きちんとした手土産のときに使いたい「和菓子」のギフト。目上の人への贈り物や取引先への手土産など、何かと必要な機会が訪れますよね。
今回は、羊羹や焼き菓子、最中、おせんべいなど、ここぞという時に使いたい和菓子を8選ピックアップしました。すべて東京都内でも購入できる商品で、個包装なので贈りやすいのもうれしいポイントです。知っておいてソンはない手土産を、価格帯別にご紹介します。
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【3,000円台】気軽なお手土産に好適!
1:【鶴屋吉信】もちもち食感の焼き菓子「つばらつばら」
京都の西陣に本店を構える1803年創業の老舗京菓匠「鶴屋吉信」。京菓子発展に寄与した和菓子店のひとつです。全国各地に直営店や販売店を構え、東京都内にも、室町の「TOKYO MISE」や「虎ノ門ヒルズ店」など、全部で12店舗を有しています(2025年1月現在)。
「鶴屋吉信」の代表銘菓のひとつ「つばらつばら」は、しっとりもちもちとした皮にあんこを挟んだ焼き菓子です。万葉集にも登場した「しみじみ、心ゆくまで」という意味の言葉で、厳選された素材を使った良質な和菓子を、ゆったりとした気持ちで召し上がってほしい、という想いが込められています。
単品から30個入まで、幅広い商品展開です。季節によって限定の「つばらつばら」も販売されているため、季節に合わせて選ぶのもいいですね。銘菓の詰め合わせもおすすめです。
鶴屋吉信 本店
店頭営業時間:9:00~18:00
※詳しい休業日や営業時間は公式サイトをご確認ください
所在地:京都府京都市上京区今出川通堀川西入る
電話番号:075-441-0105
2:【赤坂柿山】一番人気のロングセラー商品「柿山セレクト」
あられやおかきなど、米菓の専門店「赤坂柿山」。東京都内を中心に店舗を展開するブランドで、普段使いから贈り物まで幅広い商品ラインナップが魅力のお店です。
そんな「赤坂柿山」で一番人気のロングセラー商品が「柿山セレクト」です。
黒地に金銀振りのパッケージが、上品で高級感のある「柿山セレクト」。「赤坂柿山」の看板商品でもある薄焼きおかき「慶長」、アーモンドをおかきで丸ごと包んだ「慶凰」、もち米の風味をいかした手延し製法で作られた「かきもち」の3種類の詰め合わせです。
40枚入と容量も多いため、職場や取引先への手土産に特におすすめです。また店舗は関東近郊が中心となるので、地方への帰省の手土産などにも喜ばれますよ。
赤坂柿山 赤坂総本店
営業時間:9:30〜18:00
定休日:日・祝日
所在地:東京都港区赤坂2-13-23
電話番号:03-3585-9927
3:【銀座 松﨑煎餅】パッケージがオシャレ!「江戸あられ 鳴神」
1804年創業の老舗のおせんべい専門店「銀座 松﨑煎餅」。代表銘菓は「瓦煎餅」で、職人が一枚一枚ていねいに、四季折々の風情を花鳥風月に織りまぜて描いたおせんべいが人気です。
そんな「銀座 松﨑煎餅」では、瓦煎餅のほかにも多彩な商品を展開。中でもさまざまなあられの詰め合わせ商品「江戸あられ 鳴神」は、パッケージもカラフルでおしゃれです。
元禄海苔、品川巻、カブキ、ざら玉など、全12種類の詰め合わせで、味ごとに個包装されています。シックな外箱から色とりどりの内箱が出てきたときの、心が華やぐ驚きを添えて。ご自宅でいただくときには、さまざまな味をひと皿にまとめて食べても楽しいですよ。
MATSUZAKI SHOTEN(銀座 松﨑煎餅 本店)
営業時間:10:00〜19:00
所在地:東京都中央区銀座4-13-8 岩藤ビル1階
電話番号:03-6264-6703
【4,000円台】特別な和の贈り物に
4:【叶 匠壽庵】もっちりとした栗蒸羊羹「栗山家」
滋賀・大津にて1958年に創業した和菓子店「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」。素材の種類、あんの製法などにとことんこだわり、多くのファンに愛される和菓子を生み出し続けています。首都圏では、百貨店を中心に多数の店舗を展開しています。
そんな「叶 匠壽庵」のおすすめ商品のひとつが「栗山家(くりさんが)」。こしあんの羊羹生地に栗の甘露煮を丸ごとひと粒入れた、もっちりとした栗蒸羊羹です。
商品は個包装で、手土産に贈りやすいサイズ感なのが◎。また、包装裏の綴じ目を広げるだけで最後まできれいに取り出せるため、手が汚れずにいただけるのもうれしいです。
山々にひっそりと佇む庵をイメージしてつくられた「栗山家」。従来の羊羹とは違ったかわいらしい形をしており、その珍しさからもよろこばれそうですよね。
もちろんおいしさもお墨付き。小豆の煮汁を加え、丁寧につくった風味豊かなこしあん生地と、栗の甘みたっぷりの甘露煮の組み合わせをお楽しみください。
叶 匠壽庵(寿長生の郷)
営業時間:10:00~17:00
定休日:水
所在地:滋賀県大津市大石龍門4-2-1
電話番号:077-546-3131
