【睡眠のリアル意識調査】Oggi読者430人にアンケートを実施
大切だとわかってはいても実際にはどれくらい睡眠と向き合えている？ Oggi読者の睡眠事情が明らかに！
Q. 毎日よく眠れていますか？
毎日よく眠れていると感じているのは約3割程度というやや低めの結果。10人中6人以上が、日々の睡眠に不満を感じていることが判明！
Q. 平均睡眠時間は？
仕事に家事にと日々多くのタスクに追われる読者の睡眠時間は、平均6時間ほど。OECDの調査※による日本人の平均睡眠時間（7時間22分）よりもかなり短い結果に。※OECD Gender Data Portal 2021より
Q. 睡眠で悩んでいることはありますか？
約8割が睡眠に悩みを持っていることが発覚。健康や美容に欠かせないだけに小さな悩みも見過ごせない！
Q. 睡眠のお悩みTOP3は？
1位：寝ても疲れが取れない
2位：夜中に何度か目が覚める
3位：朝すっきりと起きられない
しっかり寝ているはずなのに疲労感が取れないという、〝睡眠の質の悪さ〟に悩む声が多数。ほかに、子供に起こされて満足に寝られないという働くママならではの悩みも聞こえました。
Q. 快眠のために工夫していることは？
1位：入浴
2位：ストレッチ
3位：枕にこだわる
入浴やストレッチといった、体をリラックスモードへと切り替える行動を重視している人が多い模様。ほかに睡眠にいいとされるサプリなどインナーケアを取り入れているという声も。
Q. 睡眠改善のために見直したいと思うものは？
1位：枕
2位：敷き布団・マットレス
3位：パジャマ
質のいい睡眠のために寝具を見直したいという意見がダントツ！ その反面、種類が多すぎて自分に合うものを選べないという悩みも……。
生きる上で不可欠な睡眠。気合いで乗り切るのは間違い⁉
睡眠について教えてくれたのは…
睡眠コンサルタント・友野なおさん
SEA Trinity代表取締役。睡眠を専門的に研究し、睡眠のエキスパートとして情報の発信や、企業の商品開発のコンサル、執筆活動を行う。
医師・井坂奈央先生
Dクリニック東京 ウェルネス 睡眠センター長で日本睡眠学会総合専門医。睡眠時無呼吸症候群を専門とし、数々のメディアでも情報を発信。
Q：そもそも人間はなぜ眠る？
井坂：睡眠には記憶の整理や定着、自律神経やホルモンバランスの調整、免疫機能の増強、脳の老廃物の排除などの役割があります。
友野：体の休息だけでなく、脳や心の修復にも大切な時間なのですが日本人は世界的にも睡眠時間が足りてないことが知られています。
Q：十分な睡眠時間の目安は？
友野：朝すっきり起きられること、日中に眠気を感じないことがひとつの目安になると思います。
井坂：必要な睡眠時間は個人差があり、年齢を重ねるほど減っていく傾向に。睡眠時間だけでなく、夜中に何度も目が覚めるのも睡眠に問題ありと言えますね。
友野：休日に寝溜めをしてしまうのも要注意です。最近ではショートスリーパーを目指すといった動きもありますが、これも危険！ 短時間睡眠で平気かどうかは遺伝的なものなので、努力ではなれません。脳にとって睡眠不足は二日酔いと同じ状態。しっかりと眠ることは、健康的で生産性の高い生活を送るために欠かせません！
衣装：パジャマ［上下セット］￥33,000（THE MOTT HOUSE TOKYO〈SLEEPY JONES〉）
2025年Oggi10月号「働く私たちのQOLが上がる睡眠の取り方」より
撮影／神戸健太郎（人物） ヘア＆メイク／猪股真衣子（TRON） スタイリスト／伊藤舞子 モデル／髙橋ひかる（Oggi専属） 構成／火箱奈央
再構成／Oggi.jp編集部
