いつもの料理を【三種の器】でもっと素敵に♡
【浅いグラス】【深めの中皿】【オーバルのリム皿】の三種の器を、実際に使うとしたら? Oggi世代のライフスタイルに合わせて、シーン別にコーディネートしてみました。これからは、この三種の器が新ベーシック!
器/すべてスタイリスト私物(オーバル皿・伊藤 環さん作、中皿・鈴木絵里加さん作、グラス・ZARA HOMEで購入)
教えていただいたのは…
料理家・フードスタイリスト/竹中紘子(たけなかひろこ)さん
大学在学時からフードコーディネーターのアシスタントを務め、卒業後、出版社の広告営業職を経て独立。雑誌での料理提案や料理店のブランディングなど幅広く活躍中。
働く女性のおなかと心をちょうどよく満たす器たち
器は、小皿、飯碗、パスタ皿、丼と、つい用途別に集めたくなるもの。でも、たとえば残業帰りの遅い夕食、リモートワーク中のランチ。そうたくさんの量や品数をつくって食べるわけではない… と考えると、使い勝手がよくて気分が華やぐ器があれば、数をそろえなくても心を満たす食卓は完成します。
今回そんな視点からセレクトしたのは、シンプルで飽きのこない、それでいてさまざまな料理を引き立ててくれる器たち。洋服のコーディネートを楽しむように、自由な発想で使ってみて。
働く私が、【三種の器】を使うなら…
1. 平日の夜ごはんは… オーバルのリム皿×浅いグラス
〈POINT〉
・グラスを置くと、ほかの料理の位置も自然と決まる
・買ってきたお惣菜とごはんをワンプレートに盛るだけで見違える!
・ただの丸皿より余白のバランスがとりやすい
「オーバル皿はひとり分のおかず、副菜、ごはんを盛るのにちょうどいい形。グラスは、サラダのほか、ひじきの煮物や酢の物など、ほかの食材に味を移したくない料理を盛るのに重宝します」(竹中さん)
2. テレワーク中のランチは… 深めの中皿×浅いグラス
〈POINT〉
・丼ものや麺類など、1品でさっと済ませたいときに
・ジャストなサイズトッピングも薬味も全部のせられる!
「中皿はおかずを盛る器だと思いがちですが、そうめんや簡単な丼ものなど、1人前の主食を盛るのにぴったり。ひと皿で完結する気軽さは、忙しいお昼どきの洗いものを減らすのにもひと役買ってくれるはず」(竹中さん)
3. 彼が来る週末ごはんは… オーバルのリム皿×深めの中皿×浅いグラス
〈POINT〉
・三種の器を総動員すれば、ちょっとしたディナー仕立てに
・おかず皿やスープカップとしても本領発揮
「チキンのグリルなど、シンプルな料理でも、グリーンを添えてオーバルのリム皿に盛るだけで、ビストロ風のメインディッシュに変身。スープや簡単な副菜を用意すれば、コース仕立てで楽しめます」(竹中さん)
●掲載した私物は現在、取り扱いのない商品もありますので、ご了承ください。また、作家やショップへのお問い合わせはご遠慮ください。
2023年Oggi7月号「いつものごはんがもっと素敵になる! 『三種の器』を集めよう」より
撮影/川上輝明(bean) スタイリスト/竹中紘子 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部