5:【両口屋是清】さらにおいしく生まれ変わった代表銘菓「千なり」
1634年創業の和菓子の老舗「両口屋是清」。お茶どころ名古屋に創業した尾張藩御用の御菓子所です。愛知県内の直営店のほか、全国に販売店が多数存在。東京都内にも百貨店を中心に出店しています。
「両口屋是清」の代表銘菓のひとつ「千なり」は、ふわっふわのカステラ風の焼皮にたっぷりのあんを挟んだどら焼き。小豆粒あん、抹茶あん、林檎あんの3種類のお味を楽しめます。
2022年にリニューアルされたばかりで、よりおいしくなったと好評を博しています。
贈答品や手土産には、「千なり」と焼菓子を詰め合わせた詰め合わせ商品が人気です。季節の焼印を施した「よも山」、ごまの風味が香ばしい「旅まくら」、表面の砂糖引きが美しい「志なの路」とのセットは、慶事や法要などの場面にもおすすめです。
両口屋是清 八事店
営業時間:9:00~18:00
定休日:水
所在地:愛知県名古屋市天白区八事天道302
電話番号:052-834-6161
6:【たねや】素材にこだわった代表銘菓「ふくみ天平」
季節ごとの素材を活かした和菓子を販売する菓子舗「たねや」。滋賀・近江八幡に拠点を持つ、1872年創業の老舗です。都内では百貨店などで商品の購入が可能です。
たねやグループの洋菓子部門である「クラブハリエ」は、職人の手で丹念に焼き上げるバームクーヘンが人気のお店ですよね。同じグループなの!?と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
そんな「たねや」の代表銘菓は「ふくみ天平」。ふくよかな求肥(もち)入りのあんを、米どころでもある近江の糯米を使った芳ばしい種ではさんでいただく手づくり最中です。
たっぷり入った「ふくみ天平 20個入(2段)」は、職場でお配りするのにも好適なサイズ感。そのほかにも、6個入から30個入と幅広いサイズ展開です。
最中種とあんが別々に包装されているため、いただく直前に自分ではさんで楽しむ和菓子です。最中種の食感と、あんの上品な甘みをご堪能ください。
ラ コリーナ近江八幡
営業時間:9:00~18:00
所在地:滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
電話番号:0748-33-6666
【5,000円台】パティシエが手がける和スイーツも!
7:【塩瀬総本家】日本最古の菓子司の銘品「最中焼菓子詰め合せ」
「塩瀬総本家」の創業はなんと1349年。南北朝時代までさかのぼる、日本最古の菓子司です。初代となる林浄因は中国宋代の有名な詩人・林和靖の末裔で、奈良で日本初の甘い饅頭を作った人物です。
銘菓のひとつ「袖ヶ浦最中」は、明治時代の歌舞伎役者である、九代目市川団十郎氏が名付けた最中で、歌舞伎の演目「暫」に合わせて販売し、当時から好評を博していたそうです。
贈答品や手土産には「袖ヶ浦最中」や栗饅頭などを詰め合わせた「最中焼菓子詰め合せ」が人気です。歴史と伝統が詰まった味わいをご賞味ください。
塩瀬総本家 本店
営業時間:9:00~18:30(日曜日祝日は10:00~18:00)
所在地:東京都中央区明石町7-14
電話番号:03-6264-2550
8:【和楽紅屋】辻口博啓シェフが手がける和スイーツ「和ラスク」
伝統から革新へ。最後は新しくておいしい和スイーツのご紹介です。世界的なパティシエ辻口博啓シェフが手掛ける和スイーツブランド「和楽紅屋」。辻口シェフが「和」への思いを追及した、2004年創業のブランドです。
パッケージも中身もカラフルな「和ラスク」は流行感度が高い人へおすすめの手土産のひとつ。北海道産発酵バターを使用したプレーンの「和ラスク」のほか、北海道産の粒餡の風味豊かな「あんバター」、フルーティーな味わいの「あまおう苺」、香りよくほろ苦い「宇治抹茶」、爽やかな辛みが特徴の「柚子胡椒」の5つのフレーバーです。
上品な甘さの和三盆糖をはじめとした、4種類の砂糖を絶妙にブレンド。バケットもラスク用に特別に焼き上げているというこだわりも。まさに辻口シェフならではの上品で繊細な和スイーツをご堪能くださいね。
和楽紅屋 自由が丘本店
営業時間:10:00〜19:00
所在地:東京都世田谷区奥沢5-27-11 自由ヶ丘アオキビル 1F
電話番号:03-6421-4825
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老舗の和菓子店から、新進気鋭の和スイーツブランドまで。贈る相手の好みや人数、贈るシーン、雰囲気に合わせて、ぴったりな和菓子をセレクトできれば素敵ですよね。
ぜひ覚えておいてソンはない和菓子の手土産、改めて注目してみてはいかがでしょうか?
※価格はすべて税込みです。
※店舗により取扱いが異なるものがあります。
※商品価格・内容は、掲載時点の情報です。最新情報は各ブランドにお問い合わせください。
※直営店、販売店などの詳しい営業情報は、各公式サイトよりご確認ください。