エディター・岡村佳代が出会った、あんな人やこんな人…
私の友人の後輩、あいかちゃん。K-POPアイドルのようなかわいさで、気立てもよく、友人のホームパーティで知り合ってからたまにランチやお茶をしたり細々と親交を続けています。

▲あいかちゃん(仮名) 32歳/派遣会社所属
2年前から某外資系ハイブランドに派遣され、イベントを手がけるセクションでソツなく業務をこなす。好きな洋服を着こなすためにトレーニングや食事制限など自己管理を徹底している努力家で、最近めでたく結婚したが…。
人間観察File.16|セルフィ・あいか
仕事に関しては可もなく不可もなく、淡々と与えられた職務を遂行しているようですが、「半蔵門(彼女のオフィスがある場所)の田中みな実」の異名をとるほど美容に関してはストイック。そんなところは同性として素直に尊敬しています。
その彼女が最近、外資系コンサルに勤務する彼と結婚したということでお祝いランチをしたのですが、職場での人間関係に悩んでいる様子。まあ、彼女の話を要約すると、「私は何も悪いことをしていないのに、周りの女性たちから嫌われているみたい」ということですが、それは嫉妬もあるよね。受け入れて真摯に仕事していくしかないよね。くらいしか言えなかった不甲斐ない私。
その帰り道、ふとインスタを見たらフォローしていない彼女のフィードが「おすすめ」に。ホテルのスイートで撮影されたセルフィには、真っ赤なバラのブーケとみんなが憧れるハイブランドのケースに入った大粒のダイヤモンドリング。その後ろに少しだけ、これまたハイブランドのバッグを小さく写し込むことも忘れていません。ああああ、そういうところかー。大谷真美子さんが日本中から愛されている理由を再確認した私ですが、正直うらやましい(笑)。いーなー!
2025年Oggi4月号「クセあり人間観察ファイル」より
文/岡村佳代 イラスト/平松昭子
再構成/Oggi.jp編集部
おかむら・かよ
おエディターでもあり、文筆家でもあり、ウォッチジャーナリスト。豊かな人脈を生かして、クセあり人間採集というミッションに取り組む。