ストライプ柄とは｜色別・季節別のおすすめコーデを紹介【スタイリストが解説】

シーズン通し人気の高いストライプ柄。今回は、ストライプ柄の種類やボーダー柄との違いをスタイリストが解説します。さらに、ストライプ柄を今っぽく着こなすポイントや、色ごと・季節ごとの着こなし実例も！

1 ストライプ柄とは
2 【2023年最新】ストライプ柄コーデのポイント
3 【色ごとの着こなし】ストライプ柄を使ったおすすめコーデを厳選
4 【季節ごとの着こなし】おすすめのストライプ柄コーデを厳選
5 はおりやインナーetc.用途に合わせて使いわけて！

ストライプ柄とは

シャツやワンピースで取り入れられることが多いストライプ柄。定番のモノトーンやネイビー×白だけでなく、最近ではグリーンやピンクなどのカラーストライプも人気。そんなストライプ柄の特徴や種類について、スタイリスト・城長さくらさんに聞きました。

ストライプ柄の特徴と歴史

「ストライプ柄とは、縞模様のこと。日本では一般的に、縦向きの模様のことを指します。ストライプ柄の起源は古く、中世ヨーロッパまで遡るのだとか。今でこそ人気の高い柄ですが、当時は『悪魔の象徴』として使われていたそうです。『なぜ？』と思ってしまいますが、社会的地位の低い人が、縞模様の服を無理やり着せられることもあったのだとか。また国によっては『囚人服』として、黒と白のストライプ柄を使うことも。

かつてはあまり良い印象のない柄でしたが、時代とともにそのイメージや用途が変わっていき、いつしかだれもが使うように。今シーズンは、定番のストライプシャツがシアー素材になったていたり、ワンピースに太めのストライプ柄が入ったデザインが多く見られます」

ボーダー柄との違い

「ボーダー柄とは、横方向（水平）の縞模様のこと。一般的に、ストライプは縦縞、ボーダーは横縞のことを意味します。ただし、ストライプとボーダーを使いわけているのは、実は日本だけ！海外では縦縞も横縞もみんなストライプ柄と認識されています。だから、『ボーダー』は、海外では通じない和製英語なんですね」

ストライプ柄の種類

ストライプはとても種類の多い柄。その一部をご紹介します。

ピンストライプ

「針のような小さい点が連続し、細い縞に見える柄。近寄らないと見えないくらい薄いストライプも多く、スーツによく使われています」

ペンシルストライプ

「鉛筆で書いたような太さのストライプ柄。線が細く、ベースの生地と柄がなじみやすいため、きれいめな印象で着こなせます。スーツやワンピース、ジャケットなど、通勤仕様の服に使われることが多いですね」

ロンドンストライプ

「ブロックストライプの一種で、地と色の部分が等間隔なのが特徴的。線が太いため、ほかのストライプ柄に比べて、カジュアル感が強め。シャツやシャツワンピースに使われることが多いですね。トラッドスタイルとも相性抜群！」

ヒッコリーストライプ

「ネイビーに白の縦ラインが入ったデニム生地。汚れが目立ちにくいことから、作業着に使われることが多い生地でした。デニム素材ということもあり、カジュアルなスタイリングに使われる人気の柄」

レジメンタルストライプ

「縦ではなく、斜めに縞模様が入っているのが特徴的。太さや色が違う線がMIXされているため、華やかさもあります。ネクタイでよく見る柄ですね」

【2023年最新】ストライプ柄コーデのポイント

定番の柄だからこそ、着こなしをアップデートしたいストライプ柄。大人っぽく、こなれて見せるコツを解説します。

POINT1｜まずは定番のブルー系シャツを一枚！

ブルーストライプシャツ
「単体でもはおりとしても活躍するストライプシャツはぜひ手に入れたいアイテム。とはいえ、ストライプ柄の種類は多く、カラーもたくさんありますよね。その中でもおすすめは定番のブルー系。
きれいめが好きな方はピッチが狭いピンストライプやペンシルストライプを、カジュアルめが好みならピッチが広いブロックストライプを選ぶと良いでしょう」