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2024.10.07

メモするときはこの3つを意識すると効果大! 読書における【インプット術】

今回は、脳を最大限にエンゲージする「読むインプット」術について。書籍『スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術』(あさ出版)よりお届けします。

毎日新しいニュースや話題が飛び交い、職場では、新たに身につけなければいけない知識やスキルが増える一方。

でも、巷にあふれるインプット法は、単なる個人の思い込みであったり、ある特定の人たちの経験談でしかなかったり…。

そこで今回は、書籍『スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術』(あさ出版)より、脳科学と心理学に基づく効果的なインプット方法についてご紹介。

書籍より一部引用・再編集して、全3回でお届けします。

1回目の今回は、脳を最大限にエンゲージする「読むインプット」術について。

(c)Adobe Stock

手書きメモは脳のエンゲージメントを高める

メモの最大の効用は、インプットした内容を自分の脳でプロセスする(思い出したり考えたりする)こと。決して、後で見返しやすいように記録を残すことではありません。

特に現代においては、文字情報はすでにデジタル化されて記憶されており、音声も録音や文字起こしが簡単にできます。要約やキーワードだって、ChatGPTなどの生成AIツールなどを使えば、後ですぐにチェックすることができるでしょう。

そのため、大事な点やまとめを記録することが目的であるならば、手書きメモは最も効率の良い方法とは言えないかもしれません。

いろいろと便利なツールがある中で記録の目的が薄れてきた現代でも、「読むインプット」をするときは、時間を割いてでもメモをとるようにしましょう。 

なぜなら、手書きのメモをとることは、今読んでインプットした内容を、自分の頭の中で思い返すことにつながるからです。

思い返して、手を動かし、あれこれと考えてみたりすることで、脳がエンゲージされて理解が深まったり、記憶に定着しやすくなったりするのです。

まさに、メモは記録ではなく、記憶のためにとるものだと言っても過言ではありません。 

(c)Adobe Stock

ただ、何でもかんでもペンを使えば脳のエンゲージメントが高まるというわけではないので注意しましょう。

重要な箇所に線を引いたり、ハイライトしたりするのは、後で見返しやすくする効果はありますが、脳のエンゲージメントを高める効果は低いです。

だからこそ必ず、線やハイライトを引いたところに、手書きのメモを添えるよう心がけましょう。

メモをとるときは、次の3つのどれかを意識します。

1. キーワード定義

重要なコンセプトや鍵となる言葉に線を引いて、その定義や説明を自分の言葉でメモしましょう。

2. 自分の考え

関連する箇所に対する自分の考えをメモしましょう。賛成か反対か、また、その理由をメモします。他の箇所とのつながりなど何でもいいです。

3. 疑問

わからないところや、読んでみて湧いてきた疑問を文章にしてメモしておきましょう。

これらを行うことで、インプットした内容がしっかり脳に定着しやすくなります。

***

TOP画像/(c)Adobe Stock

『スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術』(星 友啓 著/あさ出版)

大量の情報があふれている現代において、「必要な情報をできるだけ早く、効果的に頭に叩き込みたい」と考える人は多いでしょう。
しかし、せっかく学んだことをすぐに忘れてしまったり、覚えたはずなのに身についていなかったり、なかなか実践できないという人も多くいます。

そんな人のために、スタンフォード大学・オンラインスクール校長が、脳科学と心理学に基づく効果的なインプット方法について紹介します。

インプットに関する情報はたくさんあふれていますが、その中には科学的根拠がないものも。本書では、最新の脳科学と心理学に裏打ちされた方法の中で、特に効果が高くて、すぐにでも実践できるものを厳選して解説しています。

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