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胸が苦しい恋ってどんな恋?
「胸が苦しい恋」をした経験はありますか? 好きな人のことを考えるだけで、胸がキュンと痛んで苦しい気持ちになるような恋は、言い換えれば「切ない恋」「やるせない恋」とも言えるかもしれません。
楽観的なハッピーが続く恋とは異なり、心が痛んでやるせない気持ちが続くのでメンタルに負担がかかる恋でもありますが、誰もが一度は経験する恋でもあり、こういった経験を積んでいくことで恋愛スキルが上がっていく人もいます。
胸が苦しい恋の原因と症状5パターン
「胸が苦しい恋」になる原因と症状には、パターンがあります。代表的なものを5つ見ていきましょう。
◆好きな人への感情が強すぎる
好きな人への感情が強すぎると、自分の気持ちがきちんと相手に伝わらないと思いがち。そうなると相手への不安や焦りが募ります。また、相手のことを考えすぎて自分のことをおろそかにしてしまい、これが「胸が苦しい」と感じる理由になる場合も…。
好きな人への感情が強すぎると自分を苦しめるだけでなく相手にも重圧を与えてしまい、ふたりの仲も不安定なものへと進みやすいでしょう。自分の気持ちをコントロールすることができなくなると、恋を苦しいものと捉えやすくなります。
◆愛されているか不安が強い
相手からの連絡や態度に一喜一憂したり、他の女性と仲良くしているのを見ると嫉妬したり…。自分に自信がなく相手に対して不信感や疑心暗鬼な思いを抱くときには、恋は苦しいものになりがちです。
相手に愛されているかという不安が強いと、相手に依存しすぎたり束縛したりする流れにもなりやすく、自分への愛情を確信できない日々が長くなるほど恋を苦痛に感じてしまうことも。どんどん余裕がなくなってくるので精神的にも負担を感じやすくなります。
◆自分に自信がない
自分に自信がないと、相手にふさわしい存在ではないと思ったり、相手に見捨てられるのではないかと不安を感じたりする頻度が増えます。
また、こういった心理状態になってしまうと、相手からの愛情表現や褒め言葉を素直に受け取れません。自信がないがゆえに自分から積極的にアプローチしたり、素直な気持ちを伝えたりすることもできなくなり、目の前の恋に対してどんどんストレスが大きくなっていきます。
◆初めて本気の恋愛をしている
初めて本気で誰かを好きになったときには、自分でもその感情がどういうものかわからなかったり、自分の気持ちにどのように対処すればいいかわからなかったりします。
“本気の初恋”はピュアなものですが、同時に不安定で傷つきやすいものでもあります。恋愛そのものに対して戸惑いが強くなると、自分らしく振る舞うのも難しくなり、恋に苦しみを覚えがちです。
◆不毛な関係に陥っている
付き合っている相手との関係が進展しない、または停滞しているなど不毛な関係に陥っているときにも、恋が苦しいものになりやすいでしょう。
片思いや両思いだけど付き合えない関係や、浮気や不倫の関係、付き合っている相手とのすれ違いや冷めた関係なども不毛な関係です。こういった不毛な関係に陥っていると相手との未来が見えなくなり、自分がしていることが正しいのか自信をもてなくなってどんどん苦しい気持ちが蓄積されていきます。
胸が苦しい恋に陥りやすい人の特徴3つ
誰かとお付き合いをしてもうまくいかなかったり自分の気持ちが報われないことが多かったり… と、恋をすると「胸が苦しい恋」になりやすい人には傾向も。自ら“胸が苦しい恋”という状況を招いてしまうケースも多いのです。
◆依存心が強い
寝ても覚めても好きな人のことばかり考えてしまい、付き合っている場合には愛情表現を求めすぎてしまう人は、自分から胸が苦しい恋をつくってしまいがちに。相手から嫌われたくないという思いも日増しに強まり、空回りするような言動が増えていきます。
相手を束縛したり自分を犠牲にしたりしながら、相手を繋ぎ止めようと努力するのですが、これが相手からは重圧に感じて逆効果になることも。そうなるとふたりのあいだにギクシャクした空気が流れ、苦しみを招く恋に至りやすいでしょう。
◆感受性が豊か
感受性が豊かなのは決して悪いことではないけれど、恋愛においては感情や感覚に敏感になりすぎてしまうと、小さな出来事にも一喜一憂してしまう原因にも。自分の素直な気持ちを相手にぶつけすぎることで、相手が戸惑ってしまって関係が悪くなる場合も少なくありません。
◆思い込みが強い
自分の考えやポリシーに従うのは間違ってはいませんが、いわゆる「思い込みが強い」というレベルまでいってしまうと、相手に理想や願望を押し付けたり、相手の状況を無視したような言動をしてしまうことも。そんな関係に相手が不快感を覚え態度や行動に変化があらわれると、思い通りにならない相手に意地になり、相手に執着し始める流れを迎えやすいでしょう。
胸が苦しい恋を卒業する方法3選
胸が苦しい恋をしている自覚があっても、なかなか状況を変えられない場合もありますよね。胸が苦しい恋から卒業するための方法を3つ探っていきましょう。
◆恋愛以外のことを優先する
胸が苦しい恋から卒業するためには、恋愛以外のことを優先する心がけが必要です。恋に集中するだけでなく、自分自身の成長や興味を追求する時間をつくり、恋愛から離れる時間を増やしていくことが大切です。
意識を恋愛以外のことに向けられるならなんでもよく、仕事や勉強、趣味や友人との時間を増やしていくうちに心のバランスを取り戻し、新たな充実感を見つけることができます。
◆信頼できる人に相談する
胸が苦しい状況から解放されるためには、信頼できる人に相談することでも効果が見込めます。親しい友人や家族、または専門家やカウンセラーに相談するようにすると、自分の感情を整理しながら客観的な目線でのアドバイスを得られるでしょう。
第三者の視点を知って的確なアドバイスを聞くと、新たな視点を得ることができます。耳が痛いと感じるアドバイスもあるかもしれませんが、冷静に意見を聞き入れる心がけが大切です。
◆しばらく恋愛そのものをお休みする
しばらくのあいだ恋愛そのものをお休みすると決めてしまうことも、現状を変えるためには有効な方法です。自分自身に向き合う時間をつくり、心身の回復を待つことも大切です。
新しい趣味や興味を見つかればそこから新しい自己成長に取り組むこともできますし、恋愛に休息期間を設けることで、今までとは違う自分に変わるチャンスにも恵まれやすいでしょう。
胸が苦しい恋をすると恋愛スキルが上がる
胸が苦しい恋は、恋愛の経験値を上げていくうえでは避けては通れない道かもしれません。切ない思い出しか残らないような恋でも、胸が苦しい恋を経験すると、恋愛スキルは確実に上がります。
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並木まき
ライター・時短美容家、メンタル心理カウンセラー。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。