海で、牧場で、バスルームで。自然体の姿を捉えた写真集が話題
『めざましテレビ』でお天気キャスターを務め、現在は『ゴゴスマ ~GOGO!Smile!~』などに出演するフリーアナウンサーの皆藤愛子さん。16年ぶりに出版された写真集『grazing』では、テレビで見られない自然体でリラックスした姿が話題に。今も変わらぬしなやかな魅力は、Oggi世代にとってまさに「憧れの先輩」! そんな皆藤さんがキャリア20年を迎えた今、思うことは? 写真集の撮影秘話とともに、たっぷりと聞きました。

──16年ぶりの写真集。お話を聞いた時は、どんな気持ちでしたか?
想像もしていなかったのでとても驚きましたし、お話をいただいてしばらくは「本当に大丈夫だろうか」と悩みました(笑)。でも、なかなかないありがたい機会ですし、2026年はこのお仕事をはじめて20周年でもあります。節目のタイミングということもあって、挑戦させていただくことに決めました。
──写真集を手にとったみなさんに、とくに注目してほしいポイントは。
「プライベートの私」らしさをたっぷり盛り込みました! 仕事柄、テレビではフェミニンな衣装を着ることが多いのですが…普段の私は、じつはラフな服装が多め。毎日のようにデニムをはいているくらいです。そんな姿が新鮮に映るのではと、スタイリストさんと話し合って衣装を決めました。
普段着に近いファッションに身を包むと、自然と表情も素になる気がします。たとえば食事シーンの写真。テレビだったら食べ方に気をつけていますが、写真集内ではアイスやハンバーガーに思いきりかぶりついているシーンも。素の状態に近い、くつろいだ姿もお見せできたのではないでしょうか。写真集を手にとった方も自然体の私を見て、同じようにホッとリラックスしてもらえたらうれしいです。
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──撮影はオーストラリア・ケアンズで3日間かけて行われましたが、振り返るといかがですか?
お天気がコロコロと変わる3日間でしたね。大雨になったと思ったら、日差しがジリジリと差し込んだり、強風に襲われたり…。なかなかハードな瞬間もありましたが、元お天気キャスターとしては、いろいろな空模様のもとで撮影できてよかったかなと(笑)。
オーストラリアの動物たちと撮影できたのも、本当に楽しかったです! 私はとにかく動物が大好きで、それもあってオーストラリアをロケ地に選んだんです。初めての乗馬に挑戦したり、ワラビーやちいさなワニと間近で触れ合ったり…素敵な思い出になりました。

──それにしても、皆藤さんの変わらぬキュートな姿に驚きます。ずばり、その秘訣は?
キュートさの秘訣!? いやいや、本当にありがとうございます(恐縮しきりの皆藤さん)。そう言っていただけるのは、私自身が日々楽しんでいるから…かもしれませんね。お仕事も楽しいし、ひとりの時間も楽しい。毎日、トータル楽しんで生きているんです(笑)。それがいい効果をもたらしているのかな。
──ひとり時間には、どんなことを楽しんでいますか?
お仕事の予習をするのも楽しいですし、お料理やNETFLIXでドラマを観るのも好きです。最近よかった作品は韓国ドラマ『暴君のシェフ』。そして『タイプロ2(timelesz project -REAL-)』です! タイプロはいつかライブを観てみたいものですが、なかなかチケットがとれず…いつかその日が来るのを楽しみにしています。

──美容のために心がけていることはありますか。
とにかく日に焼けないこと。もともと肌が弱いこともあって、中学生のころから紫外線対策は気をつけています。日焼け止め、日傘は必須アイテムです。
お気に入りのコスメもたくさんありますよ。とくに下地が大好きで、おすすめしたいのはクレ・ド・ポー ボーテ。さっしー(指原莉乃さん)がプロデュースするリリミュウのチークもとってもよくて、最近愛用しています。
健康管理のためには、筋トレですね。ちょっと不調があっても、筋トレに行けばなんとかなると信じています(笑)。とはいえ40代を迎えて、以前と比べて驚くほど疲れがとれにくくなり…。もともと心がけていることですが、湯船に必ず浸かったり、サプリを飲んだりして対策しています。疲労回復にはクエン酸がいいと聞いて、近ごろは梅干しにハマっています!
キャリア20年の皆藤さんから、Oggi世代へのエール。「難しい仕事ほど、やりきったときに得られるものは大きい」

