おしゃれな人のムードって、やっぱり髪でできている!
すれ違いざまに素敵、と感じる人は、ヘアがこなれている! 髪の巻き方も質感も、「凝りすぎない」のが今。清潔感と抜け感をはらんだストレートベースや、がんばりすぎないヘアアレンジを今のうちにマスターして本格的な春服を着るタイミングに備えましょう♡
春らしい空気感と清潔感をまとうニュアンスストレートヘアを、〝洒落コンサバ〟メイクの達人であるヘア&メイクアップアーティスト 笹本恭平さんに教えていただきます!
教えてくれたのは…

【ヘア&メイクアップアーティスト・笹本恭平さん】
〝洒落コンサバ〟メイクの達人で、の表紙も数々担当。ファッションの魅力を引き出すヘアのバランスにも定評があり、各誌からオファーが殺到。
この春は、ツヤもカールも盛らない「ニュアンスストレート」が素敵に洒落る!by 笹本恭平

カーディガン¥19,800(ランバン オン ブルー〈ランバン オン ブルー〉) タンクトップ¥13,200(ボーダーズ アット バルコニー) パンツ¥42,900(アダストリア〈スタンバーグ〉) バッグ¥33,500(トゥティエ) 靴¥92,400(パラブーツ青山店〈パラブーツ〉) イヤリング¥4,950(MIKIRI〈クードル〉) ネックレス¥50,600(マリハ) リング¥13,640(ZUTTOHOLIC〈チビ ジュエルズ〉)
“ニュアンスストレート”の3つのポイント
1:“手をかけたナチュラル”で春らしい空気感と清潔感を

「この春は、カールスタイルよりも自然体なストレートタッチ推し! 鮮やかな春服に軽快さが加わり、その連動感が洗練されたムードへと繫がります。シンプルなストレートといえども、ニュアンスや清潔感を仕込む手間を惜しむと野暮ったくもなるので要注意」
2:まとまりすぎない毛先が正解。自由な揺れ感を大切に

「キレイに整列した完璧なストレートではなく、空気感を含んだ隙のある仕上がりを目指したい。ブローもアイロンも、がんばりすぎず、いい意味でラフに。それが仕上がりのニュアンスに繫がるので、不器用な方や時短主義の方もご安心を」
3:質感はツヤよりも断然セミドライ。但しパサついて見せないのが条件

「ニュアンスストレートの空気感を生かすために質感は盛らないのが正解。必要なのはウェット系のスタイリング剤ではなく、軽やかに仕上がる保湿アイテムのみ。セミドライだけど髪そのものの潤いを感じる質感で、きちんと感をキープして」
実践! ニュアンスストレートヘア
目指すはエアリーなストレート。アイロンで一生懸命伸ばす必要はなく、ざっくりブロッキングして、さらっと熱を通す。たったこれだけでも、起き抜けの髪との差は歴然。洗練ムードに差が出ます。

キーアイテムはこのふたつ!

左:MTG リファ リファストレートアイロン プロ ¥23,000
「さっとアイロンを通すだけでいい感じに癖がとれる。何よりパサつかずまとまるのがすばらしい!」(笹本さん)
ダメージを軽減しながらツヤストレートを生み出す、プロの手技をテクノロジーで再現。
右:Hair Theory Lab® ヘアミルクセラム 95ml ¥4,840
「水分をしっかり含んだ上質な髪に。質感そのものを大きく変えないところも、今の気分にマッチ」(笹本さん)
髪内部に潤いを届け、理想と言われる水分量14%を目指すハイテクミルク。
\完全プロセス/
1:ミルクを塗布して熱風を当てる

ミルクを3プッシュ取り、毛先から塗布し全体になじませたら、手ぐしを通しながら全体にドライヤーを当て、まとまりよく整える。
2:髪を3パートにブロッキング

内側の髪にもムラなくアイロンを通しやすいようブロッキングを。ハチ上、耳上の順で髪をざっくりとまとめて、クリップで留めておく。
3:中間から毛先へアイロンを通す

下ろした髪を左右に分け、片方の毛束をまとめて挟んでやや内巻きにすべらせる。クリップを外しながら、計6回に分けてアイロンを通して。
4:顔周りの毛束をほんのり内巻きに

顔周りの毛束をとり、中間から毛先に向けてやや内巻きに。の工程も同様に、根元側はあえていじらず癖を残すと毛先に動きが。
5:前髪もほんのり内巻きに

前髪をまとめてアイロンに挟み、毛先に向けてやや内巻きに。細かくパート分けする必要はなく、一発で仕上げてしまってOK。
6:ミルクを毛先と顔周りに塗布

最後にミルクを1プッシュとり、毛先全体に塗布。手に残った分を顔周りの髪に軽く揉み込み、さりげないニュアンスをプラスする。
MTG TEL:0120-467-222
Hair Theory LabⓇ
2025年Oggi3月号「おしゃれな人のムードって、やっぱり髪でできている!」より
撮影/大塚三鈴(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/笹本恭平(ilumini.) スタイリスト/石橋蘭子 モデル/髙橋ひかる 構成/野澤早織
再構成/Oggi.jp編集部