4,000円)
日本の高級ホテルのアフタヌーンティーといえば、今や7,000円〜1万円超えも当たり前の世界。それに比べると「アフタヌーンティーが4,000円って本当に大丈夫…!?」と、少し心配になってしまうほどの破格ですが運ばれてきてびっくり!

テーブルに運ばれてきたのは、華やかでボリューム満点なセット!
スコーンや甘いスイーツはもちろんのこと、特に印象的だったのがセイボリーの充実度です。中でも香ばしく焼き上げられたパイは、ほんのり中華風味のスパイスが効いた絶妙な味付けで、甘いものの合間にいただく「最高の箸休め」になってくれました。
紅茶は1種類のみの提供でしたが、もちろんおかわり自由。スタッフの方が細やかに気配りをしてくださり、「こんなにお手頃価格なのに、ここまで至れり尽くせりでいいんですか?」と思ってしまうほど、ホスピタリティあふれるサービスでした。
15時に予約をして訪れましたが、心地よい空間とおいしい紅茶、そして友人との会話を楽しんでいると、気づけば18時半に。ディナータイムへと移り変わるまで、たっぷりと贅沢な時間を堪能しました。
食べきれなくても安心! うれしいテイクアウトサービス
ゆっくり会話を楽しみながらいただいたものの、とにかくボリュームたっぷりで、最後は少し残ってしまうほど大満足の内容。スタッフの方に「残った分を持ち帰ることはできますか?」とお聞きしたところ、「もちろんですよ!」と笑顔で快く包んでくださいました。

手渡されたテイクアウト用の袋やボックスまでとてもかわいらしく、自宅に帰ってからもホテルの余韻に浸りながら美味しいスイーツを楽しめるという、嬉しいサプライズに。こうした柔軟で温かい対応も、さすが名門ホテルならではだと感じます。
予約が取りやすい! 旅の隙間時間におすすめしたい「クアラルンプールのアフタヌーンティー事情」
今回、念のため訪問の1週間ほど前に予約を入れておいたのですが、訪れたのが平日だったこともあり、店内にはかなり席のゆとりがありました。
実はこれこそが、クアラルンプールのアフタヌーンティーの大きな特徴のひとつでもあるんです!
日本の人気ホテルのように「数ヶ月前から予約で満席」ということは比較的少なく、多くの場所でゆったりとした時間が流れています。万全を期すなら予約をしていくのが確実ですが、「明日ちょっと時間が空いたからアフタヌーンティーに行ってみようかな」と思い立ったときに、憧れの有名ホテルの予約がすんなり取れてしまうことが多々あるのです。
観光やショッピングの合間に、ふらっと立ち寄って優雅なティータイムを楽しめる気軽さは、マレーシア旅だからこその大きなメリット。
みなさんもクアラルンプールへ訪れた際は、ぜひ異国情緒あふれる贅沢な空間で、お腹も心も満たされるコスパ最強のアフタヌーンティーを体験してみてください♪
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