──Oggi読者の多くは、30代を迎えてキャリアステージも少しずつ変わってくる世代。お仕事で壁にぶつかったり、悩んだりする方も多いようです。皆藤さん自身は、30代のころいかがでしたか。
私自身も、迷うことは多かったです。大きな仕事を任されて、当時の自分には実力不足なんじゃないか…と逃げたくなることもありました。けれど、それを乗り越えたら得られるものは、絶対に大きい。結果として「挑戦してよかった」と感じることばかりです。やりきったこと自体が、自信につながりますしね。「任されたということは、きっと私にはやり遂げられるんだ」と思い込むことも大切です(笑)。
今考えると、至らなかったことも多々あるとは思います。それでも、当時勉強したことやがんばったことは、確実に今の私に活きています。

──どんなお仕事にも、ポジティブに向き合っていることが伝わります。
もちろん、悩んで不安になることもあります。それに本番前はいまだにものすごく緊張します。でも、どんな仕事でも始まってしまえば必ず楽しめるのが、私の長所なのかもしれません。
「役割」に助けられた部分もありますね。アナウンサーという仕事は、明るいキャラクターを求められることが多いもの。それを全うするうちに、私自身もより前向きになれたのだと思います。朝起きたときは落ち込んでいたとしても、現場で「よしやるぞ」と切り替えられる。そうすれば、だんだん楽しくなってくるんです。
──キャリア20年を迎え、お仕事観はどんなふうに変化しましたか。
周囲の方々の支えがあってこそ、やってこられた20年でした。かつては現場で最年少ということもよくありましたが、今ではスタッフさんも共演者の方もほとんどが年下に。私自身がこれまで支えていただいたように、今度は私がみなさんの力になりたい──。そう意識するようになってきました。とはいえ、私よりずっとしっかりした方も多くて、結局助けていただくこともしばしばです(笑)。
アナウンサーは、自身が「主役」になることはほとんどありません。共演者の方や、インタビューのお相手の素敵な部分を、もっともっと見ている人に届けられるようにしたい。そうできるよういつも心掛けています。

──30代までにやっておいてよかったことはありますか?
一生もののジュエリーを買っておいたこと! ひとつひとつに思い出があって、見ているだけで幸せな気持ちになります。長く使えるアイテムですし、今ではかなり値上がりもしていますし…(笑)。とくにお気に入りは、ヴァン クリーフ&アーペルの〝フリヴォル〟シリーズです。
──逆に、30代のうちにやっておけばよかったことは?
同世代の友人ともよく話すのですが、10年・20年単位で人生計画を立てておけばよかったなと。とても真似できませんが、大谷翔平選手が高校時代に作った「人生設計ノート」のような(笑)。いつまでにこうしたい、という明確な目標があれば、逆算して今、何が必要かも見えてきますよね。そうしていれば、大きなこともちいさなことももっと決断しやすかったかもしれません。
──これから、どんなふうに歳を重ねていきたいですか?
40代の私も、いろいろな部分が変わっていくと思います。知らない世界にまだまだ飛び込んで行きたいし、挑戦したい。自身の変化を楽しみにしています。

──では最後に、働く30代女性に皆藤さんからメッセージをお願いします。
日々、壁にぶつかりながらもがんばっているみなさんに、私も親近感を覚えます。30代って、なんにでも挑戦できるタイミングです。悩みが多いぶん、選択肢も増えるとき。壁を乗り越えればそれだけ、パワーアップできるはずですよ。
そして、40代になってからもとっても楽しいので、そこは安心してほしいです。私もまだまだ挑戦していきますので、みなさんも一緒にがんばりましょう!
撮影/田中麻以 ヘア&メイク/鬼頭恵美 スタイリスト/今井輝美 取材・文/徳永留依子
皆藤愛子 写真集『grazing』(小学館)

撮影/根本好伸 定価3,960円(税込)
皆藤 愛子(かいとう・あいこ)
フリーアナウンサー。1984年生まれ、千葉県出身。2005年に『めざましテレビ』4代目お天気キャスターに就任。その後同番組の情報キャスターや『めざましどようび』総合司会、『週刊報道 Bizストリート』メインキャスターなどを歴任。現在、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』月曜日アシスタント、『BSイレブン競馬中継 SATURDAY』司会者としてレギュラー出演するほか、ラジオ番組「YKK AP presents 皆藤愛子の窓café〜窓辺でcafé time〜」のパーソナリティも務めている。



