固い絆で歩んできた30年
日本で“アカペラ〟というジャンルを定着させ30年――。
メジャーデビュー30周年となる2024年12月には、2日間の日本武道館ライブを成功させたヴォーカルグループ・ゴスペラーズが、ファッション誌『Oggi』の人気音楽連載「働く私にMusik」に登場。
ナビゲーターを務めるラジオDJサッシャさんに、デビュー時の秘話や、働く『Oggi』世代へのアドバイスなど、たっぷりと語ってくれました。
突然すぎたメジャーデビュー決定
圧倒的な歌唱力と、緻密なハーモニーとパフォーマンス、そして心の琴線に触れる歌詞…。
メジャーデビューから6年後の2000年にはバラード『永遠(とわ)に』が、そして翌年、『ひとり』が大ヒットを記録し、ラブソングコレクションアルバム『Love Notes』は第43回レコード大賞のベストアルバム賞に選ばれました。
国民的ヴォーカルグループとしていまなお進化を続けるゴスペラーズですが、結成されたのは早稲田大学在学中。

「音楽サークルでいちばん目立てるのはアカペラに違いないと考えていたんです」と、村上てつやさん(写真左から2番目)が、同大学のアカペラサークルに入部。
「先見の明があったんですね」とサッシャさん。
その後、黒沢 薫さん(同中央)らとインディーズで活動。メンバーチェンジを経て、メジャーデビューを果たします。当時のエピソードを北山陽一さん(同右から2番目)が明かしてくれました。
「インディーズでお世話になっていたファイルレコードにメンバーチェンジの挨拶にいったら、『2週間後のレコーディングを5人で頑張ってくれればメジャーデビューできるよ!』って。5人ではまだ人前で歌ったこともなかったのに(笑)」。
以来、30年もの間、お互いをリスペクトし合い、ともに音楽を追求し続けてきた5人から、働く『Oggi』世代にさまざまなアドバイスも。
「30代はギアチェンジの時期かなと。すごく頑張った人はシフトダウンの方法を探ればいいし、無理のない範囲でエネルギーを使ってきた人は余力でシフトアップしてみてもいい」(北山さん)。
「もし今に行き詰まりを感じていても悲観しなくていい」という酒井雄二さん(同右)の言葉に、「まだまだ知らない可能性が待っているんですよね」とサッシャさんも共感。
「生まれ変わっても歌手になりたい」
誌面では、スタイリッシュにスーツを着こなす姿のほか、お互いに茶々を入れ合う個別撮影カットや、メンバーの素顔が見える質問も掲載。「働くとは誰かの役に立つこと」(安岡 優さん/同左)など、多彩な5つの一問一答にも答えてくれました。
プロフェッショナルとして歩んできた30年間の軌跡から、金言が詰まった仕事論、意外な素顔を伺い知れる一問一答など、スペシャルなインタビューの続きは3月28日発売の『Oggi』5月号で!