「キザなセリフ」とは?
まずは「キザ」の言葉の意味を確認してみましょう。
気障(きざ)… 服装や言動などが気どっていて嫌な感じをもたせること。また、そのさま(小学館刊・デジタル大辞泉)
「キザ」は漢字で「気障(きざ)」と書きます。もともとは気障り(きざわり)という言葉から、省略して「きざ」と発音されるようになったそうです。昨今ではカタカナで「キザ」と表記する人も多いでしょう。
「キザなセリフ」というのは、聞いて恥ずかしくなるようなナルシストなセリフやいかにも演技のようなわざとらしい言い回しのことを指します。
良い印象として受け取られることが少ない場合もありますが、なかにはそんな「キザなセリフ」が好きだと感じる肯定派も一定数いるようです。
女性が言われたい「キザなセリフ」は?
男性からうっとりするような「キザなセリフ」を言われ、恋心を抱いてしまった経験がある女性もいるようです。では、具体的にどんな表現が胸をキュンとさせるのか、女性が言われたい「キザなセリフ」についてアンケート結果を元に見ていきましょう。
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
好意が伝わるセリフ
定番の「好き」「愛している」など好意を示す言葉や、突然の「甘い言葉」に胸キュンしてしまう女性も多いようです。ですが中には、「特別な言葉なので大切なときにだけ使ってほしい」という意見もあり、感じ方は人によってそれぞれです。
「こんなに俺と合う人、初めて」(30代・奈良県)
「この世界中の誰よりもお前のことが好き」(30代・福岡県)
「愛してる」(30代・福岡県)
「日常的に好意を率直に伝えてほしい。愛してるとか」(20代・東京都)
「好きだよ」(20代・東京都)
「誰よりもお前のことだけが好き」(20代・東京都)
将来の期待ができるセリフ
「一生」「ずっと」など、将来が期待できるセリフも女性人気が高いよう。パートナーからこのようなセリフが出た場合は、情熱的に愛情を注いでくれる印象が強いので、未来を共に歩んでいけるような温かい気持ちに包まれますよね。
「お爺さんやお婆さんになっても一緒にいたい」(30代・千葉県)
「ずっとそばにいて」(30代・神奈川県)
「ずっと一緒にいようね」(30代・岩手県)
「一生好きだ」(30代・東京都)
「幸せにするよ」(30代・東京都)
「必ず幸せにする」(30代・千葉県)
特別感を伝えるセリフ
「好き」「愛している」よりもう一歩踏み込んだ特別感を感じる言葉は、受け取った側もドキドキ感を味わえます。「運命」「1番」「最後の恋」など、女性をその気にさせるワードをふんだんに盛り込んでいるのがポイント。
「君以外見えない」(20代・佐賀県)
「今までの女性の中で一番好き」(30代・兵庫県)
「これが最後の恋」(30代・群馬県)
「運命の人だと思う」(20代・佐賀県)
頼れるセリフ
男らしさを感じることのできる、包容力のあるセリフを言われると「この人ならすべてを委ねていいかも」と信頼度も増します。ごく自然に女性への思いやりを示せているような、レディファースト精神にもグッとくるのではないでしょうか。
「何があっても守る」(30代・宮城県)
「一緒にいるから安心しろ」(30代・大分県)
「どんなときでも君を守る」(30代・愛知県)
「全力で守る。すべてが愛おしい」(30代・東京都)
強引さを感じるセリフ
たまには少女漫画のようにドキドキしながら、強引にリードされたいと思いませんか? 自分に自信がある男性にしか言えない、オラオラな雰囲気も悪くないですよね。人前で言われるのは少し恥ずかしいかもしれませんが、思い出には残りそう。
「俺だけを見て」(20代・宮城県)
「俺について来いよ」(30代・山形県)
「俺のこと好きだろ」(30代・広島県)
「俺のところに来いよ」(30代・東京都)
「俺のもんや」(20代・大阪府)
「俺以外の男に口説かれてほしくない」(30代・大阪府)
褒めるセリフ
自分に自信のない女性は、男性から肯定的なセリフを言ってもらえると「自分を見ててくれる人だ」と安心感を抱き、もっと一緒にいたいと感じるようになります。また、自己肯定感をあげてくれる男性と過ごすことで、どんどん魅力が引き出されていくメリットもあるでしょう。
「いつにも増して綺麗だね」(30代・埼玉県)
「世界で一番可愛い」(30代・熊本県)
「そのままのあなたが一番綺麗だよ」(30代・福島県)
「世界中で一番綺麗」(30代・神奈川県)
「君はバラのように美しい」(20代・熊本県)
「世界一きれい」(30代・神奈川県)
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女性が引いてしまう「キザなセリフ」は?
本人はかっこよく決めたつもりでいても、女性目線では気持ちが冷めてしまう「キザなセリフ」もあります。実際、女性は男性からどんな言葉や表現をされたときに引いてしまうのか、意見が多かったものを3つ紹介していきます。
偉そうなセリフ
プライドが高かったり、自己主張が強い男性は、上から目線の偉そうなセリフが多めなことも。「男の俺がリードするべきだ」と思っているのかもしれませんが、女性からすると正直めんどくさいので関わりたくないという気持ちが湧く場合が。
「俺だけを見ていろ、それで十分お前は幸せになれるから… というナルシスト自己中セリフ」(30代・兵庫県)
「おまえは俺のものだ」(30代・神奈川県)
「俺がいないとだめだな」(30代・東京都)
「俺ってイケメンだろ」(30代・山形県)
「俺のこと好きだろうといった自惚れたセリフ」(30代・千葉県)
「俺様の言うことを聞け」(20代・大阪府)
「自分を過信しすぎているセリフは引く」(20代・福島県)
「お前、とか呼ばれると嫌」(20代・埼玉県)
ポエムっぽいセリフ
ポエム調のセリフは、好意がない相手から言われると困ってしまうセリフです。「初めて会った日に『運命』だと言われても実感がない」「誰にでも同じことを言ってそう」と不評な意見が多いよう。男性側は、自分に酔って気持ちよくなっているだけかも。
「君に出会うために生まれてきたんだ」(20代・神奈川県)
「君の最後の男になりたい」(30代・東京都)
「君の笑顔はきらきらしていていつも素敵だね。まるで夜空に瞬くお星様のようだ」(30代・福岡県)
「月よりも綺麗だね」(30代・千葉県)
「夢の中でも君に会えたらいいのに」(30代・東京都)
「綺麗なものみた時に君の方が綺麗だよとか言う」(30代・東京都)
「君の心にも雨が降っているね」(20代・熊本県)
古臭いセリフ
アニメやドラマの名言を真似るような古臭いセリフにドン引きしてしまう女性も。ジェネレーションギャップから、その言葉の意味が通じない… なんて事件が発生する場合も。シンプルな言葉選びが一番無難そう。
「可愛い子猫ちゃん」(30代・岩手県)
「君の瞳に乾杯」(30代・神奈川県)
「君の瞳に恋してる」(30代・東京都)
「一緒のお墓に入ってくれ」(30代・宮城県)
最後に
「キザなセリフ」は、少し過剰な表現に感じるので「少しやりすぎじゃないの…」と感じる女性も多いかもしれませんが、セリフによっては嬉しいと感じるものもいくつかあるはず。例えば、好意をシンプルに伝えてくれるセリフや女性を褒めてくれるようなセリフは好感度も高いのでしょう。乱用しすぎの場合は注意が必要ですが、特別なタイミングやシチュエーションできちんと愛情を伝えてくれるパートナーは大切な存在なのかもしれません。
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